アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SCREAMING FOR VENGEANCE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「音楽のドラマを伝えるためには演奏家は役者であるべきであり、音楽を感じ、顔と身体で感情を表現しなければならない」

By ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*音楽と政治

 音楽で政治を語る、大変結構な事である。特に”大人や社会に対する反抗”をメインテーマの一つにしてるロックという音楽においては、その行為は称賛されど非難される言われは無いのである。ンでもってワタクシにとっては「ロック=人生」なので(笑)政治だけに限らず言いたい事を言わんロックンローラーはヘタレだとすら思ってる次第である。ロックという音楽は自由なので、何をどんな形で言おうがワタクシは一向に反対しない。ただし「ロックとしてカッコ良い」という条件付きである。カッコ良い政治風刺が出来ないのならやらない方が遥かにマシであるし、その事をワタクシは決して責めたりしない。出来ない事ややりたくない事を敢えてしないのも、ある意味ロックだからである。


 ココまで書けば、先日の某茅ヶ崎のアレの何が問題なのかが、察しの良いロンマニアの方ならばお分かり頂けると思うのである:


そ、主張が正しいか否か以前に、ロックとしてカッコ悪いのである。サヨク連中が散々使い古した某ドイツ帝国独裁者のイメージに重ねたレッテル貼りと、既に形骸化した非現実的な平和主義の主張以外、感じるモンが何も無いのである。一体コレの何がロックなんだって話である┐(´д`)┌


*政治風刺って何ですか?

 そう、ロックで政治を主張したいのであれば、まず純粋にロックとしてカッコ良くなければダメなのである。ザ・クラッシュレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは某茅ヶ崎のアレや桑田ナニガシよりも遥かに左側だけど、右の人間が聴いたって「そこにシビれる!あこがれるゥ!」って思っちゃうぐらいカッコ良い(笑)純粋にアーティストとして素晴らしい音楽をやってるからこそパフォーマンスや政治主張に耳を傾けようと思うし、主張を違える人間も「主張は兎も角、音楽は天晴。少しぐらいなら話を聞いてやろう」って思うのであり、その逆は決して無いのである。では、音楽がどのぐらいカッコ良いのかを言葉で語るのも無粋なんで、音楽で語るとしようジャマイカ


アメリカはありとあらゆる社会や政治のリアルな問題に直面してて、皆がマジメにソレを考えてるからこそ、この圧倒的な説得力が生まれるのである。別に某茅ヶ崎のアレに限った話ではないが、ニッポンにおいて政治風刺をやるアーティストに足らないのがコレである。繰り返し言うが、政治的主張云々の前に、音楽として最高に良くなきゃダメなのである。でもって音楽に良くしようと思ったら、リアリティが必要になるのである。そしてニッポンのサヨクが主張する平和主義やレッテル貼りには、リアリティというモンが全く存在しない。だから音楽に説得力が生まれず、結果としてカッコ良いロックにならないのである。


*ロックがこの先生きのこるには

 とは言えまぁ、桑田ナニガシが(昔からそうだったけど、特にココ最近は)サヨク方面に舵を大きく切った気持ちも分からんではないのである。コレからのニッポン、間違いなく格差がドンドン大きくなるからである:

格差が大きくなる

金持ちも増えるけど、圧倒的に貧乏人も増える

貧乏人が増えるから、当然国や政府に不満を持つヤツが増える

つまりサヨクも増える

サヨクにウケる音楽をやる

売れる

(゚д゚)ウマー

・・・とワタクシは睨んでる次第である(笑)何せ今の時代、CDがロクに売れない上に、チャートは1位から30位まで全部アイドルである( ̄〜 ̄)従来の支持層も年取って先細ってくだけだし、かと言って新しいファンを掴むのも難しい。ならば確実に増えるだろう&開拓の余地が大きいサヨク層にアピールするってのが、ある意味この先生きのこるには重要だからである(爆)


 そう、今の時代、ホントにロクな音楽が無いのである(-_-;)YouTubeやニコ動とかで90年代の音楽を聴くと、やっぱ良いなって思うのである。無論、思い出補正もあるんだろうけど、一曲一曲が優れてるだけじゃなく、バリエーション豊かなのである。歌謡ポップスがメインなのは変わらないけど、メタルもパンクもあれば、ヒップホップや演歌もある。一体何をどうやれば、今みたいなアイドル一辺倒な音楽シーンになっちまうんだって話である(´・ω・`)別にワタクシはアイドルがダメだって言ってるワケじゃない。が、アイドルしかないってのは明らかに異常だとワタクシは思うのである。今やオッサンの音楽と化してしまったロックに未来はあるのか、ソレが気がかりな今日この頃であった。