アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PERSEVERANCE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「二番目に好きなものを生業におしよ。一番目は遊びで楽しむもんだ」

By 永六輔


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*好きな事と仕事

 今日び、サバゲーをしながら考えてしまった事が一つあるのである。ソレは「趣味を仕事にする事は是か非か」って事である。サバゲーやりながら考える事ではないのは百も承知なのだが、考えちゃったんだからしゃーない(笑)ソレに対するワタクシの答えは「ソレに命を懸けて良いと考えられないのなら否」ってトコである。ちゅーのも、どんな分野でもそうであるが「何かを仕事にする」ってことは「ソレにまつわる(好都合不都合問わず)現実を受け入れる」って事と同意義だからである。アマチュアとしてカネ払う側ならば兎も角、プロとしてカネ貰う立場になってしまったら、カネにまつわるイヤな現実を避けて通る事が出来なくなってしまうのである。だから何も考えずに趣味を仕事にするのは危険なのである。


 モータースポーツに例えてみるとしよう。ワタクシ等素人が仲間と草レースを蟠り無く楽しめるのは、仲間同士に変な利害関係や損得勘定が無いからである。でもプロレーサーになったとなると話は別。プロならば自分が生き残るため、自分が更なる報酬を得るために、他のレーサー達を蹴落とさなきゃならなくなるからである。そうしなきゃ他のレーサーに自分の報酬を奪われたり、その地位から蹴落とされたりするからである。でもって「蹴落とされる=収入が無くなる=生きていけなくなる」って事だから、時には黒ギリギリのグレーゾーンを渡ったり、政治力を駆使してまでも勝たなきゃならなくなるワケである。そうすると大好きな趣味のイヤな側面を直視させられ、好きでいられなくなるかも知れないのである。


*冴えないニンジャの育てかた

 つまりそういうドロドロした現実と向き合って、ソレでも尚「○×が好きだッ!俺にはコレしかないッ!!」って言えるんだったら、趣味を仕事にするのもアリだと思うのである。が、ソコまで決意の強い人間ってのは、ワタクシの知る限り極少数である。その強さが無いのに仕事にしたって、好きという気持ちが崩れてモチベーションを無くすか、あるいは強さがある人間に蹴落とされてお終いである。さて、いきなり話は変わって(笑)面白い本を買ってきたのでソレを紹介するとしよう:

もうコレについては今まで散々賛辞を並べすぎているため、面倒臭いので省略(笑)ワタクシはラノベも色々読むのであるが、やっぱコレの新刊が他の何よりも一番待ち遠しいのである。でもって、何時の間にか【コレがアニメ化される】事が決定してたのである。アニメは殆どと言って良い程観ないワタクシであるが、コレだけは初めて「毎週リアルタイムで観たい!」って思ってしまっていたりするのである(爆)


ふと本屋に立ち寄った時「( ・_・)アレ?この絵柄どっかで見た事あるような希ガス」って気になって、作者名を見た時に「( ・_・)アレ?この作者どっかで見た事あるような希ガス」って気付いたので、よくよく思い出したのだが、昔やったゲームで(それぞれ別の作品であるが)イラストとシナリオを担当してた人のソレだったんで、気になって買ってみたのである。因みにそのゲームタイトルであるが「世の中には知らない方が幸せな事がある」とでも言っておくとしよう(笑)


リア充と剥き出しの本性

 でもって、いきなり話を元に戻すとしよう(笑)だからワタクシは、趣味はアマチュアのまま楽しむ事にしてるのである。アマだからこそ余計な損得勘定抜きに正々堂々と勝負を楽しめるし、アマだからこそ利害関係に捉われず真に良好な人間関係を築けるのである。でも中にはアマなのにも関わらず、そーゆードロドロした事をするヤツも居るのである( ̄〜 ̄)サバゲーに例えると、ゾンビやハイサイクルばら撒きをしてまでも勝ちを求めたり、あるいは所有物自慢をしてテメェの優位性を誇示したりだとか、仲間内で大騒ぎしたりだとか、ワタクシはそういうのを見る度に気分が悪くなるのである。折角リアルじゃ得られないズル抜きの真剣勝負や、社会的地位を超越した仲間関係を求めてるのに、リアルに引き戻されて楽しいはずがない┐(´д`)┌


 ソレに対しサバゲーでお供した某ロンマニアの方は「真剣勝負やピュアな人間関係が出来るのは、その人がリア充だから。リアルで勝利してるから、趣味の場で汚い手を使ってまでも勝利を欲しない。趣味の場で汚い手を使ってでも勝利したいヤツは、リアルで勝てないからそうしている」と言っていたが、正にその通りだとワタクシは思うのである。やっぱ何だかんだ言って、趣味にはその人の本性が現れるのである。趣味の世界にて剥き出し(に限りなく近い状態)になった人間ってのは、その本性が行動に出てくるのである。本性を剥き出しにするから趣味が楽しいのであり、本性が剥き出しになるからこそ同時に怖い、つくづくそう思う今日この頃であった。