アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RITUAL DE LO HABITUAL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「教育は青年にとっては制御された気品。老人にとっては慰め、貧者にとっては富、富者にとっては飾りである」

By ディオゲネス・ラエルティオス


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*スピードスケートvsフィギュアスケート

 グリップ走行(通常のスポーツ走行)とドリフト走行の違いは何処にあるか。例えるならグリップはタイムを削ってナンボのスピードスケートで、ドリフトは美しくてナンボのフィギュアスケートといったトコである。どちらも「技術を極める」という点では同じなんだから、手段や目的は違えど尊敬に値する。というのが従来のワタクシの解釈である。谷口信輝織戸学みたいに、ドリフトを極めた人はグリップでも速かったんだから、やっぱ根本に同じモンがある時点で尊敬に値する・・・・はずだったのである( ̄〜 ̄;)だが何ちゅーか【件のイベントでのバカ騒ぎ】を見てると、ワタクシの認識を改めざるを得ないとも思ったのである。でもって最近起こった【神戸港でドリフト、クルマが転落して3人死亡】というニュースである。で、よくよく調べてみるとクルマはレガシィ→ドリフト向けのクルマではなく、潰れていたのはリアじゃなくフロントが中心→ドリフトじゃなく単なるアンダーステアなのであるが、問題はソコにあるのではないのである。


 ワタクシが問題にしてるのは「埠頭で真夜中にこんな事してる連中→どうせドリフトのヤツ等」って短絡的に書かれてしまってる&世の中もソレを「またドリフトのヤツ等か」って深く突っ込まずに受け入れられてしまってるという点である。でもってドリフト関係団体も何ら声明を出していないどころか、代表者自身がブログで【道路交通法違反は走り好きの勲章】とかまで言っちゃってる始末である┐(´д`)┌つまりコレって自他共に「ドリフトは単なるDQNどもの遊びの延長でしかなく、決してスポーツではありません」って認めたようなモンである。ワタクシは「DQNはクルマ乗るな、モータースポーツするな」とは決して言わない。だがスポーツをやるんだったらルールを守り、スポーツマンの一員として品格を正さなきゃいけないのである。ソレが出来ないのであれば、ワタクシが前々から言ってたように「ドリフト滅ぶべし」である。てゆーか少子化&若者のクルマ離れに加え、ドリフト向けのクルマも年々数が減ってきているんだから、滅ぶのも時間の問題なのではないであろうか。


*直6と恐竜と緑の日

 この一件の何が愚かなのかと言ったら前にも書いたと思うが、せっかくプロ競技化して社会認知度も上げて、谷口信輝織戸学みたいなドリフト出身のスターも生まれた→ゴキブリみたく地べた這いずり回るDQNから名誉あるスポーツ選手への道が開けたというのに、ソレを他ならぬテメェの手で台無しにしてしまったという事なのである。まぁ地べた這いずり回っていたらリアルで死ねる欧米とは違い、ニッポンは治安が良い&ナマポも充実してる→地べたが居心地良いから、表へ出て苦労したくなくなっちゃうんだろうなぁとも思えるのである(^_^;)ソレはさておき、今日のお買いものである:

GT-R Magazine (ジーティーアールマガジン) 2012年 11月号 [雑誌]

GT-R Magazine (ジーティーアールマガジン) 2012年 11月号 [雑誌]

表紙見れば分かるように、もう何度目か分からないRB26DETTの特集である。この前のR'sミーティングの時も新パーツの発表が結構あったし、未だに【ニスモS2エンジン】とかがメーカーで作られていて、更には今年「RB26DETTファインスペックエンジン・ファイナルエディション」なるシロモノまで出るそうである(^_^;)第二世代乗りは「一生乗る」って人が少なくないから、こーゆー商売が成り立つんだろうなと思うのである。


374223702

374223702

ダイナソーJr.の新アルバム&シングルカット曲の”Watch The Corners”である。分かり易さや見た目の派手さは殆ど無いけど、その気怠そうなミドルテンポ&無気力そうな爆音ギターが実に心地良いのである。ハッキリ言って聴く人を選ぶ音楽だけど、ツボにハマるとスルメみたいに味わいが出てくるのである。時々こーゆースルメ系アーティストが出てくるから、やっぱアメリカのロックシーンは面白いのである。


ウノ!

ウノ!

グリーン・デイと1stシングルの”Oh Love”である。グリーン・デイは大坊の頃からずっと聴いていたんで、実は何気に好きなアーティストだったりする。当初は「永遠のガキ」って思っていたのだけど、前々作から急に大人になった&パンクらしくポリティカルになってたので、ソレ以来ワタクシの再評価は鰻登りである。今回三部作の一作目にあたるソレであり、10代をイメージしたガレージロックとの事であるが、ホントにそんな感じの飾りっ気ナシの直球ロックに仕上がっているのである。20代をイメージした2作目&30代をイメージした3作目が待ち遠しい限りである。


 話は戻るが、何故ニッポンとアメリカではドリフトが流行って、モータースポーツの本場である欧州じゃ流行らないかを考えてみたのであるが、ワタクシが導き出した結論は「ニッポンとアメリカはDQNでもクルマ買えるほど豊かだから」である(笑)何故「モータースポーツは貴族のスポーツ」と呼ばれていたのか?答えは簡単、モータースポーツ創成期(20世紀初頭)にクルマを持てたのは裕福な人たちだけであり、その中でも消耗や故障や改造がバカにならないモータースポーツをやれたのは、ソレこそムダにカネが余ってる貴族(当時はまだ資本主義や民主主義が主流じゃなかったから、ガチの貴族がいた)ぐらいなモンだったからである。でもってニッポンとアメリカの経済力は欧州のソレよりも頭抜けていて、DQNでもクルマを買える&改造できる→モータースポーツできちゃうって話である。でもってDQNは単純でハデなソレを好む→自ずとドリフトが持て囃されるワケである。だからもう「貴族のスポーツ」と気取る事はもうやめにして、モータースポーツの新しい方向性を求める必要がある。そう考えてしまう今日この頃であった。