アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

COOL TO BE YOU

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「口下手な人は、単に人に話しかけるのが下手なのではありません。自分に語りかけるのが下手なのです」

By ジョセフ・マーフィー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*話のヘタな人

 ワタクシは生業上、数えきれないほどの数の人と会話してきてたりするのである。そうすると自ずと色んな事が分かってくるのだが、その中の一つに「話の上手い人とそうでない人」が挙げられるのである。話が上手い人のソレは巷にある自己啓発書に色々書いてあって、そっちの方が断然詳しいので省略するが、話のヘタな人の特徴はワタクシも身に覚えがある故こっちを重点的に話すとしよう(笑)話がヘタな人の特徴、ソレはズバリ「伝えたい事の要点をまとめられない人」である。ほぼ全ての話がヘタな人の特徴が、この「要点をまとめられない」から始まってると思うのである・・・

話がまとめられないから一から十まで全部説明しようとする

すると話が長くなってしまう

話が長くなってしまうから、時間を短縮するために早口になる

早口になると言葉の抑揚がつき難くなり、単調な口調になってしまう

単調な早口でムダな部分が多いとなると、話聞く方は要点を掴むのに一苦労する

話してると疲れるから相手してくれなくなる

( ゚Д゚)マズー

・・・ってワケである。そう、話がヘタなヤツってのは「喋れないからヘタ」「喋り過ぎてるからヘタ」なんじゃなくて「ムダな事をしゃべり過ぎてるからヘタ」なんだってのがワタクシの考えである。要点のまとまらない話は短くても退屈だし、逆に内容のまとまってて演出の上手い話は長時間聞いてても退屈しない。上手い話の例がコレである:

ロンマニアの皆様ならご存知(?)元R35開発責任者の水野和敏氏の講演である。何がどう上手いのかをワタクシなりにまとめてみると:

  • 自分の意見と自分の考えをシッカリと持ってて、ソレを裏付ける豊富な知識と経験がある
  • 難しい専門用語をイラストや具体的な数字で分かり易く説明する
  • 業界の人間しか分からないような知識で観客の意表を突く
  • 身振り手振りや言葉の抑揚やジョークを交える事で、退屈にならないよう常に刺激を与えるようにする
  • 話に起承転結をつける事により、自分の世界へ相手を引き込む

とまぁこんな感じである。だから長時間聞いてても全然退屈しないし、ソレどころか「もっと聞きたい、もっと色んな事を知りたいっ(*゜∀゜)=3」って気分になってしまう。だから「話の上手い人/そうでないヤツ」ってのは、ソレ即ち「アタマの良い人/そうでないヤツ」とも言えるのである。アメリカの大統領選挙で演説が重要視されるのは、つまりこーゆー事だとワタクシは思うのである。


*ああっエアマックスさまっ

 話は変わって、休日を利用して【あみプレミアムアウトレット】行ってきたのである。狙いは靴である。アウトレットを何軒か回って気付いた事の一つに「アウトレットには28.5cm以上の靴の在庫が結構ある」があるのである。恐らく売れなかった在庫が回ってきてて、28.5cm以上のサイズは自ずと売れ残り易い→アウトレットに回ってくるから、足のサイズのデカいワタクシにゃ朗報なのである。でもって、コレ買ってきたのである:

健康診断の結果血糖値が結構ヤバかったんで(笑)運動のためにスニーカー買いに行ったワケである。コレは一時期大ブームを巻き起こしたエアマックス95の復刻版であり、なんと19年経った今でもこうやって作られ続けていたのである。今回アウトレット行ったらコレが安い値段で置いてあって、しかもサイズがあったんだから、もう速攻で「Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!買うっきゃないッ!」って相成ったワケである(爆)実はワタクシ、このエアマックス95は3足目であり、何気にお気に入りだったりするのである。


ああっ女神さまっ(47) (アフタヌーンKC)

ああっ女神さまっ(47) (アフタヌーンKC)

もういい加減アキタ━━━(#゚Д゚)━━━!!!!・・・と言いたいトコだったのだが、なんとコレの次が最終巻だったりするのである( ̄□ ̄;)というワケで今まで惰性で読んでいたのを、この度シッカリ読み直していたりする(笑)最近はマンネリだったとはいえ、何だかんだで硬派なメタルヘッズ高坊だったワタクシを萌えの道に引きずり込んだ偉大な作品である事には変わりないので(爆)いざ終わってしまうと寂しいモンがあるのである(´・ω・`)


*主導権は相手に

 そうそう、話がヘタなヤツの特徴をもう一つあったのを思い出した。ソレは「会話の主導権を一方的に握りたがるヤツ」である。フツーはテニスのラリーみたいに主導権が自分と相手の間を行ったり来たりするモンなのであるが、ヘタなヤツは相手に渡せないのである。だから一方的にテメェのウンチクを語り倒すだけになり、相手に話しかけるとしてもイエスorノーで答えるクローズドクエスチョンになるし、オープンクエスチョンで相手に語りかけても結局元に戻しちゃう。オタクの話がウザいのは、大概コレが原因である。自分が語って気分が良くなるのと同様に、相手だって語って気持ち良くなりたいのである。そういう気持ちを汲めないから、話がヘタになるのである。


 でもって話の主導権を離したがらないヤツってのは相場が決まってるのである。ソレは「自分の関心のある事以外の知識が殆ど無い」って事である。つまり他人に主導権を渡して、その他人が自分の知らない分野の話を始めたら、自分はもうその話について行けなくなるのである。だから常に自分の領域に話を引っ張り戻す必要が生じるのである。オタクが一方的に得意分野だけを延々と語るのも、オタクが同族以外とつるみたがらないのも、つまりこーゆー事なのである。話の上手い人はなぜモテるのかといえば、そのバックグラウンドに「豊富な知識」「面白おかしく話すセンス」「相手のレベルや気持ちを汲み取る能力」があるっていう意味だからであり、ソレを得るために今後も精進しようと思う今日この頃であった。