アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ZOMBIE ATTACK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人生は、もともと悲愴なものと滑稽なものとの結合がなくては堪えられないほど、宿命的に厳粛なものである」

By ハインリッヒ・ハイネ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*新・金持ちvs新・貧乏人

 ちょっとネットサーフィンしていたら、面白いモンを見つけたのである。タイトルはズバリ【新・富裕層と新・貧困層の対決が始まった!】という過激なタイトルである。こーゆー時、リンク先さえ設定しておけば粗筋すら書く必要が無いから、ブログってホントに便利である。ワタクシ的な感想であるが「来る時が遂に来たかぁ〜(´Д`)」って感じである。アメリカやイギリスなんかを見れば分かると思うが、先進国で資本主義国家ならコレがFAである。世の中における価値の客観的基準がカネである限り、カネは力(学力、体力、魅力、コミュ力、管理力、求心力、技術力、表現力、資金力、武力、暴力、その他諸々の力)を持ってるヤツに集中するのは当然の話である。でもって、能力のあるヤツと無いヤツじゃ話が合わないのは偶然ではなく必然である。メジャーリーガーと草野球選手の間で野球談話が成り立つであろうか、つまりそーゆー事である。


 金持ちに更なる税金を与える?相続税を100%にする?犯罪者を厳罰に処する?ムダな事である。たとえ全ての人の財産と地位を全て同じにしてゼロから始めたとしても、最終的には力のあるヤツのトコに全部集中する→力のあるヤツが世の中を支配するという構図は変わらないって話である。貧しい人たちは「今の制度が悪い云々」とか言うけど、ワタクシに言わせれば「悪いのは事実だけど、その制度のお陰で貧しくとも野垂れ死なずに済んでいるんだという事をお忘れなく」である。法律も制度も社会も全て壊してしまったら、上記にあるように力のあるヤツが更に栄える世の中、つまりガチ弱肉強食の世界に突入しちゃうワケである。だからワタクシは「革命を起こせ」だの「世の中をブチ壊せ」だのと言うヤツは基本信用しない。壊すのは簡単だけど、作り直すのは非常に難しいからである。


 ワタクシからの提案としてはズバリ「機会の拡充」と「ルールの更なる明文化」である。上記にもあるように、価値の客観的評価がカネである限り、カネが力のあるヤツに集中するのは避けられないのである。ムリヤリ平等化しようとしたら、力そのものが失われる→社会が止まってしまうからである。だったら”貧困層→富裕層”のルートを更に拡大して、挑戦するチャンスをより多くすれば良いのである。すると次はチャンスの平等性が問われる事になるから、今まで曖昧にしてきた部分をハッキリ明文化して議論できるようにする。貧困層サイドには「富裕層への道を開いてあげました」と言い、富裕層サイドには「もう今までの様になあなあじゃダメなんで、ソコんトコ宜しく」って言う。つまり可能な限りフェアに実力勝負をするワケである。コレで負けたのなら、残念ながら負けたヤツが悪い。


*内向きで滑稽な愛国心

 オリンピックサッカーの3位決定戦であるが、未だに収まる気配が無いってのがワタクシ的にはビックリである( ̄〜 ̄)あの韓国の選手が「独島は我が領土」ってプラカード掲げたアレであるが、ワタクシに言わせれば「内輪ウケ乙」ってトコである。諸外国に独島の所有権を認知させる?違う、アレは世界ではなく、国内に向けたパフォーマンスである。よーするに、スタジアムでプラカードを掲げて走る回る事によって「こんな大舞台で愛国心に溢れた行動してる俺って凄いでしょ(`・∀・´)」って韓国国民に対してアピールしてるのである。ワタクシが心底呆れたのは正にソレである。ぶっちゃけた話、ワタクシは日本海になんぞ用は無いから、竹島だろうが独島だろうが何だって構わない(笑)ただわざわざイギリスまでやって来て、短い期間とは言え”世界”ってシロモノを体験したにも関わらず、心は未だにあの狭くて小さい朝鮮半島に囚われたまんま。ハッキリ言って無粋且つ滑稽極まりないのである┐( -"-)┌


