アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BEST WISHES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「自殺するのなんてナルシストだけよ」

By コートニー・ラブ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*殺すって何ですか?

 何とも物騒なサブタイであるが、ワタクシは至って能天気なロクデナシなのでご安心あれ(笑)ワタクシが思うに「死ぬ」と「殺す」の違いは「ソコに特定個人(あるいは個人集団)への意図的な生命の簒奪があったのか否か」だと思うのである。だから「戦争(戦争そのものに特定個人を意図したソレは無いため)で死んだ」「敵兵(敵兵は意図的に特定個人を狙うため)殺された」と表現するのだと考えている。故に【「自殺」じゃなく「自死」と表現しろ】という訴えに関してワタクシは否定的なのである。何故なら「自分で意図して自らの命を奪った」のだから「自殺」としか言い様が無いのである。何ちゅーか「自死」とかいうと、あたかも「当事者以外に原因がある」「当事者だけが悪いんじゃない」と遠回しに言っているようにしか聞こえないのである。こう言うのは大変アレで心苦しいのであるが、自殺の最高責任者は当事者本人であり、決して世の中でも社会でも国でもないのである。


 ワタクシは自殺に対して否定的である。古参のロンマニアの方なら、ワタクシが「命は地球よりも重いから自殺はダメ!残された家族の気持ちを考えよう!」とか言うようなロマンチストでは決してない事は百も承知かと思う(笑)何故ワタクシが自殺に対して否定的かと言えば「自殺はメリットが無いどころかデメリットだらけだから」である。自殺するヤツの考えってのは「自分の死によって注目を集めたい、メッセージを伝えたい、世の中を変えたい」って意図が多かれ少なかれあるのであるが、ソコが問題なのである。考えてみて欲しい、ニッポンでは毎年3万人が自殺するらしいのであるが、その中で世間の注目を集められるヤツは指で数えられるほどしかいないのである。でもって、その指で数えられるぐらいの注目集めたヤツの中で、実際世の中変えられたのは何人いるか?答えは「限りなくゼロ」である。


 ンでもって自殺すると周りが大いに悲しむし、自殺したヤツが持っていたポテンシャルも永久に発揮できないまま埋もれる。自殺のデメリットは非常に大きいけど、メリットなんて皆無に等しいのである。もしも自殺防止キャンペーンのキャッチコピーを考えろと言われたら、ワタクシは「自殺よりも他殺」とするであろう(笑)流石に他殺まではアレだけど、実際リベンジする方法を模索した方がずっと建設的なアイディアが出るし、何よりデメリットが遥かに少ない&僅かながらでもメリットは増えるからである。そんな気力もない?自分は汚れたくない?リスクは背負いたくない?だったら言っちゃ悪いが、ソイツの物語はソコでお終いである。所謂自然の掟ってヤツであり、足の遅い草食動物は真っ先に肉食動物の餌食になるし、エサを獲れなくなった個体から真っ先に死んでいく。ソレと同様の事が人間社会でも起こってるって話である。何だかんだ言って、人間だって動物なのである。


*新・新しいスポーツカーX

 サブタイ見たら分かるように、重たい話からいきなりオタクなネタへの切り替えである(笑)ネタは勿論【今度の新型NSX】と、ついでに【ベイビーNSXについて】である。NSXそのものが楽しみなのは最早言うまでもなるまい。やっぱ何だかんだ言って、ホンダはニッポンで最もピュアなピュアスポーツカーを作っていたメーカーであり、その旗艦車種がNSXだからである。今じゃすっかり「NBOXとフィットの実用車メーカー」ってイメージがついてしまったホンダが、その実用性を度外視してまでも送り込むクルマである。そりゃ興味が無いと言えばウソになる。クルマ好きならばエンジンが後ろにある本格的スポーツカーを所有してみたい&乗りこなしてみたいっていう欲求は誰にでもあるモンであり、国産メーカーで唯一ソレをやってくれそうなのがNSXだけだからである。しかも2015年までに発売→14年モデルのR35を狙ってるワタクシとしては、正に待ってましたのタイミングなのである。


 日産&トヨタ&ホンダ。大手メーカー三社が三社ともスポーツ志向を打ち出したのは偶然じゃないとワタクシは考えている。今後ニッポン車が生き延びる道は高級&高性能路線だけだからである。今までの様に安くて高性能な大衆車路線で行ったら、間違いなく韓国や中国といったアジアメーカーに追いつかれる&追い越されるからである。ケータイ然り、テレビ然り、そしてやがてはクルマ然りになるって話である。が、ハイテクでは追いついてるとは言っても、超ハイテクは未だにニッポンの独断場だし、ブランド力だけなら未だにアジア内じゃニッポンがアタマ1〜2個分飛び抜けてる。だったらニッポン車は大衆車のもう一つ上を狙ってくのが、ブランド力と技術力の双方を上手く活かせるステージになるのである。その突破口になるのが「性能は欧州のスーパースポーツと同じ。でも値段はその半分以下で、機械の信頼性は格段に上」というニッポン製スーパースポーツってワケである。


*ポジティブなカネ、ネガティブなカネ

 たかがニッポン車、されどニッポン車である。アメリカやオーストラリアの砂漠ではオーバーヒートになって動けず→そのまんま乗り捨てたクルマの残骸が見られたりするのであるが、その中にニッポン車は1台も無い。アラブや中東で一番人気のあるクルマはレクサスで、その理由は「クルマ止まったら余裕で死ねる猛暑の中で、安心して移動できるから」という事。極寒のウラジオストックで一番人気のあるクルマが「極寒の中でもちゃんと走れる中古のニッポン車」だから、ニッポン国内で盗まれるクルマは高級車よりも実用車が多いんだとか。ワタクシが国産スポーツカーを好むのは、正にこの信頼性ゆえである。世界トップクラスのコスパもそうであるが、やっぱ超高速で駆け抜けるスーパースポーツなんだから安全性や信頼性は高ければ高いほど良いし、スーパースポーツの部品は高いんだから壊れない&壊れ難いに越したことは無いのである。


 ワタクシが中々輸入車に踏み切れない理由がコレである。値段が高いのもそうであるが、高い分だけ信頼性も素晴らしいのかと問われたら、必ずしもそうじゃないからである。高いモンを買う分には、その見返りがあれば惜しくは無い。チューニングが高くついたとしても、ソレだけの性能アップがあれば費用対策としてはおkである。が、低い信頼性ゆえの故障&修理費用の嵩みだけはワタクシ許せないのである(-_-#)高額商品やチューニングは実入りを生み出す「ポジティブなカネ」だが、修理は何も生み出さずムダになるだけの「ネガティブなカネ」だからである。ワタクシは贅沢が大好きだが(笑)ムダ使いは大嫌いなのである。欧州スーパースポーツがニッポン車並みの信頼性を手にするか、ニッポン車が欧州スーパースポーツ並みの官能性や感動を生み出すようになるか。長年ニッポン車を愛用してきた身として、できれば後者が良いなと思う今日この頃であった。