アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

UNMASKED

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「老いてからの欠乏を補うのに十分なものを、青年時代に獲得しておけ。老年が食物として必要なのは、知恵である。そのことを知る者は栄養不足にならぬよう、若いうちに努力せよ」

By レオナルド・ダ・ヴィンチ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*優しさ大戦争

 優しい事は大事な事である。ワタクシは優しくされたら嬉しいし、ロンマニアの皆様だってそうであろうことは想像に難くない。でもソレは優しさが自発的かつ無償で行われた場合に限るとワタクシは考える。だから【乗客が車掌にグリーン車の席を譲るよう言った一件】についてのワタクシの見解は「黙ってテメェの席を譲って、後は何も言わなけりゃいい」である。言っちゃ悪いが、ワタクシはこの娘の言動からは「譲るように進言した私は優しくて偉いっ☆(ゝω・)v」「腐った世の中に進言する私って素敵(〃▽〃)」っていう虚栄心と自己顕示欲を感じてしまい、ソレが折角の優しさを台無しにしてしまってるのである。もし譲って黙っていれば、ソレだけで英雄になれたはずなのに。


 優しさは大事である。でも優しさを必要以上に誇示したり、優しさを以って他人を批判する事については反対である。何故かと言えば・・・

  1. 優しさは個人差が大きい主観的だという事
  2. 優しさが主観的である故に絶対正義ではないのだが、当の本人はそう思ってしまってる事
  3. 優しさを盲信した先にあるのは、優しくない人間に対する弾圧抑圧行為の正当化だという事

・・・というワケである。例えば目の前に飢えた人がいるのなら、ありったけのパンを与えるのも優しさだし、パンの作り方を教えるのも優しさである。もしも双方とも「自分のやり方が正しい」と盲信したら、間違いなく互いを「甘やかしてる」「厳し過ぎる」って非難し合うであろう。だから優しさを価値観の中心に据えてしまうと、間違いなく優しさで戦争が起こるとワタクシは考えているのである(笑)


*消耗品オッサン無双

 さて話を変えるとしよう。今に始まった事ではないが、やっぱ【ソニーエンターテインメントネットワーク】は便利である。特にビデオ関係のソレは理想的といっても良い程である。映画なら一本500円前後で、アニメなら一話200円前後で観れる。DVDの問題点は何かって、DVD自体が高いのもそうだけど、ソレ以上に「買って観るのは精々1〜2回」って点にあるのである(笑)その点、ダウンロード販売なら安いし、観たい時にまた払えば何時でも観れるし、保管場所も一切取らない。正に一石三鳥である。ちゅーワケで正月休みの間、コレ観てたのである:

エクスペンダブルズ2 [DVD]

エクスペンダブルズ2 [DVD]

2年前、多忙故に映画館で観逃して、DVD高くて買う気も起きなくて(笑)ネットで【エクスペンダブルズ3キャスト決定】ってニュース見て「そー言えば2観てなかった( ´△`)」って思い出して、SENで探したら見つかったんで、正月ヒマだったから観たって話である。感想を簡単にまとめると:

  • 前作同様に往年のスター達によるオッサン無双を楽しむ男祭りバカ映画。ストーリー?感動?問題提議?ラブ要素?犬にでも喰われろ
  • アクション、キャスト、スケール、構成、何もかにもが前作以上にパワーアップしてたけど、一番パワーアップしてたのが「ギャグ」
  • 3は絶対に映画館で観る

といった感じである。数年前に突然復活したランボーやロッキー、そしてこのシリーズといい、シルヴェスター・スタローンはワタクシら昭和世代のオッサンの心を掴む方法が良く分かってるとしか言いようがないのである(笑)映画スターに限った話ではなく、往年のミュージシャンや往年のスポーツ選手にワタクシ等オッサンが何を望んでいるのかが、この映画の中にほぼ全て描かれているのである。


*往年の英雄

 ではワタクシ等オッサンが往年の映画スターや往年のミュージシャンや往年のスポーツ選手に何を望んでいるのか。その答えは「無事であればソレで良い」である。そう、ワタクシは別にスタローンやシュワルツェネッガージェット・リーやジャン・クロード・ヴァン・ダムに、全盛期のようなアクションやオーラなんぞハナっから望んじゃいないのである。健在である事さえ分かりさえすれば十分であり、ソレ以上はオマケみたいなモンである。だからこの映画では「オマケ」をタップリ味わえたんだから、ワタクシはソレで大満足なのである(笑)無論、未だにバリバリ現役だったら嬉しいし、細々とやってたとしたら観に行って応援したいと思う次第である。


 たとえ全盛期を既に過ぎていて、今じゃ単なる老害だったとしても、ワタクシが多感だった子供の頃に、その映画スター/ミュージシャン/スポーツ選手がワタクシにとっての英雄であり、その英雄から感動や勇気を貰ったりした事には変わりないからである。多かれ少なかれソコで受けた感銘やら何やらがあるからこそ、今のワタクシがいるのである。だから往年の英雄をリスペクトするのは当然だと思うし、無事であればソレだけで嬉しいし、未だに活動してたら引き続き応援するし、何かあったら悲しくなる。後にも先にも、たったソレだけの話である。だからアイドルに恋人が出来た云々、声優が非処女云々で騒いでるヤツ見ると、殺意すら覚える次第である(笑)何故ならばそういうヤツは英雄をリスペクトしないだろうし、故に誰からもリスペクトされないであろう・・・と話が長くなるのもアレなんで(爆)さっさと締めるに限る今日この頃であった。