アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE WAY OF ALL FLESH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「情報の共有は簡単にできても、感情の共有は難しい」

By 茂木健一郎


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*情報公開のススメ

 前回の【R35(MY08)各種不具合まとめ・Ver1.2】に続き、今回また【R35GT-Rメンテナンス・虎の巻Ver1.4】をアップした次第である。R35が発売されて、もう5年半である。多分07年〜09年モデル乗りのオーナーの中には乗り換えた方も相当数現れていて、中古市場にも結構良い値段で回ってるはずである。発売当初は新車が高くて手が出なかった人々も、中古になって値段が落ちれば、改めて購入を考える人も出てくるであろうと考えられる→つまりロンマニア大増殖の可能性大って話である(笑)でもってR35を購入するにあたって一番ネックになるポイントは「初期型には不具合が多いって聞いたけど(;´Д`)」とか「車体は安くなっても、メンテナンスが高いらしいんだよねぇ〜(´ヘ`;)」っていう声である。ソコでワタクシが知り得る限りのR35にまつわるメンテ情報をまとめ上げてアップしたってワケである。当ブログにアップするよりも、みんカラにアップした方が見てもらえる可能性が高いからである。ソレより何より、みんカラって本来こういう風に使うんじゃないのってのがワタクシの考えだからである。


 あともう一つは、一部の性質の悪いショップが流すニセ情報に対抗するためである。敢えて名前は言わないが、未だに一部のショップじゃ「初期型のミッションは壊すと全交換しかなく、交換費用は270諭吉。だからウチでソレノイドバルブを洗浄しよう」っていう商売をやってるトコがあるのである。因みにこのソレノイドバルブ洗浄であるが、日産公式にて既に否定済みである。こう言っちゃアレだが、チューニングショップにはムダなチューニングが実に多い。特に多いのが「純正パーツは使えない。だからウチのパーツに交換しよう云々」ってヤツで、不安をムダに煽って購入を薦めようとするのである。でもよくよく調べてみると、ソレはノーマルの不具合ではなく、単なる乗り方の問題だったりする場合が実に多い。フロントブレーキ一式の交換なんかが正にソレである。だからワタクシは「そんな事しなくても、使い方さえ正しければ純正でもココまでやれる」って言ってるのである。


 言っちゃ悪いが、コレがニッポンのチューニングシーンにおける最大の問題点である。モータースポーツ文化の定着度が低いまま、チューニング文化だけが先に独り歩きしてしまってるのである。そのチューニングが必要か必要でないかが顧客自身分かってない&ソレが分かるようになるためのインフラやノウハウが不足してるんだけど、バブルだったからスポーツカーだけはバカスカ売れる。だから業界が主導するようなチューニング業界が出来てしまうのである。サーキット行かないのに巨大なGTウィング付けてるクルマなんて、ニッポン以外じゃ殆ど見られないのである。ドイツなんかじゃニュル北に一般走行枠でも、走るのはノーマルか、あるいは足回りを少し弄っただけのライトチューンぐらいである。バブルが弾けてクルマが減って、でも市場は小さくする事は出来ない。だからソレノイドだとかいう”カネの生る木”が必要なのである。


*レーシングスーツのススメ

 しつこいようだが、ワタクシは決してチューニングに反対しているワケではない。クルマのポテンシャルを100%引き出せる人が、100%以上を求めて弄るのなら賛成である。たとえチューニングにより10%パワーアップしても、本人がクルマの90%以下のポテンシャルしか引き出せないんだったら、ソレは単なる自己満足以外の何でもないのである。あと賛成なのが、環境を変えるチューニングである。その一環として、待望のブツがやってきたのである:

スパルコ製レーシングスーツ【ERGO M5】である。以前ノルドさんにお願いしていたソレが、よーやくイギリスから到着したのである。以前着てた【古いヤツ】がワタクシの”身体の成長”に伴ってきつくなったのと(笑)GDB乗ってた頃は車体がWRブルー(別名キモヲタブルー/爆)だったから合ってた→今のクルマになって色が合わなくなったため、買い替えを決意したのである。コレにした決め手は、やっぱデザインと色である。この色なら、どんな車体色にも合うからである。


