アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE MORNING AFTER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人は反感から愛へ向かう。だが愛することから始めて反感に達する場合には、決して愛には戻らない」

By モリエール(ジャン=バティスト・ポクラン)


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


厨二病という名の商品

 人が場所を選ぶのではなく、場所が人を選ぶ。ワタクシはそう考えているのである。お役人の頭が固いのは何故か?役人に求められるのが「安定して国を運営する事」だからである。ニッポンには活気が無いと言われるが、ワタクシはそう思わない。世界相手に切磋琢磨してる業界や、非主流で発展性のある業界なんかは、やっぱアクティブな人材が集まってくるモンである。たとえばエンタメ業界やゲーム業界である。CEDECで行われた【日本人の男は9割9分ロリコン】とか【中二ポーズを表現するための分析と理論、その実践について】とかを読んでいると(商売のプロなんだから、ある意味当然っちゃ当然なんだけど)その考察の深さには驚かされるばかりである(^_^;)何ちゅーか、ココまで考え抜いて作品を作らないと、エンタメ業界やゲーム業界じゃ生き残れないのかって感じである。ソレと同時にワタクシはこうオモタのである。自分達が「反抗心」「反骨精神」と考えているシロモノも、実は上手く誘導されて商品化されてるんじゃないか、と。


 ヤンキーやDQNがその良い例である。連中は口々に「俺は凡人とは違う」「コレが俺の個性だ」とか言うけど、よくよく観察してみると皆同じようなファッションをしていて、皆同じような言葉遣いをしていて、皆同じような流行を追いかけていて、ンでもってホントに違う事やってるヤツを締め出している。よーするに、連中にはホントの意味での個性が無いのである。連中がバカにしている”凡人”と同様に、仲間との一体感の中で安心したいのである。主流派に混じれない、けど一体感は欲しい。目立ちたい、でも目を付けられて孤立したくない。独創的でありたい、でも自分自身が分からない。そんなヤンキーやDQNの心理を知り尽くした商売人が貴方のボスだったら、貴方は大ヒット商品の誕生の瞬間を目のあたりにするであろう。人間というナマモノは孤独に耐えられるほど強くはないし、自分自身を完全に理解できるほど賢くないし、現実を直視するだけの視力もないし、責任を背負って歩く体力もないのである。


*神次元のハンドリング

 かつてホリエモンライブドアのシャッチョだった時代に「皆さん、シッカリ勉強してくださいね。さもないと、アタマの良いヤツらに食い物にされますよ」と言った事があるのを思い出したが、こーゆープレゼンを見るとホリエモンは正しかったのだと思い知らされるのである。世の中は余りにも広く深くなりすぎて、実際に全てを自分で検証するには時間が少なすぎる。でもって、アタマの良いヤツらはその隙を狙ってくるってワケである。さていきなり話は変わって、毎月のアレと行こう(笑)

今回はハンドリングの特集であるが、こーゆー特集を見る度に「やっぱ早めに免許取っといて、非力なFRで色々練習しておけば良かったなぁ〜(´・ω・`)」と思っちゃうのである。別にドリフトしたいとかそういうのではなく、いざという時のマシンコントロールに役立つからである。ワタクシが免許取ったのは26の時で、クルマ乗り始めたのが30の時で、モータースポーツ始めたのが32の時。でもって車歴はGDB→R35の2台だけ(笑&実話)つまり相対的にも絶対的にも経験が足らないって話である(^_^;)ワタクシが軽くて非力なFRをセカンドカーとして欲しがる理由が正にコレなのである。時間は巻き戻せないんだから、コレから先で何とかしなくちゃならないってワケである。


神次元ゲイム ネプテューヌV(神限定版) - PS3

神次元ゲイム ネプテューヌV(神限定版) - PS3

いきなり話題が変わってアレだが、アマゾンでポチっていたのがもうすぐ届く話である(笑)ワタクシは常々「ギャルゲー&萌えゲー&エロゲーこそが和ゲーの救世主」と言い続けているのであるが、その旨は未だ変わらない事を言っておくとしよう(爆)理由は簡単、フツーのゲームじゃロックスター、EA、ベセスダ、UBIといった洋ゲー大手の作るソレに最早及ばないからである。その点、マンガやアニメの知識やノウハウは未だ圧倒的にニッポンが優位だし、ニッポン人の精神性に深く結びついた”萌え”の演出はニッポン人以外には再現不可能だからである(核爆)海外のヘタなパクリなんかよりも、キワモノであろうとも他国にはマネできないソレの方が価値があるんじゃないかとワタクシは思うワケである。


*アンチテーゼの旗の元に

 話は戻るが、スバヲタには「自分は(自称)スバリストだからスバル車以外に乗らない」っていうヤツが実によくいるのであるが、こーゆーヤツが「アタマの良いヤツに食い物にされる厨二病の消費者」の典型だとワタクシは考えるのである。上記の一言から「他社のクルマの事は乗った事が無いから知らない。知っててもカタログスペックだけ」「スバル車に乗ってる自分が見識的でカッコ良いと思っている」「他社のクルマ、特にトヨタとかのメインストリームなクルマに乗ってる人達をバカにしている」「他の可能性を見ようとも考えようともしないし、見たり考えたりしたら負けだと思ってる」「たとえ間違っていたとしても持論に固執して意固地になり、持論と共に滅ぶナルシズムを持ち合わせている」って事が分かるんだから、商品を売る側としてはカモネギとしか言い様がないって話である。


 チューニング業界にはスバル車用(特にインプレッサレガシィ用)パーツが多数あり、スバル車をほぼ専門にしたようなチューニングショップが多数あるのは、つまりそーゆー事なのである。でもってスバル車(特にSTIインプとレガシィの)のオフ会に行くと、その独身率&オタク率の圧倒的なこと圧倒的なこと(笑&実話)元GDB乗りとしてワタクシ自身もそんな世界に飛び込んだ事があるし、スバヲタ相手の大トラブルに巻き込まれた事だってある(爆&実話)スバル車、特にWRX-STIシリーズやレガシィは素晴らしいクルマであるのはワタクシも認めるが、いかんぜんスバル車をアンチテーゼの旗印として使う厨二病のオタクが残念過ぎるのである┐(´д`)┌孤立して迫害されたって構わないし、迷って失敗したって構わない。好きなモンを好きって言って、嫌いなモンには誰が何と言おうと目を向けない。自分がバカであることを認めて、常時勉強して反省と検証を心がける。たったソレだけなんだけど、ソレだけが難しい事を実感した今日この頃であった。