ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「弱者は保護されようと欲して従属する。人間を怖れる人々が法律を愛する理由は、ここにある」
Ｂｙ リュック・ド・クラピエ・ド・ヴォーヴナルグ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊ブランドは己の中に
ブランドってのは自分自身に持つべき。他人はどう考えているか知らんが、少なくともワタクシはそう考えている。要するに、誇りを持つのなら自分自身の実績と能力と信念に対してであるべきであり、自分以外のソレ（所有物、所属してる組織、師事してる人間、伴侶や家族など）に持つのはNGだって話である。と言うのもワタクシの知る限りでは、モノの値段や希少性を押し出すヤツってのは相場が決まってるのである。テメェに自信が無いヤツである。最高級品ってのは、本来ソレを扱い切れる最高に実力のある人間が使って、初めて価値が出るのである。だからテメェに自信の無いヤツはソレを「さ、最高級品を所有すれば、じ、自分も最高に実力のある人間に見られるかも（震え声）」って逆手に取って考えるのである。でもってソレを「凄いですね(^-^)」「私も欲しいです(*´∀｀*)」とか言ってチヤホヤするヤツも同じである。同じようにテメェに自信が無いから、自分より強いヤツに縋りたいヤツである。
別にソレはそうしたいヤツの勝手＆何だかんだで世の中「数は力」だから、ソレが悪い事だとは言わん。が、ワタクシ的には「時間とカネが勿体無いなぁ(´д｀)」ってトコである。と言うのも、モノや所属や人間ってのは有限だからである。有限だから何時かは無くなるし、有限だから飽きが来るし、有限だから使ってる内に閾値がドンドン上がる。でもって、幾らソレを得るために時間やカネを使ったトコで、根源にあるテメェのコンプレックスは解消しないって話である。だから永遠にカネと時間を注がねばならず、しかも時を追う毎にその量は増えて行くのである。ソレだったら、その時間とカネを自分を高めるために使った方が良いとワタクシは思うのである。シューマッハはフェラーリ所属でなくてもシューマッハだし、年老いてクルマ乗れなくなって田舎で隠居しててもシューマッハのままである。何故ならシューマッハは自分自身がブランドだからである。
＊成功談話の功罪
ワタクシは成功者の談話って大好きである。そういうのを観たり聞いたりすると「自分も頑張るぞ〜(*￣0￣)/」って気分になるからである。自分と同業ならばそのノウハウをパクｒ・・・もとい学んで（笑）自分と同業でない場合はそのエッセンスを応用する。だから成功した発達障害当事者は、自分の苦労話や体験談や成功のノウハウをドンドン語るべきだと思うのである。魚を与えるだけでは３日持たないが、魚の獲り方を教えれば一生食えるようになる。だから積極的に語りかけて「自分も魚を獲れるようにるぞ〜(*￣0￣)/あの人もできるんだから、自分もできるはず(￣Д￣)ノ」ってガッツを与えるのである。でも世間にはそう思わない人も居るらしく、曰く「当事者は成功談を語るべきではない」んだそうである┐('〜`;)┌その言い分をまとめると、こんな感じである：
- 当事者の成功話は周りを辟易させる。羨望と嫉妬と格差を生み出すだけで、本当に不遇な当事者のためにはならない
- 自閉症啓発デーで多くの人が盛り上がるのは良いが、その陰で生活に追われていたり体調を崩してたりする当事者も居た事にどれだけの人が気付いていたのか
- だから自閉症啓発デーは何の意味もない。一部の成功者と開催者の自己満足でしかないから
- 自分も酔いしれていた、傲慢だった。今後は肝に銘じる
- 自分は恵まれてるだけ。能力、努力、方法論等ではない。ほとんどが運、環境、人間関係から来るもの
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ワタクシの複雑な胸中を画像にすると、丁度こんな感じであろうか（笑）先日亡くなったマーガレット・サッチャー曰く「金持ちを引き摺り下ろしたって、貧乏人が豊かになる事は無い」とあるが、正にその通りだと思うのである。成功した発達障害当事者の談話が自己満足？寝言は寝て言えであるo(｀ω´*)o成功した当事者を一人でも増やすことが発達障害の社会的認知を高めるモンであり、ソレは回り回って発達障害者全体の地位を引き上げるモンなんだってのが何故分からないのかって話である。成功した方々は「不遇な立場においても、自分次第で何とかなるんだ。だから諦めるな、希望を持て」って言ってるのである。
あともう一つ、言っておきたい事があるのである。ワタクシは今まで成功した発達障害当事者に何人も会ってきたが。全員ほぼ同じ共通点があるのである。ソレは「全員が全員、成功すべくして成功していない」という事である。天才なんか一人もおらず、いたのは成功するために必死こいて苦労してる方々だけである。ただ単に方法論が違うだけで、みんな人一倍人二倍苦労してきたからこそ今の成功があるのであり、成功した今においても現在進行形で苦労し続けているのである。能力や努力や方法論を最大限駆使して、運や環境や人間関係を築き上げてきたのである。ソレを自己満足だの、自分に酔いしれてるだの、羨望と嫉妬と格差を生み出すだけだの、そういう苦労を何も知らない外野陣に勝手に好き放題言われると、正直ワタクシでもトサカに来るのであるヽ(`Д´)ﾉ断言してもいい。上記の好き勝手言ってる連中ってのは、死に物狂いで何かをやった事無いヘタレ共だ、と。
＊弱者のサイドブレーキ
施しを与える手は、常に受ける側の頭上にある。アフリカの諺であるが、正にその通りだとワタクシは思うのである。こう言っちゃアレであるが、成功してる当事者の中には「自分は発達障害界のヒーローだ。自分が世の中を変える」ってヤツが少ないながらも居て、そーゆーヤツほど上記の連中みたいに「自分は恵まれない側の立場に付き、皆を助ける」って息巻いて行動するのである。ワタクシに言わせりゃ、ソレこそが自己満足の思い上がりってモンである。何故ならソレってのは「自分は皆を助けられるほど強いんだ(｀・∀・´)」っていう自己顕示以外の何でもないからである。コレが大富豪だとかなら話は別だが、ワタクシの知る限りこんな事考えるヤツほどロクな仕事に就いてないか、あるいは「ロクな」すらなかったりする（笑）ちゃんとやってる成功者はこんな事は殆どしない。自分の事で忙しくて精一杯だし、何より思い上がりが無いからである。
もう一つの理由は「自分も忙しい中、助けられるのはやる気がある人だけ」だからである。動かないクルマを押す／引っ張る上で一番大事なのは何か？答えは「サイドブレーキを解除してる事」である。サイドブレーキさえ解除してれば少ない力でもクルマを動かせるし、動きさえすればエンジンを押し掛けできる。が、サイドブレーキが掛かってたらどんな大きな力を加えても動かないorすぐ止まるし、当然エンジンの押し掛けも出来ない。自分を勝手に弱者だと決めつけて、自分の不甲斐なさを社会や環境や時代のせいにして、心のサイドブレーキを強く引いてるヤツなんか助けようがないって話である┐(´-｀)┌でも努力する事を決心して、心のサイドブレーキさえ外れていれば、こっちだって如何様にも手助けができるのである。ワタクシも忙しくて力不足何で、助けられるのは動く気のある当事者だけである。弱者と弱い人は似てるようで全然違う。そう思う今日この頃であった。