後ろから見たらこんな感じである。ツインリンクもてぎがレーシングスーツ必着なのもそうであるが、FSWでもカートでも、やっぱレーシングスーツがあると気分が引き締まるモンである。因みに【レーシングシューズ】はまだまだ使えるので、引き続き現役続行である。ただ【レーシンググローブ】だけは色が合わなくなってきたので、使えるけど新調する予定である。


因みにFIA公認なので、公式レースにもちゃんと使えるようになっている。が、コレがFIA公認→耐火性能があるって意味でもあるので、実際着てみたら結構暑いι(´Д`υ)F1とかでもドライバーはクルマ乗る時以外は上半身脱いでいたが、その意味がよ〜〜〜く分かった次第である(^_^;)


「表にも裏にも、着るためのジッパーが無いけど?」と気付いた貴方は大変鋭い。コレ実は、両肩にジッパーが付いているのである。どうやって着るのかというと・・・


この様に両肩をガバッと開けて、ソコから身体を入れていくのである。欠点はジッパーが閉め難いのと、首回りがゴワゴワする事である。コレ見て「スゲェ、俺も欲しい!」と思ったモニター前のロンマニアの貴方っm9( ゚д゚)ハッキリ言ってネット購入はオススメしない。同じサイズでもメーカーごとに大きさが微妙に違うから、着てみたら違ったなんて事は良くある話だからである。以前茨城のYオーナーも言っていたが、身体に身に付けるモンは必ず一度試着するべきである。


*有効利用のススメ

 でもって、今現在ワタクシの愛車はノルドさんで絶賛作業中である。何せ来月には車検なんで、その準備のためにである。タイヤと、TPMSセンサーと、あとブレーキパッドである。またトレポンが遠くなってしまうが、いざ仕方が無い(笑)

コレが外したタイヤ4本である。FSW4回+もてぎ1回のFIA規格サーキットを計130周に加え、街乗りで1万キロ強走った結果がコレである。ちょっとまだ後輪が上手く使えていないのがアレであるが、4輪を均等に使えるようになれば、タイヤライフは劇的に伸びるモンなのである。もっと後輪を上手に使えてれば、タイヤライフを今以上に伸ばすことだって出来るとワタクシは考えている。


コレが前輪。もはや問答無用である(笑)自画自賛してるワケではないが、我ながら良く使えたモンだと思っている。フツーなら内側だけor外側だけ偏摩耗するモンが、ちゃんと均等に減ってるのである。4輪を均等に使うようになって、前輪にかかる荷重が減った→その分ムダにキャンバーつけないでも良くなったからではないかとワタクシは考えている次第である。


後輪である。あと1〜2回はサーキットで使えたかも知れないが、車検はちょっと厳しい&前とのバランス考えると変えた方が良いと思ったからである。コレも均等に減ってるので、前後輪のアライメントを変える必要は無いと判断した次第である。


宣伝乙と言われればソコまでだが(笑)やっぱ【ノルド赤足】の効果は絶大である、ノーマルの乗り味そのままに、より4輪を使った走り方がし易くなったからである。もっと上手く使えれば、恐らくタイヤをもっと長持ちさせられる。そう考えると、初期投資は確かに大きかったが、長い目で見ればすんごい得しているのである。


そしてブレーキである。4輪を上手に使うブレーキを心がけた結果、今まで悲惨だったブレーキ問題も一挙解決である。負担を4輪に分散して熱による劣化を防ぐだけで、パッドのライフが倍近く伸びたのである。あと4輪を上手く使えれば、結果としてブレーキ性能もアップする。フロントブレーキキット?犬にでも食われろである。


 とまぁ、そういう事である。だから「前のめりになってフロントタイヤだけ摩耗する?ならばGTウィング装着だ!」とか「ブレーキが前だけダメになる?だったらフロントブレーキキットだ!」とか言う前に、まずテメェの運転技術に問題が無いかどうかをテメェの胸に聞いてみろって話である。ソレをしないでヘタに弄ったトコで、すぐにまた別のトコに問題が起こる→そのままチューニング無間地獄にズルズルとハマるだけだからである。でもこの「チューニング無間地獄にズルズルとハマる」ってのが、実は結構快感だったりするのである(笑)新パーツ買えばみんカラで友達がチヤホヤしてくれるし、オフ会や走行会で皆に自慢して注目を集められるし、ショップからも上客扱いされて丁寧に持て成されるようになる。だからクルマ弄りが止められなくなる。やっぱこの問題は根が深くて難しいと思う今日この頃であった。