アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SWORN TO A GREAT DIVIDE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「アマチュアは一生懸命やって燃焼すればいい。でも、プロはプレーすることで、見ている人に元気や勇気を感じてもらうもの」

By 杉山愛


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*自由と責任

 小耳に挟んだ話であるが、どうやら【オランダの小学校が凄いらしい】のである。でもってフィンランドも似たようなシステムで、こちらは世界の小学校学力世界一なんだとか。自由、個性の尊重、幸福、学費は無料等々、如何にもサヨク的ニッポン人が大好きな単語のオンパレードである(笑)じゃあコレがニッポンにも通用するかと問われたら、ワタクシの答えは「ノー」である。先ず前にも言ったように、資源が豊富&国土が広くて少人口&地理的にも恵まれてる北欧各国と、資源が無いに等しい&国土が狭くて多人口&周りにヤバいのがいるニッポンとじゃ、前提としての条件が違うからである。北欧のやり方をニッポンに取り入れたら、とてもじゃないがインフラが追いつかないに決まってるって話である。


 もう一つ言うと、こういう教育は「受けたくなくて受けなくても、その代償はソイツが払う」という条件で成り立っており、この方法がニッポンじゃ受け入れられないだろうとワタクシは思うのである。ニッポン人ってのは普段は「権力何するものぞ!」とか言いながら、緊急時になると「権力は何やってるんだ!」って平然と手の平返すからである┐(´-`)┌何ちゅーか、コレはインフラ云々、政治云々の話ではなく、文化の問題である。やっぱニッポンはつい70年前まで天皇バンザイの国だっただけあって、民主化したと言っても未だに「お上に守られて安心したい」ってメンタリティがあるのである。自分の事は自分で決めて自分で考える。ソレが出来なきゃ自由教育なんてムリムリムリムリのかたつむり‎なのである。


*アマチュアとして燃え尽きたい

 今日はロクにネタも無いんで、まったり雑談と行こうジャマイカ(笑)何ちゅーか夏で暑くて、何もやる気が起こらんから、ネタがあんまり無いのであるι(´Д`υ)ニッポン+夏と言えば、その一つに甲子園があるのであるが、最近ESPNにて【高校野球にイチャモンつける特集】が出てきたりするのである。文章読むのが面倒くさいというロンマニアの方々のために、動画を貼ってあげる優しいワタクシ(爆)

動画を貼るとは言ったが、ニッポン語字幕や吹き替えがあるとは言ってないので、悪しからず(笑)まぁ要するに、アメリカさん側としては・・・

       ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ( ・∀・)< 無茶な酷使は悪影響を及ぼすから、少年達の未来を守るためにも良く考えるべきだ
      ( 建前 )  \___________________________________
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     __(__)_)_____________________________________
      ( _)_)
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      ( 本音 )  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ( 。A。)< 折角高いカネ出して獲得したニッポン人が、甲子園のせいで壊れちまったぞゴルァ!
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・・・って事なんだろうけど、敢えてノーコメントとしておこう(笑)まぁワタクシも実は投球制限には賛成なのである。ちゅーのも、こーゆーので肩なり肘なり何なりを壊した場合、ソレは「野球が出来なくなる」ってだけに留まらず、時として「日常生活に支障が及ぶ」からである。肩が上がらない、肘が上がらない等々、コレだけで仕事するにも色々制限が出るって話である。でもって壊れるのは利き腕なんだから、苦労は更に増えるってワケである。


 ただまぁ、ココで一方的に高校野球をバッシングするのも不公平である。ちゅーのも、ワタクシも大坊時代は部活やってたんで、部活の楽しさはソレなりに知ってるつもりだから、高校球児たちの言い分も分からんではないのである。彼らの言い分、及び高校野球擁護派の主張をまとめるとこんな感じではないであろうか:

  • 人生は長いけど、こんなに一つの目標に向かって熱くなれる事は、もう殆ど無いんじゃないであろうか
  • プロになった時に響くって言うけど、プロに行く高校球児はほんの一握りしかいない
  • プロに行かない球児にとってはこの3年間が全てであり、ソレで燃え尽きても悔いはない
  • ニッポンには「滅びの美学」があり、コレはアメリカ人には理解できない
  • だからその一握りの人を守るためだけに、その他大勢の人生で最も熱くなれる時間を奪うのは如何なものか

といったトコであろう。この話題に限らずニッポン人がディベート下手だと言われる理由は、この「相手の言い分を認める」ってのがヘタだからじゃないかなとワタクシは思うのである。互いに相手の言い分を聞かないまま一方的に自分の主張を繰り返すから、そりゃ平行線のままに決まってるって話である。


*独裁者による高校野球改革

 というワケで、解決策を練ろうと思ったら、この問題を吟味する必要があるのである。高野連や強豪高校の利権云々、朝日&毎日と読売の対立云々はこの際置いといて(笑)この場では「もしもワタクシがニッポンの独裁者だったら」って仮定の元で話を進めるとしようジャマイカ

独裁者ロンによる高校野球改革案:

  • プロ球団傘下のユースチームや野球アカデミー、独立リーグなどを受け皿として、プロ志望の選手はソコへ入団する
  • 入団試験は毎年行われ、15歳〜25歳までなら誰でも受けられる。つまり高校大学を中退して途中編入も可
  • プロ志望じゃない選手は、そのまま高校大学で野球をやればおk
  • ドラフトは従来通り。傘下ユースやアカデミー所属の選手はそのまま球団に入るか、あるいはドラフトにかけられるかを選べる

こうすればプロに行きたい子は余計な肩の消耗も無くプロで長くやれるし、甲子園や大学リーグで燃え尽きたい子はそのまま燃え尽きればいい。プロ志望のレベルの高い子が高校にいなくなったら、高校野球のレベルが下がって甲子園に客が入らなくなる?アマチュア競技って元々そーゆーモンじゃないかとワタクシは思うのである。ワタクシは大坊時代ボート(漕艇)部だったが、大歓声に囲まれてレガッタやった事なんか一度も無い(笑)アマチュアの祭典である高校野球が、本来のアマチュア競技らしいソレに戻る。後にも先にもコレだけの話である。さてワタクシの妄想ネタは退屈だろうと思うので(爆)さっさと締めるに限る今日この頃であった。