アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PAIN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「起業する時は、山ほどの失敗、試行錯誤をする覚悟と、その中から本当に通用する独自のやり方を見つけ、それをとことん磨き上げる気概が大事だ」
By マイケル・デル

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*気概大国ニッポン
 気が付いたら「大ニッポン帝国」が「ニッポン国」になって、今日で丁度78年目である。コレは「江戸幕府」から「大ニッポン帝国」になった時もそうだったのであるが、ニッポンはデカい時代の変わり目の時に大躍進する歴史があるのである。その正体は何だろうとワタクシなりに考えてみたのであるが、その答えは「気概」じゃないかと思うのである。双方共ニッポンにグレートリセットが起こった時代で、前の時代に影を潜めてたヤツが機に乗じて表に出てきた時代である。アメリカで言うトコの「フロンティア精神」ってヤツが豊かだった時代なのである。

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 そう、国の作り直しを強いられたからこそ、あらゆる人が「ココは名を挙げるチャンスだッ!」って気概に溢れてて、ソレがダイナミズムと競争を生み出していったのである。市場にチャンスと伸び代があったからこそ、失敗のリスクがあろうとも皆果敢にチャレンジするのである。でも残念ながらその気概ある時代も1990年までであり、ソコから先は退屈な時代へ突入していったのである( ̄~ ̄)デカい失敗は無いけど、デカい成功も無い。何事においても「良いな」と思うモンは多くても「スゲェ」って思うモンは非常に少ない、安定はしてるがスリルの無い時代である。

クソゲーは気概
 バブル期以降、特に21世紀に入ってから、和製コンテンツは良質なのは増えたけど、その代わり旬を過ぎたら忘れ去られるモンが実に多いのである。ワタクシが常々言ってる「使い捨ての文化」ってヤツである。何故そうなるかって「単純に”良いだけ”だから」である。従来のやり方を踏襲して、確実にウケる要素を散りばめているのであるが、目新しいモンが殆ど何も無いからインパクトに欠けるのである。インパクトが無ければ心に引っかかるモンも無いから、結果忘れられてしまうのである。でも作り手は失敗が許されないから、そうだと分かってても退屈なモンを作り続けるしかないのである。

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 半導体不足も終息しつつあり店頭でSwitchを買えるようになったけど、未だ買う気が起こらん理由もコレである(笑)Switch買うとしたら和ゲーが中心になるのであるが、和ゲーを、特にSwitchの和ゲーをやる気が起こらんのである( ̄~ ̄)多分、てゆーかほぼ間違いなく、今時の和ゲーは良作が多いであろう。ただ上記にあるように「やればソレなりに面白いんだろうけど、でもやり終わったら記憶から消えるんだろうな (´Д`)」って思っちゃうのである。ぶっちゃけた話、ファミコン時代のクソゲーや奇ゲー珍ゲーの方がまだ強烈に記憶に刻まれるってモンである。

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 ファミコン時代は上記みたいなイカれたクソゲー奇ゲー珍ゲーが数多くあったのである。傍から見ればバカげているのであるが、でも作ってる側(主に中小メーカー)は「大手にできない事をして大手を出し抜いてやるッ!」って気概を以って作ったのであり、内容がアレだったとしてもゲーマー達に強烈なインパクトを残したのである。そのインパクトが強烈だったからこそ、発売からン十年経った今尚人々に愛され続けているのであろう。単なる「良いゲーム」は時と共に忘れられるが、たとえクソゲーであっても「凄ぇゲーム」はずっと記憶に残るのである。

*オタクには気概が必要
 前回ワタクシが「若いヤツがネオクラスポーツカーを好むのはオタクになりたいから」「オタクとは話が合いそうにない」と書いたのも、正にこの気概の欠落によるモンである。今時のオタクって「テメェの好きなモンをテメェの好きなように突き詰める」んじゃなく「同じ様なモンが好きな人等の中でテメェの熱量を認められたい」ってのが少なくないのである。じゃあ同好の士の中で認められようと思ったら何が重要かっていえば「嫌われないこと」であり、嫌われないにはどうするかって「昔のやり方を踏襲する」のである。そう、気概の無いオタクなんてのは、単なる懐古主義者に過ぎないのである。

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 そう、今時オタクを自称するヤツ等の行動ってのは、傍から見てて滑稽なのである。受動的に与えられたモンを選んでるだけでテメェでは何も生み出さず、公式発表は信じないくせにネットSNSの噂話はアッサリ信じ、空気読みや仲間との絆を強調するくせに修羅場が訪れたら我先に逃げる。そんなヤツ等とコミュニケーションしたトコで新しい発見も無けりゃ、何のインスピレーションも得られないのである。もう分かり切った事を他人と延々と話すよっかは、独りで新しい分野を開拓した方が全然楽しい。チームワークと集団主義は似て非なるモンだと改めて思う今日この頃であった。.