アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

TERROR FOR SALE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「有益であろうと、必要でないものは買うな」

By 大カトーマルクス・ポルキウス・カトー・ケンソリウス)


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*至れり尽くせりの余計なお世話

 ネット動画や音楽が見れて、ショッピングや旅行の予約も思いのまま。スカイプツイッターも出来て、お出かけスポットや健康管理もお手の物。Wi-Fiでモバイルと接続も出来て、無線LANも対応していて、外付けHDDもあって、そして勿論3D映像も観れる。パソコンの話ではない、テレビの話である。今の時代、テレビで出来る事はこんなに増えていたって話である┐('〜`;)┌ワタクシにとっては「テレビ=ゲーム機のモニター、時々衛星放送と極稀に地上波の鑑賞装置」だから関心なかったのであるが(笑)今時のテレビはこんなにも多機能になっていたのである。で、ソレは必要不可欠な装備なのであろうか?ワタクシは「ノー」と答える。何故ならそーゆー機能が欲しい人は、個別にパソコン買うからである。


 テレビに限らず、今のニッポンの電化製品は何だってそうである。兎に角、余計な付加機能がゴチャゴチャついてくるのである。テレビ然り、ガラケー然り、ゲーム機然り、パソコン然りである。でもってソレ等は大概オミット不能である上に、本体の値段も決して安くない→よーするに中途半端な付加機能に余計なカネを払わされるのが、ワタクシ的にひじょ〜〜に気に食わないって話であるo(`ω´*)o今のニッポン製品って、いわば十徳ナイフみたいなモンである。機能が沢山あって便利に見えるけど、全てが中途半端なのである。スナップオンもそう、KTCもそう、有名所は皆そう。ちゃんとした工具には十徳なんちゃらは付属していない。たとえ場所と手間を多少取っても、きちんと作り込まれた道具に勝るモンは無いからである。


 ニッポンのモノ作りの最大の欠点は何か?ブランド力を磨いてこなかった事である:

ニッポン製品のイメージは未だに「安くて高性能」に囚われている

韓国・中国が良い例であるが、今や「安くて高性能」はニッポンだけの専売特許じゃなくなっている

でもって、ニッポンの人件費は上げる以外に選択肢はないから、自ずと「安くて高性能」には限界がある

( ゚Д゚)マズー

1)価格を上げて品質をキープする
2)どこかで手を抜くなり、コストダウンした部品で作った製品を出す
3)余計な付加商品を多数付けて値上げの免罪符にする

ニッポンのメーカーにはブランド力が無いから(1)はムリ

自ずと(2)か(3)になる

(2)を選ぶと「ニッポン製品の質が落ちた。ニッポン製品\(^o^)/オワタ」と言われる

(3)を選んでも「ゴチャゴチャし過ぎてる上に使えない。ニッポン製品\(^o^)/オワタ」と言われる

/(^o^)\ナンテコッタイ

ベンツやBMWが良い例であるが、今後ニッポン企業が取るべき道は(1)だけだと思うのである。確かに規模は小さくなる。が、そうする事で生き残る可能性はグンと上がるからである。いずれにせよ「安くて」と「高性能」は本来相反した言葉なのであるから、今までやってこれたのが奇跡だと思うのである。


*高く&太く

 ちょっと話を変えるとしよう。まぁスバルに新しいプラットフォームを起こすだけの能力がない事は分かっていたのであるが、やはり【WRX-STIのベースは現行インプになるっぽい】のと【ソレっぽいテストカーも見られた】との話もチラホラである( ̄〜 ̄;)この現行インプがWRX-STIに適さないというワタクシの持論は先日述べた通りであるが、ソレ以上にワタクシは現行インプが好きになれないのである(-_-;)現行レガシィは大嫌い。現行インプは好きになれない。現行フォレスターはどうでもいい。エクシーガ?何ソレ美味いの(笑)てゆーか、気が付いたらBRZ以外好きなスバル車が無くなっているのである(^_^;)昔はレガシィ(BP/BL型)やフォレスター(SG型)もそこそこ好きだったのであるが、今のモデルは大概ダメなのである。


 理由は「今のスバル車はスバルらしくない」ちゅーのがワタクシの考えであり、ソレが最も顕著に表れてるのがレガシィであり、現行インプだからである。安全基準は日々高くなっていく&クルマに要求されるパワーは日々上がっていく事から、クルマが大型化&重量化するのは世界共通なので仕方がない。問題はソレに対する対処の仕方である:

安全基準やパワーと同様に、快適性と利便性は上げていく以外の選択肢がない

すると当然、居住空間も大きくしていくしかない

でも道が狭いというニッポン国土の都合上、全長と全幅は増やすことには限界がある

( ゚Д゚)マズー

前後左右に伸ばせないんだったら、上に伸ばすか膨らますしかない

その結果としてメタボなデザインになる

/(^o^)\ナンテコッタイ

仕方ない事?ワタクシはそうは思わない。欧州車なんか見てみれば分かると思うが、肥大化してもソレなりにスタイリッシュにまとめて来てるし、居住空間以外の価値で売りに来ていたりするのである。その一番良い例が【フィアット500】である。同クラスのニッポン車と比べても狭い&燃費悪い&非力&高い。でも「ソレでもフィアット500が☆O(> <)O☆欲しいっ!」って言わせる魅力があるし、実際ニッポンでも結構売れている。


*効率を超えた「何か」

 この【フィアット500】のソレがブランド力であり、本来あるべき企業努力だとワタクシは思うのである。だがニッポンのメーカーはソレをやらないで、重箱の隅を突くような低燃費競争や低価格競争に明け暮れている。ソレを「不毛」と呼ばなければ、他にどう呼べって話である┐( ̄ヘ ̄)┌ つまりワタクシがレガシィやインプを酷評してる理由がコレである。スバルだったら「他者より狭くて燃費が悪いけど、スバル車じゃなきゃダメなんだっ(>_<)」って納得させて売れるクルマが作れる&作れていたのである。が、今のスバルは上記のメタボスパイラルに完全にハマったようなクルマ作りをしていて、その代表が現行レガシィであり、現行インプなのである。そんなバックグラウンドで作られたベース車両のエボリューションモデルには、残念だが期待を小さくせざるを得ない。つまり、そーゆー事である。


 ただ「じゃあ新型WRX-STIが出ても試乗しないのか?」と問われたら、答えは「試乗?するに決まってるジャマイカ」である(笑)何らかんら言ってインプWRX-STIはワタクシの最初の1台だし、ワタクシにクルマの楽しさを教えてくれたクルマであるし、故に一生忘れる事の出来ない思い出になるであろうからである。そんな思い出の詰まったクルマの”子孫”なんだから、何らかんら言っても乗るに決まってるのである。気に入ったトコがあればちゃんと褒めるし、ダメならダメでブログのネタになる(爆)何だかんだ言ってインプレッサというクルマは大好きだし、ソレを作ったスバルというメーカーにワタクシは非凡さを見出している。何時になるかはわからないが、ワタクシがドイツ車フリークになる前に(核爆)スバルの本気の本気を味わいたいと思う今日この頃であった。