アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WITH ROOTS ABOVE AND BRANCHES BELOW

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「昨日の思想によって子供を縛るのは教育ではなく訓練である。明日の思想によって子供を縛るのもまた教育ではなくて訓練である。教育は訓練ではない。創造である」

By 野村芳兵衛


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*伝統って何ですか?

 コレはあくまでワタクシの持論であるが、ワタクシは学校をあくまで「勉強、及び勉強にまつわる諸々を習得する場所」と考えており、ソレ以上でもソレ以下でもないと考えている。義務教育が18歳まであるのなら兎も角、ニッポンじゃ高校から先は任意だから尚更である。学ぶのも自己責任で学び、何も得られなかったとしても自己責任だし、自らの行動の結果としてダメになっても自己責任である。籠の中の鳥を解き放つってのは一見素晴らしく思えるけど、解き放った後の事を考えると実はメチャクチャ残酷なのである。メチャクチャ残酷なんだけど、敢えて手を出さずシッカリ見守ってやるのが教育者の務めだとワタクシは考えてる。だから【某体罰高校の高坊どもの記者会見】見た感想としては「分かってねぇなあコイツ等┐('〜`;)┌」と言ったトコであろうか:

  • 在校生や受験生のことを考えたら → 社会や教育に与える影響の方が遥かに大きいし、そっちの方が重要度が高い
  • 市長から具体的な理由やメリットの説明がなかった → 考えれば分かる事だから言わなかっただけ
  • (市長は話を)十分に聞いてくれなかった → 分かってないヤツの言葉なんて聞くだけ時間のムダだから
  • 礼儀やマナーなど人として大切なことを学んできた → ソレは本来家庭で家族に教わるモン
  • 伝統は正しいと思っている → 伝統は腐敗してないからこそ価値があるのであり、今回は腐敗が問題になってる
  • 心に負った傷は深く → その傷を誰が負わせたのかって話。あと犠牲者や遺族の傷はソレ以上に大きい
  • 亡くなった子の思いを帳消しにしてしまう → ソレは加害者側が勝手に代弁して良いモンではない

よーするにコイツ等全員、テメェ等の視点でしか物事を考えられないのである┐( -"-)┌ワタクシも部活やってたから分かるが、部活って言わばクローズドサークル、閉鎖空間に近いモンがあるのである。ルールとか法律ってのは、意見や考えが異なる者同士が共通認識として最上位の判断基準に上げているモン→つまり閉鎖空間に陥りがちな部活動じゃ、法律による”法治”よりも人間関係による”人治”が優先になるのである。でもって、血液の流れの悪い生物組織がそうなるように、人間社会も人やモノや情報の流れが悪いと腐敗する。コレが所謂「ムラ社会」と、その問題点である。


 でもって、この高校を擁護する在校生やOB、OGってのは、いわば部活内でのレギュラー獲りや、人間関係での良い立ち位置を確保した、ある意味”ムラ社会の勝者”なのである。ンでもって、勝者は反省なんかしないって話である。勝者である連中からしてみれば「オラがムラじゃ当たり前の事なのに、何で叩かれなきゃいけないんだ?」とか「人間関係競争に敗れたアイツがそもそも悪いのに、何で自分達がペナルティーを受けなきゃならないんだ?」ってなるワケである。でもってカルト教団なんかがそうであるが、ああいう閉鎖的な環境にある連中ってのは自分達が大きな脅威に晒されると、より一層団結して”敵”からムラを守ろうとする。あの連中が世間の声に耳を貸さない&自分達の伝統に固執するのは、ソレを認めてしまえば「ムラ社会の勝者」という自分達のアイデンティティーが崩壊してしまうからである。


嗅ぎタバコと人喰い戦士と悪い宗教

 だから今回の体罰の一件についてのワタクシの意見は「この際だから一校だけとは言わず、全国的&徹底的にやっちゃえ」である(笑)前にも書いたが、体罰なんてムダの極みである。言って分からんヤツは切り捨てておk。切り捨てられた事で傷ついたんだったら、ソレは切り捨てられたヤツの自己責任である。厳し過ぎる?ソレが大人になる&自由を享受するという事である。さて久しぶりにアマゾンでCDポチッたんで、ソレを紹介するとしよう:

トゥルー・ノース

トゥルー・ノース

バッド・レリジョンの新アルバム&先行シングルの"F**k You"である。結成31年だけど、このアルバムを出すテンポの良さは脱帽モンである。今はCD出すよりもライブツアーやる方が儲かる→ツアーばかりやるからアルバムは4〜5年に1枚なんてのがザラなのだが、ライブ行かないワタクシのようなリスナーにとっちゃ楽しみ半減になってしまうのである( ̄〜 ̄;)特にベテランになるとオッサン化して体力が無くなるのかどうかは知らんが(笑)ただでさえ長いツアーが更に長くなり、アルバム発売のスパンも当然更に長くなる。そんな中、コンスタントに2〜3年でアルバム出してくれる&ベテランになっても勢いの衰えないバッド・レリジョンはマジでリスペクトする次第である。


ターゲット・アース

ターゲット・アース

カナダはケベック出身のプログレッシブメタルバンドであるヴォイヴォドのニューアルバムと、その収録曲の"Mechanical Mind"である。コレ知ったキッカケが実はFacebook内のヴォイヴォド公式ホームページであり、ソコからバンドが「アルバム作ってるよー(^-^)」とか「雑誌のインタビュー受けたゾ☆(ゝω・)v」とかリアルタイムで報告してくるワケである。ある日の更新で「今作ってるアルバムから一曲、YouTubeでオンエアするぞー(*^-゜)v」ってカキコあって、ソレがこの上記の曲で、聞いた瞬間「ヴォイヴォド(゚∀゚)キタコレ!!」ってなっちゃって、気がついたらアマゾンで予約入れてたのである(笑)恐るべしFacebookである。


ファイヴ・フォー・スリー・トゥー・ワン・・・パハップス

ファイヴ・フォー・スリー・トゥー・ワン・・・パハップス

イギリスのパンクバンドであるスナッフの新アルバムと、先行シングルの"In The Stocks"である。上記に「ベテランになるとただでさえ長いツアーが更に長くなり、アルバム発売のスパンも当然更に長くなる」と言ったが、スナッフが正にソレだったりする(笑)このアルバム、実は前作から10年振りだったりするのである(^_^;)もしもFacebookでリアルタイムに追っかけてなければ、多分アルバム出てた事も知らなかったんじゃないかと思うのである。改めて恐るべしFacebookである。


 つくづく思うのは、やっぱ音楽とネットの相性は抜群だという事である。ナップスターとかが出た時は一時期「CD売れなくなるから音楽\(^o^)/オワタ」って空気も流れていたけど、すぐさま「アルバム売れないんだったら、ライブで稼げばおk」って発想を切り替えて、逆にアーティスト側から積極的にタダで音楽を流してライブ集客を図る。その発想の転換&ソレを実行に移す決断力と速さこそが、ワタクシは欧米音楽シーンの凄いトコだと思うのである。ニッポンみたいに連日「CD売れない、CD売れない」って嘆いたり、ダウンロードやライブ中心のソレに移行したくても既得権益やしがらみ云々で身動きが取れなかったり・・・まぁ愚痴を言うとホントに限が無いんで(笑)iPadに取り込んだアルバムを聴きながら、同じくiPadにダウンロードしたジョジョの続きでも読んでいようと思う今日この頃であった。