アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CAN’T YOU TAKE A JOKE?

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「100万ドルを持っている時に内部情報がたっぷり入ったら、ものの1年で破産しますよ」

By ウォーレン・バフェット


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*祝!100万台突破

 確か昨年の今頃が94万台ぐらいだったから、ワタクシも「100万突破するのは2〜3年後かなぁ〜( ̄▽ ̄)」って思って気長に待ってたのだが、遂に【ロードスターの販売台数が累計100万台を突破した】んだそうである。発売から27年だから、ソコから単純計算で月平均3000台強売れてたって事だから、思ったより売れててワタクシも改めてビックリである(^_^;)コレがセダンとかハッチバックなら兎も角、趣味性全開の2シーターオープンカーの売り上げなんだから、実に大したモンである:

でもってワタクシの長年の疑問であった「ロドスタの何が良くてココまで息が長くなるんだろうか?」って疑問であるが、ソレも実際オーナーになってみて7000kmばかし走ってると、何となく分かってきたのである。ソレは「飽きない」って事である。確かにロドスタは非力だし、図抜けた運動性能も無いけど、だからこそ飽きないのである。


 ロドスタを食いモンに例えると、サンドイッチやお茶漬けといった感じなのである。確かに腹持ちも満足感も今一つだけど、その代わり朝昼晩夜問わず気軽に口に運べるし、毎日食べたって飽きない。ロドスタは非力だからこそ気軽に全開走行できるし、限界が低めだからこそ低速からでもスポーティーな走行を楽しめるのであるのである。公道においても道交法を破る事無く、スポーツカーとして理想的なレイアウトがもたらすスポーティーネスを味わう事が出来る。刺激そのものは少ないけど味わえる数は多いから、満足感が持続するって事なのである。コレがR35だと限界が余りにも高過ぎて、道交法守ろうと思ったら常時パワーを抑え続けなけりゃいけないから、ストレスの溜まる事溜まる事(笑)


*最新レーシングトップギア

 因みに他のクルマを食いモンに例えると、WRX-STIランエボがカレーかラーメン、R35やポルシェ911は1ポンドのステーキ、フェラーリランボルギーニは高級フレンチってトコである。美味さや満足感やボリューム感は確かにあるけど、食べる時間を選ぶし、流石に毎日は食べられない。ワタクシがクルマを2台持って良かったなと思うのは、軽く食いたい時とガッツリ食いたい時、その2つでバランスが取れるようになったからである。さて話は変わって、と:

REV SPEED(レブスピード) 2016年 06 月号

REV SPEED(レブスピード) 2016年 06 月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2016/04/26
  • メディア: 雑誌

レーシングギアについてだが、ワタクシは常に苦労かけられっぱなしだったりするのである(笑)身長は然程ではないのであるが、身体の末端(手の大きさ、足のサイズ、鉢回り)が兎に角デカいので、欲しいモンはあってもサイズが無いのである(^_^;)レーシングスーツも、レーシンググローブも、レーシングシューズも、ヘルメットも、いずれも簡単に手に入った記憶が無いのである(爆)今後NDで走る機会も増える→安全の為にHANSが欲しいと思うけど、首も太いんだよなワタクシは(核爆)


Top Gear JAPAN 002

Top Gear JAPAN 002

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2016/04/18
  • メディア: 雑誌

何時の間にかニッポン版の2号が売られてたんで、買ってきた次第である。話題は何と言っても、旧三人組が抜けた後に、キャストを一新して行われるテレビの新シリーズである。何せ前任者が唯一無二過ぎた大レジェンドなんで、ソレに対しどう対抗していくかワタクシとしても注目である。でもってその唯一無二過ぎる大レジェンドも【アマゾンで自身の対抗番組を作った】んだから、コレも大注目である。


*魂を鷲掴みにせよ

 そうそう、ロドスタで思い出したのであるが、最近読んだ記事の中に【不完全燃焼…レクサスに立ちはだかる欧州の壁】というのがあったのである。コレは色んな説があって一概にどれが正解とは言えんのであるが、ワタクシが思うにレクサスがヨーロッパでイマイチな理由ってのは、やっぱクルマ好きの心を鷲掴みにする何かが欠けてるからだと思うのである。確かにレクサス車の質は良いのである。トヨタらしく抜かりはないし、恐らくコスパで考えれば世界トップクラスであろう。でも何ちゅーか「カタログスペックや値段なんてどうでも良いッ!兎に角コレが欲しいッ!」って思わせるモンがレクサスには少ないのである。よーするに、熱狂が足らんのである。


 よく上級ブランドの条件って言うと「長い歴史」とか「妥協なき品質」とか「数々の伝説」とかあるけど、ワタクシはその上に「熱狂」があると思うのである。クルマだとフェラーリランボルギーニもポルシェもアストン・マーティンも、そのクルマだけをコレクションして乗り継ぎ続けるような熱狂的なファンが大勢いるのである。でもってそういうブランドの歴史を遡ってみると、ブランド力が上がったから熱狂したのではなく、熱狂的なファンが居たからこそブランドを築き上げられたのである。そういうファンはどんな時でも確実に支えてくれるから、メーカーも安心して作り続けられるし、高くなったとしてもファンが答えてくれるからである。


 そう、レクサスにはコレが不足してるのである。環境性能だとかコスパだとか80点主義だとか、そんなモンじゃクルマ好きの心を鷲掴みに出来ないのである。でもってニッポン車でソレをやったのが今だとR35であり、あとロドスタだったりするのである。自分で言うのもなんであるが、ワタクシはND見た時に「あと100諭吉出せば、もっとパワフルで速いWRX-STI買える」なんて微塵も考えなかったのである。ワタクシは「WRX STIみたいなクルマは他にも色々あるけど、NDは他に存在しないッ!」って考えたからこそ、今こうしてオーナーやってるわけである。客観的データで選ばれるモンは、その時点で既に消極的な選択肢。つくづくそう思う今日この頃であった。