アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MAJESTY AND DECAY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「ごく普通の人間から人生の嘘を取り上げてごらんなさい。それは同時に幸福を取り上げてしまうことですよ」

By ヘンリック・イプセン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*偉大なるフツー

 ワタクシはまだまだ39で、平均年齢が80を超えた今のニッポンじゃ依然として若輩者であるが、ソレでもこの年になると、世の中の事があれこれと分かってくるモンである。その中の一つに「フツーである事は思った以上に重要な事」ってのがあるのである。このブログのタイトルが示すようにワタクシはアスペルガー当事者で、しかもキモヲタであるから、この事がイヤって程よく分かるのである(笑)以前にもネタにしたと思うが、人間っていうナマモノにとって一番大事なのは衣食住及び身の安全であり、自由やイデオロギーってシロモノは二の次三の次なのである。よーするに普遍的な真理ってのは、暑さ寒さをしのげる安全な場所において、腹一杯になって初めて理解できるシロモノなのである(爆)


 フツーである事の最大の利点は何かって、ズバリ「安心できる」ってトコにあるのである。人間ってナマモノは一人じゃ生きていけないから、必ず徒党を組むモンである。でもって徒党を組むにおいて、仲間同士の和は重要である。そう、フツーの人ならば安心して和の中に加われるし、仲間としての恩恵も受けられるのである。でもって古今東西、数ってのは力なのである。つまり大きな数の和の中に入っていくにあたって、フツーである事は極めて有利なのである。でもって世間で所謂エリートと呼ばれる連中も基本的にはフツーの人、つまり「優秀な人間」とは「フツーの人+α」なのである。得体の知れない異端を頂点に据えるよりも、安心できるフツーの人+αのが安心して任せられるってワケである。


インプレッサでヒール&トゥ

 無論、異端である事がダメだと言ってるわけじゃない。でも異端である→不安感を醸し出す人を受け入れられるとしたら、異端ゆえの不安感をメリットが大きく上回る場合だけ。つまり、ハードルがムチャクチャ高くなるのである(^_^;)もしも野茂とイチローの成績が平均よりちょい上ぐらいだったら、高い確率でフォームを矯正されてただろうとワタクシは思うのである。トルネード投法振り子打法も、圧倒的な結果を出してたから認められてたのである。さて話は変わって、と:

REV SPEED (レブスピード) 2014年 07月号

REV SPEED (レブスピード) 2014年 07月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2014/05/26
  • メディア: 雑誌

「どう上手くヒール&トゥするか」なんて事を、考えなくなってどのぐらい経ったであろうか(笑)説明するまでも無いと思うが、今のクルマはDCT→クラッチペダルが無いんだから、ヒール&トゥもへったくれも無いのである(^_^;)一応、グランツーリスモ6と3ペダルMT仕様のコントローラーでマニュアル車のシミュレーションは続けているが、やっぱ実際にエンジンを回す感覚&クラッチが繋がる感覚&ギアが入る感覚が無いので、やっぱ実車で練習しなきゃダメだってのが素直な感想である。


流石に今はもうインプ降りた→買っても何の参考にもならないんで立ち読みだけであるが、ソレでも元GDBオーナーとしてインプは気になるモンである。こう言っちゃアレだが、徐々にGT-Rマガジン化してきてる希ガスのである(笑)多分あと2〜3冊したら、表紙にでかでかと「GC8レストア術」とか「GDBにあと10年乗るためのノウハウ」とか特集が載るんじゃないかとワタクシは予想している(爆)ただGT-Rと違うトコは、インプにはR35的な車両が存在しない事である。次期WRX-STI?何ソレ美味いのである(核爆)


*フツーへの憧憬

 今では大分慣れてきたのだが、やっぱワタクシは未だに「自分はフツーじゃない」って事を自覚する瞬間が一番凹むのである(´・ω・`)今となってはアスペが原因だって分かってるんだけど、ソレ以前は色々あったのである(´ヘ`;)周囲からの「フツーにやれ」って叱咤激励が多かったのと、ワタクシ自身も「フツーの事が出来るように頑張らなきゃ」って気を張ってたため、色々大変だったって話である。フツーに学校の友達とグループ作って遊び歩いて、フツーに職場で人間関係築いて仕事プロジェクトに参加して、フツーに女性と知り合って結婚して家族を作ってエトセトラエトセトラ。フツーの人にとっちゃフツーに手を伸ばせば手に入るモンがいくら背伸びしても手に入らない。アスペ属性の無いロンマニアの方には、ちと理解し難いモンであろう。


 でもってガキの頃からフツーでない事に対して外から中から色々突き上げがあったので、その結果今のような捻くれモンになってしまったってワケである(笑)今は自分でもソレはいた仕方ない事と分かってる&周囲の理解もソレなりに得てきたけど、ソレでもやっぱ「自分はフツーじゃない」って事を痛感する瞬間に立ち会う(例:雑談で咄嗟に話題を振られるとパニクる、同性と異性で話を切り替えられない、世間話とやらの認識が違う等)と、分かっちゃいるがソレでも凹むモンなのである(^_^;)でも何だかんだ言って、希望を捨てた事も無ければ、少しでもフツーとやらに近づく努力も止めようとも思った事も無い。何だかんだで昔とやる事は変わってない今日この頃であった。