アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

A DATE WITH ELVIS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「失敗をしたことのない優等生が管理職に就いても、どこか迫力に欠ける。自ら失敗に苦しんだ体験がないので、部下に注意をしても説得力がない。これでは部下がついていくはずがない」

By 川上哲治


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*迫力って何ですか?

 今F1人気がヤバいらしいのである。ニッポンならば「何を今更」で済む話だが(笑)どうやら【世界的に視聴率が大幅に低下してる】っぽいのである( ̄〜 ̄)でもって、その打開策として【メガホン型エキゾースト】やらが出てきて、今度は【スキッドプレートで意図的に火花出すかも知れない】んだそうである(´ヘ`;)ワタクシが思うに、コレはモータースポーツという興行が持つ特殊性故に生じる問題だと思うのである。ソレはズバリ「実際自分でそのスポーツやってる人よりも、やってない人のが多い」という事である。コレは他のスポーツ興行にも言える事だが、モタスポは特に顕著なのである。サッカーやバスケなら体育の授業でやる。テニスや野球なら部活やクラブで体験できる。でもモタスポにはソレが殆ど無いのである。


 ワタクシみたいに自分でもモタスポやる人間ならば、レースでの迫力ある追い抜き追い越し以外にもF1の至る所に秘められた匠の技が分かるから、昔のルールでも現行のルールでも楽しめるのである。が、自分で走らない人にとっては、そういった細部に秘められた神業の凄さを理解し難いモンなのであり、故に追い抜き追い越しといった分かり易い部分のみでの評価になっちゃうのである。でもってF1における収入の殆どが、その分かり易いトコしか分からん人なのであるから、自ずとそっちの方にサービスしなきゃならなくなるのである。だから走りの本質とは全く関係ないと分かっていても、こんな子供だましなギミックを用いてまでも媚びなきゃならなくなるのである┐( -"-)┌


*冷却ドッグス

 コレがサッカーやバスケ、あるいはテニスや野球だったら、実際やった事がある&やってる知り合いから話を聞く機会が多い→そのスポーツの本質に多かれ少なかれ触れてるから余計な事をせんで済むのであるが、モタスポは体育でもやらない&部活やクラブも殆ど無い&実際にカートやフォーミュラやってる知人友人から話を聞く機会がないってワケである(^_^;)ソレはさて置き、コレ買ってきたのである:

REV SPEED (レブスピード) 2014年 08月号

REV SPEED (レブスピード) 2014年 08月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2014/06/26
  • メディア: 雑誌

冷却チューンって言っても、ワタクシ夏は走らないモンで(^_^;)車内の不快度が異常に高い、空気が疎になってエンジンパワーが出ない、タイヤが食わない上に消耗が激しい、故にタイムも出ない。夏はサバゲー、冬はモタスポ、コレがワタクシのジャスティスである(笑)あと付録のヒール&トゥ特集は面白かったのだが、生憎今のクルマも次のクルマも、恐らく今後もクラッチ無しの2ペダルMT一筋なんで(爆)


ようやく待望の一本が(゚∀゚)キタコレ!!である。このゲームの売りは何と言っても「街中をハッキングしまくる快感」である。信号をハッキングで操って交通を混乱させたり、電子ロックをハッキングで解除して侵入したり、テレビ電話用のカメラをハッキングして他人の生活を覗き見たり、ヘリコプターをハッキングして機能停止させて落としたり等々、そういう楽しみ方が出来るのである。一番笑ったのがカネの稼ぎ方で、どうやるかというと:

スマホ持ってる通行人を見つける

スマホ経由で個人情報をハッキングする

貯金を自分の口座に移す

ATMをハッキングしてカネを引き出す

(゚д゚)ウマー?

といった感じに、何とも愉快な不謹慎さを楽しめるのである(笑)言うまでも無いと思うが、コレも当然洋ゲーである。和ゲーでコレやろうとしても「自主規制ガー」で上に握りつぶされて終りであろう。2次元の未成年の裸は「モデルとなる人物がいない」「二次元で被害の報告は無い」を理由にやりたい放題なのに、こういう社会が絡むモンは過剰なまでに自主規制を設ける。だから和ゲーはダメなのである┐(´д`)┌


*モタスポ復権のために

 話は戻って、じゃあどうすればF1人気を復活させられるのか。かなり遠回りになってしまう&月並みといったらソコまでだが、やっぱ「モータースポーツをもっと普及させる」の一言に尽きると思うのである。ソレこそFIAだけじゃなくて、世界中の自動車メーカーを巻き込んでである。ワタクシが86/BRZのソレに関心を持ったのが、ソレが単にクルマを売るだけに留まらず、クルマの楽しみ方やモタスポへの取り組みとセットだったからである。だから世界中のメーカーが挙って86/BRZみたいな「小さくて安いけど惑う事無きピュアスポーツカー」的なクルマを、モタスポへの取り組み(走行会、ワンメイクレースなど)とセットで送り出せば、モタスポに触れる機会はもっと増えるんじゃないかと思うのである。


 だからこの度【FIAとグランツーリスモが提携した】って話が飛び出してきたんだとワタクシは思うのである。ある意味、実車よりも遥かに安上がりで、その上ゲーム文化の下地があるから普及も簡単だからである。今はステアリング型コントローラーと、そのステアリングコントローラー用のコクピットが数多くあるからゲームといえどソレなりのモタスポ体験は出来るし、その効果は【GTアカデミー】で立証済みである。


別に大金かけなくても、個人でもコレぐらいできちゃうモンなのである。走行Gが無い以外は、ある意味全部揃っちゃうのである。でもって【来年春にはFIA主導のオンライン選手権を開催する】ってんだから、そりゃ萌え・・・ぢゃなくて燃えない筈がないのである(笑)ワタクシも参加したいトコであるが、生憎オンラインの本気組は速過ぎてついて行けないので、オッサンはオッサンらしく仕事して地道に社会を支えようと思う今日この頃であった。