アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ELEMENTS OF ANGER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「私は豚が好きだ。犬は我々を尊敬し、猫は我々を見下す。しかし、豚は我々を対等に扱ってくれる」

By ウィンストン・チャーチル


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*林檎祭り2015

 このサブタイ見れば、アップル属性のあるロンマニアの方ならば、ワタクシの言わんとしてる事がお分かり頂けると思うのである。そう、先日の【アップルの新製品発表会】についてである。まぁ詳しい話は他のブロガーさんが既に数多くやってると思うので、ワタクシからはとやかく言う事は殆ど無い次第である。ワタクシの大まかな感想としては「特にコレと言ったモンは無い」といったトコである。ちゅーのも、今使ってるiPhone6iPad Air2も当初から2年使うつもりだった→買い替える予定はハナッからないからである。まぁ今回はiOS9とwatchOS2のアップデートだけありがたく受け取って、来年の今頃発表されるであろうiPhone7&iPad Air3を待つのみである。



 まぁワタクシも一目置いてた【iPad Pro】であるが、名前が示す通り業務向けだと思った方が良さそうである。カバンに入れて持ち歩いて外で使うというよりかは、仕事場に置いといて使うタイプのタブレットといったトコであろうか。同時発売される専用スタイラスペンも、明らかに外へ持ち歩くことを想定してないっぽいからである。何つーか、ワタクシはこのイベントに「ノートPCの時代の終わり」ってヤツを見たのである。タブレットPCの機能は年々上がっていってて、クラウド化によりデスクトップPCとの境界線も無くなってきていて、いずれはノートPCを駆逐するだろうとワタクシは考えているのである。その時代に備えて、ワタクシもデスクトップはiMacにしようかなと思うのである(笑)


*ヨーロッパの上から目線

 話は変わって、今ヨーロッパじゃ難民で大変な事になってるんだそうである。ヨーロッパの移民問題は当ブログでも幾度かネタにしたのであるが、そんな中デンマークが【難民にとって魅力のない国を目指す】と言ったそうである。ソレ見てワタクシは「デンマーク(*^ー゚)b グッジョブ!!」って唸ったのと同時に(笑)今まで他のヨーロッパ諸国が言ってた「移民難民に対し、我々は寛容に迎え入れる」って言葉に対する違和感の正体が分かってしまったのである。何故ヨーロッパにおける移民の一部連中が好き勝手に振舞うのに対し、ヨーロッパ諸国のお偉いさん方が警備を強化する以外何もしないのかって事である:

その答えは「ヨーロッパ人は移民たちに対しナチュラルに上から目線だから」である。例えばワタクシがメシ屋で大声上げて走り回ったら、間違いなくつまみ出されるorケーサツ呼ばれるであろう(笑)何故かと言えば、ワタクシが大人だからである。でも子供が大声上げて走り回っても、周りは何も言わない。ソレどころか部外者が何か言おうとすると「子供なんだから大目に見てやれ、許してやれ」って言われる。欧州の移民難民問題も、よーするにコレなのである。


 そう、ヨーロッパの連中は移民難民を子供扱いしているのである。だから移民難民の一部がヤンチャやっても「(ヤツ等はまだガキで何も分かんないから、いずれ成長して我々のような大人になれるその日が来るまで)寛容な心と慈悲で彼らを受け入れてあげようジャマイカ」って言えるのである。でもってコレは人種差別的な悪意を以って言ってるのではなく、ナチュラルに善意を以ってそう言ってるから性質が悪いのである( ̄〜 ̄)でもって移民達もバカじゃない&プライドだってあるから、そんなヨーロッパ人たちのナチュラルな上から目線に当然気付いている。だから益々自分たちのアイデンティティに対し意固地になって、ルサンチマンを宗教に求めるワケである。


*上から目線な支援者たち

 何ちゅーか、ワタクシは今時の発達障害支援が抱える問題も、この欧州移民のソレに通じるモンがあると思うのである。よく「障害は個性」とか「貴方はそのままでいい、社会は当事者のそのままの姿を受け入れるべき」とか「強者は弱者を優しく包み込んであげるべし」って意見があるけど、コレもよーするに「私達大人が、子供な貴方たちを支えてあげます」っていう上から目線なのである。この手の支援者が当事者に対し厳しい事を言わない理由ってのは、当事者の事を思って言ってるのではなく、ハナッから「言ったって分んないんだから」って思ってるからなのである。でもその根底にある差別意識に本人は全く気付いておらず、本気で善意だと思っている。だからこそ厄介なのである( ̄〜 ̄)


 だからデンマークに対しワタクシがグッジョブしたのも、デンマークは移民難民たちに対し、文化的な人間として接してるからなのである。文化的人間である”客人”ならば先ずは自分が率先して”家主”に対し敬意を示し貢献するべきであり、ソレを示すのであれば家主は客人を歓迎する。デンマーク政府は大人同士の付き合いとして当然の礼儀を、移民に要求してるだけなのである。だからワタクシも発達障害当事者に対しては言うべき事はシッカリ言って、叱るべきトコはシッカリ叱る。相手当事者を真っ当な一個人として見てるからこそ、厳しくすべきトコは必要な分だけ厳しくする。優しさと甘やかしは同意義ではなく、厳しさも優しさの一つである。つくづくそう思う今日この頃であった。