アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE WILD HUNT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「相手の過ちを必要以上に追及した瞬間、不幸が始まります」

By ジョセフ・マーフィー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


体罰は時間と体力のムダ

 最近また体罰問題が世間を賑わせてるらしいのであるが、以上サブタイにある理由でワタクシは体罰に反対である。選手を殴る体力のムダ、殴られた怪我からの治療のムダ、懲罰行為に用いられる時間のムダ。ムダばかりで何も良い事が無いからである。厳しい練習だとか、テメェの不甲斐なさに対する憤りってシロモノは、選手自身から自発的に出るモンでなけりゃいけないし、指導者ってのはソレを上手く抑える事こそが仕事だとワタクシは思うのである。口で言って分からんヤツは試合から外せばいいし、ソレでも練習しないようだったら練習からも外せばいい。でもって感情を抑え切れずに手が出る指導者ってのは、その時点で指導者どころか大人として失格である。大人としてダメな指導者に、果たして教育なんぞ出来るだろうかって話である。


 ワタクシも部活経験者だから分かるが、アレは独特の雰囲気があるのである。厳しい練習に耐え抜いたという優越感。当初は叱られてばっかりだったのが、結果出して褒められるようになった時の達成感。部活独特の縦社会に上手く溶け込めた時の一体感。勿論、試合に勝った時の満足感や、ソレを仲間と一緒に分かち合う楽しさもあるのである。体罰ってのは、ある意味このシステムを構築するのに実に便利な手段なのである。確かに色々あれだけど、上手く行けば体罰ナシのソレよりも強烈な優越感、達成感、一体感が得られるのである。某バレー部のある高校の【一部の卒業生たちが体罰を擁護してる】のも「自分達はこの試練を勝ち抜いた勝ち組である<( ̄^ ̄)>何もしてない一般人の分際で批判するとは何事か」という選民意識があるからなのである。


 コレに対するワタクシの反論は「だったらツイッターで拡散とかセコいマネしてないで、顔出し&名前出しで記者会見やりやがれ」である。先生の事が大好きで、自分の学校に誇りがあって、バレーボールという競技を守りたいんだったら、スポーツマンらしく堂々と素性を明かして世間に体罰教育の是非を問えばいいのである。ソレが出来ないって事は、つまりそういう事である。擁護派の連中が怒ってるのは、大好きな先生やバレーボールを否定されたからじゃないのである。連中は「試練を乗り越えたカッコ良い自分」を否定されたから怒ってるのである。要するに、自分が一番可愛いのである。だから顔出し名前出しで、自分が傷つく覚悟で担任や学校やバレーを守る事なんて出来やしないのである┐(´-`)┌


トランスミッション・ア・ライブ

 でもニッポンにおいては、ワタクシのような意見はウケが悪い事も重々承知である(笑)何ちゅーか、ニッポン人は浪花節が好きなのである。やっぱ「生徒を強く思い過ぎるがあまり、強くなって欲しいという感情が抑えられなかった」っていう情熱的な人間の方が、ワタクシみたく「殴るなんて時間と体力のムダ(´△`)言って分からんヤツは( ゚Д゚)イッテヨシ」っていう冷血漢よりもモテるのである(爆)まぁソレはさて置き、何時ものアレである:

今回はトランスミッションネタである。たかがミッション、されどミッション。何だかんだでエンジンとトランスミッションで、クルマの楽しさの2/3を占めてるんじゃないかなとワタクシは思うのである。かくいうワタクシ自身も「次に買うクルマのメーカーや駆動形式は問わないけど、ミッションだけはDCT重点」「でも2000cc&200馬力以下のクルマなら3ペダルMTのが良いかも」「最良のCVTとは、廃棄処分されるCVT。全てのCVTに死を」と普段から言いまくってるし(笑)


最近はラノベブームで色んな作品が毎月の様に新登場していて、出版社の中の人ですら「はっきり言って何が面白いのかなんて自分にも分らない」と言ってるほどであるが、ことワタクシに至っては至極簡単である。ソレは「イラスト良ければ全て良し」という事である(笑)面白い話、深い話が読みたいんだったら、ライトじゃないノベルを読めばいいだけの話である。ラノベは何も考えずにブヒれて、オマケで文章を読む。コレがワタクシのジャスティス(爆)


*21世紀部活論

 さて、話を戻すとしよう。上記にもあるように、ワタクシは部活経験者である。中坊時代は空手やってて、大坊時代はボート(漕艇)である。だから部活の楽しさや、体育会系の良さってヤツもソレなりに理解しているつもりである。何だかんだ言って「部活は(・∀・)イイ!!」っていうのがワタクシの結論である。アスペルガーであるワタクシにすら分かるんだから、どんだけのモンか想像するまでもないであろう(笑)身体鍛える事で出来なかった事が出来るようになったり、実際経験してみないと理解できないスポーツの側面も見れたし、スポーツを極めた人にしか見えないような境地の片鱗も見れたし、目的意識を持って自己精進できる素晴らしい人達とも知り合いになれた。確かにキツかったが、ちゃんとペイしたと確信してる次第である。


 ワタクシが体罰問題で一番ムカつく事は、コレをダシにして「だから体育会系はダメなんだ┐(´∀`)┌」って意見が出てしまう事である。部活や体育会系に幾ら良い事が沢山あったとしても、体罰やる一部のバカのせいで全部台無しになってしまうのである。そう、ワタクシが体罰に反対するもう一つの理由は「体罰やるヤツは周りが見えていない」って事なのである。テメェ等を強くする事、テメェらが試合に勝つ事しか考えてないから、その行為がどう周囲に影響するか想像もしていない。上記の擁護派の連中も、テメェ等の価値観でしか反対できていない。望むが望むまいが、今の世の中は全てグローバルな方向に進んでいる。その事を認識せざるを得ない今日この頃であった。