 モノホンの愛国者とは、他国の悪口を決して言わない者。ワタクシは常々そう考えている。何故なら他国にも愛国者はいるからである。だからワタクシはイギリスに居たU-23韓国代表の面々や、李明博大統領&ソレに便乗する連中は愛国者でも何でもないと断言する。よーするに上記同様「俺はココまで過激に反日行動が出来るんだぞ。だから勇敢で愛国心溢れる俺様を褒め称えよ<(`^´)>」ていう国内向けのパフォーマンス以外の何でもないのである。上記にあるように、メジャーリーガーと草野球選手じゃ野球議論は成り立たない。オラがムラの事しか眼中にない田舎モン相手に、国際問題の議論が成り立つかって話である(笑)だからニッポン政府は余計な事はせず淡々と降りかかる火の粉だけ払ってれば良いと思うし、実際そのようにしてるからソレはソレで良いと思うのである。


 こう言っちゃアレであるが、愛国心ってのは不満の捌け口の一つなのである。精神医学用語で言うトコの”置換”や”合理化”ってヤツである。自分トコの政治や社会に対する不満や閉塞感を反他国行動というシロモノに置き換えて、ソレに対する様々な負い目を「自分は愛国心の元にやっているのだから、多少ヤンチャしても容認される」という風にこじつけて正当化する。ニッポンじゃ馴染みが無いかも知れないが、諸外国(特に独裁国家)なんかじゃ民衆の不満のはけ口として用いられている常套手段である。民衆はストレスを発散出来てスッキリし、支配者は民衆の不満を(一時的に)自国から逸らすことができる。でもって今の韓国の経済はパンク寸前で、李明博ももう末期。察しの良いロンマニアの方なら、ココから先の説明は不要かと思われる。まぁニッポンは発展途上国であった期間が異様に短かった&民度が異様に高かったから、ソコんトコが初心だったのかもしれないが(^_^;)


*嫉妬と羨望のカクテル

 まぁ韓国の気持ちも分からんでもない。アジア諸国に「(願望としてではなく現実的に考えて)将来自分の国をどういう国にしたいか?」と問われたら、殆どのアジア諸国は「ニッポンのような国にしたい」と答えるであろう。念のため言っておくが、ワタクシはネトウヨでも何でもないので悪しからず(笑)願望なら何とでも言えるが、現実はそうではない。現実的に「国民に豊かな暮らしをさせる」「欧米の良いトコを最大限取り込む」「且つアジア的な美徳や文化はそのままに」考えると、アジアの中じゃニッポンが最高のロールモデルだからである。欧米は何ちゅーか、アジア人からすると「向こう側」って感じなのである。でもニッポンはアジア人にとっちゃ「こっち側」なのであり、アジア人にとって一番シックリ来るのは当然の話である。ニッポン人がニッポンから出たがらないのは、ニッポンがアジアで最も豊かだからというのもそうであるが、やっぱ「向こう側」と「こっち側」を分ける文化のカーテンによるモンだとワタクシは考えている。


 とどのつまり、韓国の反日ってのはココにも原因があるんじゃないかなと思うのである。過去の事もあってニッポンは嫌い。でも自分達の行くべき方向を突き詰めると、ソコにはニッポンがある。ならニッポンを追い越すしかないのだけど、いくらやってもニッポンには追い付かない。一部では勝てるけど、総合ではニッポンに負けてる事も知っている。先に行ってるニッポンから徹底的に学ぶのが一番の方法なんだけど、ソレは自分自身が許さない。ワタクシは常々思うのである。韓国の反日はニッポンに対する無知にあるのではなく、ニッポンを知り過ぎた故に盛り上がるのではないか、と。さて、コレ以上色々書くと余計な事に巻き込まれそうな希ガスので(笑)そろそろ撤収するに限る今日この頃であった。