アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SNAKES FOR THE DIVINE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「興味を持ったら、自分一人で試してみる。誰かと一緒にやってはいけません。一緒にいることが好きなだけかもしれないから」

By 堺屋太一


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*黄色と黒は勇気のしるし、月100時間余計に戦えますか?

 月300時間、ワタクシが研修医だった頃の時間外労働の長さである。今の研修医はどうなのかは知らないが、ワタクシの時代はマジでこうだったのである。だから【労働は何をどうやっても最大月100時間まで】ってニュースが聞こえてきた&あっちこっちでソレに反対する人が出て来ても「へぇ、フツーの人はソレぐらいだったんだ(・∀・)」ぐらいにしか感じなかったのである(笑)

無論、ソレがきつくないかと言えばウソになるが、その中で上手に隙を見て休む方法だとか、体力を温存する技術だとか、そういった”狡賢さ”を身に付けるのもこの頃であり、言っちゃ何だがソレもまた人生の一つなのである。悪い事して良いというワケではないか、かと言ってクソ真面目なだけじゃ生きていけない、その妥協点の見極めが大事なのである。


 でもって今回のこの残業の改革案に対してワタクシなりのマジレスをすると「ニッポンの従来の就職に対する価値観を根本から変えない限り、何も変わらない」といったトコである。何故残業が後を絶たないかって、転職が困難だから&良く思われないからである。そして企業側も結果を出したかどうかは別として、残業をしたという事実を”忠誠心”として評価せざるを得ないからである。つまり残業する事が、社員側にとっても企業側にとってもプラスになるんだから、そりゃ無くなる筈が無いのである。

よーするにアメリカのソレみたいに、社員側は良いトコがあったら&合わなかったらバンバン転職するのが当たり前になって、会社側も使えないと判断したらバンバン首にする事が当たり前になる環境にする。こうすれば長時間残業してまでも地位にしがみつくヤツが居なくなるし、企業側もソレをネタにする事が出来なくなるから、結果として長時間残業は自ずと無くなっていくワケである。ただコレをやると、間違いなく今以上の格差社会になるだろうし、ソレはニッポン的な社会道徳からしても受け入れられない。ソコが問題なのである。


*一度はやってみたい事in富士

 ワタクシが今のホームコースにしているFSWレーシングコースであるが、ココは実に面白いコースなのである。走れる日が多い、当日券で走れる、車両規定が緩い、コースが安全でブレーキなどにも優しいといった特徴もそうだけど、このコースと他のコースが決定的に違うのは、その1.4kmという長さのホームストレートである。ニッポンで唯一、ギアを最高速の出るトップまで使うコースである。R35で6速まで使うコースは、ニッポンでもココだけであろう。そしてその長いホームストレートの終わりには半径の小さなコーナーがあるから、非常に高い侵入速度を一気に落とすほどのフルブレーキをかます必要があるのである。R35だと285km/h→85km/hまで一気に落とすのであるから、コレまたニッポンで他にはない減速幅の大きいコースなのである。


 ソレでもR35の場合はブレーキを踏みながらタイミング良く左のパドルシフトを押すだけで勝手にシフトダウンしてくれるから、ソコんトコは苦にならないのである。でもコレが3ペダルのクルマの場合だと、この1コーナーの侵入で6速→5速→4速→3速→2速と連続してヒール&トゥを叩き込む必要が出てくるのであり、ソコが難しいトコであり、同時にやり甲斐がある頃でもあるのである。ワタクシもGDB乗ってた頃「何時かはココで連続ヒール&トゥを炸裂させてみたいなぁ〜( ̄∇ ̄)」と思っていたのであるが、その前にGDBを廃車にしてしまったのは皆様ご存じの通りである(笑)その後はR35に乗り換えて、無事念願だったFSW本コースデビューも果たして、長年のこの”夢”は忘れ去られたのである。


 が、偶然(?)にも1年半前にセカンドカー需要の影響でNDに乗る事になり、7年振りにMT車を運転するようになると、当然ながら「何時かはココで連続ヒール&トゥを炸裂させてみたいなぁ〜( ̄∇ ̄)」の”夢”までも復活してしまうモンである(笑)暫くはミニサーキットやスラロームで練習してたのであるが、ソコだと2速⇔3速しか使わないので・・・

だったらココで練習しちゃえって思ったワケである(笑)昔とは違ってFSWは既に何百周と走り込んでいて勝手は知ってるんで、その分ヒール&トゥに意識を集中させる事が出来るから、練習にはもってこいだと思ったからである。あと単純に、FSWのホームストレートでNDの最高速が何処まで伸びるのかも知りたかったというのもあるのである。


*ヒール&トゥ虎の巻

 あとソレに加えて【タイヤも新調していた】から、ソレも一度試してみたかったってのもあるのである。一応公道でもヒール&トゥの練習はしてきたのだが、公道だから速度は出せない&速度が低いが故にフルブレーキかませない&練習するにしても低回転→低回転ってなってしまうから、どうしても本番の条件からはかなり乖離してしまうのである。だからこそ、本番を一度でも知っておく必要があると感じたのである:

コレぐらい出来たら理想的なんだけど、流石にムリである(笑)何つーか、つくづく18の頃に速攻で免許取ってクルマ乗らなかった事が惜しまれるのである(´ヘ`;)やっぱ何だかんだ言って、上手くなるのに年月は重要だからである。


 蛇足だけど、NDは一応6速MTなのであるが、サーキットで使うのはFSWでも5速までである。だから1コーナーでのシフトダウンは6速→5速→4速→3速→2速ではなく5速→4速→3速→2速である。どういう事かと言うと:

こういう事である。6速レブリミットまで回せれば時速300kmだけど、そんな速度が出る筈が無い。よーするにNDの6速ってのは高速巡行&燃費用のオーバートップであって、最高速は5速で出る仕様なのである。だからスポーツ走行で使うのは、最高でも5速までって事になるのである。では実際はどうなのかをコレから説明していきたいトコだけど、もうヘトヘトなんで次回以降にしたいと思う今日この頃であった。