ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「達人とは、永遠の初心者のことである」
Ｂｙ ジョージ・レナード
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊初めての瞬間
黒のジャージ上下に、ヤンキースのベースボールキャップに、ナイキのスニーカー。今から丁度１２年前、ワタクシが初めてサバゲーした時の服装である（笑＆実話）あとはショップで最初に目についた【サンセイのゴーグル】に、某ゲームの影響で購入したドノーマルの【ステアーＡＵＧミリタリー】と、予備マガジンをジャージのポッケに忍ばせて、神奈川県は大和市の今は無き（てゆーか名前忘れた／爆）森林フィールドでサバゲーデビューしたのである。コレはサバゲーデビューに関して接触したチームのリーダーさんから「動き易くて汚れても良い格好と、ゴーグルとエアガンだけは持ってきて」って指示があったので、その通りにしたら上記の装備に相成ったのである。
この季節に黒主体のカッコで行って、しかも隠れる術も射撃技術も無かったんだから、フルボッコだったのは言うまでもあるまい（笑）当時のワタクシは「サバゲー＝映画やアニメのような撃ち合い」だと思っていただけに、まさか隠れる事が一番大事だなんて夢にも思ってなかったのである(^_^;)だから何も考えず兎に角前へ行って、そのまま敢え無くカモにされて、ソレの繰り返しである。まぁワタクシに限った話ではなく、サバゲーデビューなんて誰も似たような感じであろう。フルボッコにされる中、ビギナーズラックとはいえ初ヒットを記録して、そのままその快感が忘れられず、そのまま第一期サバゲー中毒時代に突入してったのはまた別の話である（爆）
＊初心者がやってきた
そしてワタクシのサバゲーデビューから丁度１２年後、この前サバゲー行った時の話である。今は丁度サバゲーブーム（関係者曰く”今は大分落ち着いてきた”との事であるが）で、初心者が居るのは珍しい事でも何でもない。が、今回出会った初心者は、フツーの初心者じゃなかったりするのである。BDUどころかチェストプレートやレッグホルスターやら各種マグポーチなんかを一通り揃えていて、しかも持ってきた銃（M4カービン）は既に一通りカスタマイズされていたのである(￣□￣;)その各種装備に皺や泥や傷が全く付いていない事に気付かなかったら、誰も彼を初心者だとは思わないであろう(^_^;)曰く「ずっと昔からサバゲーデビューしたくて、そのために色々情報などを集めていて、今日漸く念願かなってデビューできた」んだそうである。
でもって実際サバゲーデビューしてみたら、ワタクシは更に驚かされる事になったのである。セーフティーから見学してたら、その彼は何とタクティカルに行動できてたりするのである(￣Д￣;)初めてだから粗削りな部分が多いのは当然だけど、基本的な部分は知識として既に押さえてたのである。銃の構え方や構えて移動する方法も基本通りにやってたし、ちゃんと隠れる方法も知ってたし、周りに合わせて前進できてたのである( ﾟдﾟ)
この動画で説明してる以上の事を、その彼は初回にして既に実践していたのである。ワタクシが１年かけてやっと身に付けたモンを、である（笑）最早「初ゲームで記念すべき初ヒットを取れたか否か」なんて聞くのは愚問ってモンである。今まで色んな初サバゲーの人を見てきたが、ココまで完成された人は後のも先にも彼だけである(^_^;)次に会えるのは何時になるかは分からんが、そのままサバゲーを好きになって欲しいモンである。
＊バーチャルベテランなリアルルーキー
その彼は極端な例であるが、やっぱ昔と比べると、最近の初サバゲーの若い子は最初からある程度完成されてる人が少なくないのである。銃を撃ち慣れてない＆実際動き慣れてないから身体の使い方はぎこちないけど、ソレでも基礎知識だけはちゃんとあるのである。ワタクシが思うに、一つ目は世界的なFPSブームの影響で、もう一つがネット時代による動画視聴機会の増加にあると思うのである。先ず前者であるが、銃を題材にした作品が大人気になると、必ずその年はサバゲー人気が盛り上がるのである。ワタクシがサバゲー始めた時は丁度「メタルギアソリッド（以後MGS）」と「バイオハザード（以後バイオ）」が大ブレイクした時で、ソレがキッカケでサバゲー始めた人が結構いたモンである。
でもって山は過ぎたものの、今は世界的なFPSブームの真っ最中である。FPSでコンバットシューティングの楽しさに目覚めた人が「リアルでもやってみたいッ！」って思うようになるのは珍しい事でも何でもないのである。因みにサバゲーだけど、ニッポンだけじゃなく世界中でも人気が出てきたのは、やっぱFPSの影響だとワタクシは思うのである：
こんな風に、サバゲーって世界中で盛り上がってるのである。ココ数年で突然盛り上がった理由として、やっぱ一番考えられるのがFPSである。FPSで練習してるからどう隠れれば目立たないかを知ってるし、相手が何処に隠れてるかの想像ができるし、歩の進め方だって何となく分かる。だから身体は慣れてなくても、やる事は分かるのである。
こうやってFPSがキッカケで銃やミリタリーが好きになると、次に行う事は勿論「情報収集」であり、コレこそ正にネットの独断場である。エアガンの情報を探すのも、エアガンを手に入れるのも、エアガンをカスタムするのも、全部ネットで出来るからである。こと本場のニッポンでは【ミリタリーブログ】というみんカラのサバゲー版みたいなサイトもあるぐらいである。そういうコミュニティーをキッカケにミリタリー知識が積極的に入るようになり、ネット経由で厳選された動画を繰り返し見てバーチャルタクティカルトレーニングしたり等々。何ちゅーか、こうして改めて見るとサバゲーを取り巻く環境が余りにも進歩し過ぎてて、過去の人間であるワタクシはまるで浦島太郎の気分になってしまう今日この頃であった。
