アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PRETTY HATE MACHINE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「中傷を受けない賢人よりも、中傷を受けても動じない賢人の方が格が上だ」

By ルキウス・アンナエウス・セネカ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*軽トラの似合う男女

 デートに使うクルマは何が良いか。ンなモン、彼女のいないワタクシに聞かれたって困るって話である(笑)でも【デートに軽トラはアリかナシか】と問われたら、ワタクシは迷わず「ナシ」と答えるであろう。この質問の模範解答は「それぞれの身の丈に合ったクルマでデートするのが一番」なんだけど、その「身の丈に合ったクルマ」が軽トラってのは流石にアレだというのがワタクシの意見である。死ぬほど努力してテメェの格を上げまくって、フェラーリランボルギーニの似合う男になって、同じようにフェラーリランボルギーニの似合う女と一緒に、フェラーリランボルギーニでデートする。コレがワタクシのジャスティスである(爆)故に「軽トラはナシ」なのである。


 こう書くと「人間は見た目じゃない」っていう人も少なからずいるのだが、ソレに対しワタクシは「人は見た目が9割以上」と答える次第である。ちゅーのもファーストインプレッションってのは、先ず外見から始まるからである。モニター前のロンマニアの皆さんも、もし髪の毛ボサボサ&汗臭さプンプン&服がヨレヨレのヤツが「友達になってくれ」って言ってきたら、99.999%拒否するのと一緒である。人間ってナマモノは、感情9割&理論1割のナマモノなのである。生理的嫌悪感が最初に出てきたら、その時点で冷静な判断は無くなるのである。でもって中身のある人間はソレが分かってるから、人に接する時は先ず見た目から整える。故に「人は見た目が9割以上」なのである。


*荒馬ライダー

 話は変わって、今のニッポン車にはハイパワーFRって殆ど見られなくなってしまったのである。ドリフト発祥の地であるにも関わらず、ハイパワーFR車を愛でる文化が殆ど無い。欧米じゃソコんトコはシッカリしていて、M3やC63AMGやマスタングやカマロ、荒馬フリークむけのピュアスポーツカー以外の車種が充実してるのであり、つい最近じゃこんなモンまで出てきたりする:

コレは【ダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット】ってクルマなのだが、動画やリンク先記事にもあるように、何と707馬力のバケモノなのである(^_^;)何ちゅーか「燃費なんかクソ喰らえ!グローバリズムなんざ犬にでも喰われろ!!コレがアメ車の真髄だァァァァァァァ!!!!」って叫びが聞こえてきそうなクルマである(笑)多分、コレを本気で振り回せるドライバーは世界に殆どいないと思うが。荒馬フリークにはそんな事はどーだって良いのである。モービー・ディックに対峙するエイハブ船長宜しく、振り回される事がフリークたちの本望なのだから(爆)


 このクルマ見て、思い出したモンが一つある。映画「マッドマックス」に出てきたV8インターセプター(正式名称ブラック・パーシュートスペシャル)である。ボタン一つでスーパーチャージャーを起動させ、圧倒的なパワー故に暴れる車体を抑え込み、圧倒的な加速で悪党を追い詰めるシーンは、ガキの頃のワタクシの心に未だに深く残っているのである:

ハイパワーの荒馬FRを振り回す映画は数多くあるけど、やっぱインターセプター以上のインパクトを残したクルマは無いのである。戦闘用マシンである事を強調する装飾ナシの真っ黒な車体、思いっきり殺風景なインテリア、そして象徴とも言えるボンネットから飛び出した超巨大なスーパーチャージャー。全てが厨二病全開だったワタクシの幼心に突き刺さったってワケである(笑)このインターセプター、映画の設定だと「最高出力600馬力、最高速度240km以上(因みにノーマルは304馬力、225km)」という事であるが:

  • そうなんだ、へぇ〜 → クルマに興味の無いフツーの人
  • ウチのクルマでさえ280馬力なんだから、600って凄いね → 多少なりともクルマに関心のあるフツーの人
  • 意外とパワー少ない&遅いね → ロンマニア

・・・ってトコであろうか(笑)今じゃ上記のヘルキャットみたく600馬力オーバーなんて珍しくも何ともないが、この映画が出てきたのが1979年である。当時の技術で600馬力って事は、今でいうトコの1200〜1500馬力ってトコであろうか。あと今は「今時のラジアルタイヤ>>20年前のSタイヤ」って言われるぐらいタイヤの技術が進化してる→あの当時のラジアルタイヤは超ショボい事が想像されるので、やっぱ600馬力を振り回すって大事だったんだなと思うのである。


*夢のクルマは何処に

 インターセプター、デロリアン号、そしてナイト2000。昔はクルマを前に押し出した映画やドラマが実に多く、ガキの頃ワタクシは夢中になって観たモンである。ぶっちゃけた話、ワタクシがクルマ好きになったキッカケは、こういった作品で登場したからってのが実に多いのである。当時のワタクシはモータースポーツに全くと言って良い程興味が無く、言うならば「アイルトン・セナアラン・プロストナイジェル・マンセル?何のマンガに出てくるキャラクターなのソレ?」って状態だったのである(笑)まぁ当時はF1中継が自由に観れる環境じゃなかった&アメドラや洋画なら沢山観れたので、環境のせいと言えばソコまでの話なのだが(^_^;)


 でも今は、そーいったクルマを前に押し出した映画やドラマって、殆ど見られなくなってしまったのである(´・ω・`)やっぱ何ちゅーか、クルマが進化し過ぎたからだと思うのである。圧倒的なパワーを自動制御する、地図を出して音声で案内する、電話とクルマを接続して会話する、クルマが自動的に障害物を察知して自動ブレーキをかける、更には完全自動運転してくれる。昔はこんなの「ナイトライダー」だけの話だったのが、今は全て現実になっちゃってるのである(^_^;)つまりクルマに託す夢がコレ以上は殆ど無いから、自ずと夢のあるクルマが出なくなっちゃったんだと思うのである。既に実現したリアルインターセプターに続き、リアルKITTやリアルデロリアンが出てくるのが何時になるか。ソレが楽しみな今日この頃であった。