アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SECOND COMING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「私は人生を外部から観察する人々の最も明快な論調よりも、人生を内部から観察する人々の空想、否、偏見をすら愛する」

By ギルバート・ケイス・チェスタートン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*面白い文章の書き方

 面白いブログを書く方法とは何か?ホントなら「ンなモン、ワタクシの方が寧ろ聞きたい。てゆーか教えろ下さい」と言いたいトコであるが(笑)ソレじゃネタにならないんで、ワタクシの知る限りを話すとしよう。まず一つは「自分がホントに”面白い!”って思った事だけを書く」である。無くて七癖有って四十八癖、頭隠して尻隠さずではないが、読者ってのは思った以上にブロガーの心理を見抜いてくるからである。自分じゃ上手く隠し切れてると思っても、鋭い人ならその裏にある心情を察知してきたりするモンだし、その気になればウソだって見抜いてくる。その反対に面白いと思った事を思ったまんまに書けば、読者も釣られて楽しくなるモンなのである。何だかんだ言って「正直である事」って事は価値のあるモンであり、ソレはオンでもオフでも変わらないモンなのである。信頼を築き上げるのは難しいが、崩れるのはあっちゅー間。でもって、ウソって思った以上にバレるシロモノなのである。


 二つ目は「自分で見たモンを自分の言葉で語る」である。と言うのも、今はインターネット全盛期である。昔だったら借りモンの知識や受け売りの知識であってもソレなりに価値があったが、今はその価値はほぼ無いモンだとワタクシは考えている。ネット内にある知識は質量共に増える一方だし、同じ勢いで検索ツールも充実してきている。だから調べれば分かる事を山ほど書いたって、ソレには何の価値も無いのである。戦闘機オタクがただひたすら戦闘機の薀蓄を並べ立てるだけのブログと、実際にセスナ機を飛ばせる免許を持ってる人の飛行日記。どっちが面白いかと言えば断然後者である。前者はWikipedia調べて資料をAmazonで購入すれば誰にだって書けるシロモノだが、セスナの免許を取って実際に飛ばすのは並大抵の事じゃ出来ないからである。その「実際に操縦した人が何を感じたか」といった事は本人以外には語れないし、故に価値が生まれるのである。


*内側の意外な話

 さてゴールデンウィークに突入して何処行って何やったかと問われたら、答えは「行きつけのサバゲーフィールドのオープン三周年記念ゲームに参加した以外、何もしてない」である(笑)専ら家で大人しくして、今まで積んでいた本だとかゲームだとかを片付けて、今まで観たいと思っても観るの忘れてた映画なんかを【PlayStation®Network】経由で観ていたりするのである。でもって何をトチ狂ったのかワタクシにも分からんが、昨日は延々と「ガールズ&パンツァー(以後ガルパン)」観てたという事を報告しておくとしよう(核爆)何ちゅーか【天下のトヨタ様が公式ガルパン痛車を発売した&売れた】って話を聞いた&以前からネットでは散々ネタになってたから、折角のGWだから観てみようって思ったワケである。でもって最初は「最初の2話ぐらい観て、面白くなけりゃ止めりゃいいだけの話だし(´∀`)」と思っていたのだが、気が付いたら全14話をブッ通しで全部観ちゃってたって話である(^_^;)つくづく先日がGWで良かったと思っている。コレが平日だったら、間違いなく完徹状態&ガルパン脳のまま仕事するハメになっていただろうからである(原爆)


 何が面白かったかって、話のテンポが良かったのも、戦車の描写に躍動感があったのも、おにゃのこが可愛かったのもそうであるが、一番は何といっても「戦車の内側を中心に描いて来てた」って事である。戦車をネタにした作品は山ほどあるが、その殆どが戦車の「外から見える部分」の話なのである。戦車は戦闘の部分だけしか語らず、乗員も外から見える人、つまり戦車長だけである。でも実際の戦車は戦う以外にもメンテナンスや修理が必要で、戦車は戦車長だけじゃ動かせない。ワタクシがガルパン面白いと思ったのは、そーゆー戦車の内側からの話がメインだったからである。でもって萌えアニメが好きなオタクってのは機会に五月蠅いヤツが実に多く、かくいうワタクシもその一人である(笑)そんなオタクは戦車の外側の部分(スペック、歴史など)には詳しくても、意外と内側の事(戦車はどうやって動かすのか、クソ五月蠅い車内でどうやって意思の疎通を図るのか)は意外と盲点だったりするんで、盲点的な知識+萌えの相乗効果でやられちゃうワケである。


 敢えてケチをつけるとしたら、話が端折り過ぎてる事であろうか。あの中身で12話じゃ、とてもじゃないが短すぎる。2クール(約24話)使って、ジックリと意外な戦車ネタや独特過ぎる世界観やキャラクターに焦点を当てて話しても良かったんじゃないかなと思うのである。あともう一つは、ガルパンに出てくる学校は殆ど女子校であるが、ソレが「野郎が想像する理想の女子高観」であるという事である。ワタクシの実妹が中高とも女子校だった&ワタクシも中高男子校だったから分かるが、女子校はあんなお上品なトコでは決してない(笑)ましてや体育会系なら尚更である。特にあの世代のガキってのは「異性に見られてない」ってだけで、思った以上に理性をぶっちゃけてしまうモンなのである。でもまぁ、ソレは仕方ないモンだとワタクシも重々承知している。日常的に語られる下ネタの内容がえげつない上に生々しくて、日頃オッサンみたいな口調でだらしない恰好でくつろいでて、カップルに対し異常なまでの殺意を抱く。こんな県立大洗女子学園の面々が観たいのかって話である(爆)


 さて、このまんまガルパン話を続けても良いが、多分圧倒的大多数のロンマニアの方はついて行けないので、名残惜しいがココで終わりにするとしよう(笑)確かに一般的観点からすれば不毛なGWの過ごし方かも知れないが、でもそういうGWも悪くないなとワタクシは思っている。てゆーか、断然良い(爆)というのもワタクシはアスペルガーなんで、やっぱ一人でいるのが一番落ち着くのである。他人といると気を使うし、他人にも気を使わせる。GWになった時、ホントなら行こうと思えば何処でも行けるのであるが、何処も行くトコが無かったのである。でもよくよく考えてみたら、ソレが「行くトコが無い」のではなく「あったとしても、ワタクシ自身に何処も行く気がそもそも無い」のが正直な気持ちなのである(核爆)でも何だかんだでGWも明日でお終い。まだまだ休み足らない気がしないでもないが、シッカリ使い切りたい今日この頃であった。