アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PASS OUT OF EXISTENCE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「少なくとも一年だけはどんな人も天才だ」

By ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*オープンカーのシーズン

 あまりにもあっという間で忘れていたのであるが、実は一昨日で我がセカンドカーのND5RCが納車されて丸1年が経っていたのである。何せワタクシのカーライフ初のオープンカーだったモンだから、この1年色々と新鮮味だらけだったワケである。でもってオープンカーを所有する上でワタクシが一番疑問に思っていた事は何か?ソレは「オープンカーはどの季節まで屋根を開けていられるのか?」という事である。オープンカーを所有して得したか損したかの境界線は、主にこの点にあるんじゃないかとワタクシは思うのである。でもって納車から1年でワタクシが導き出した結論は「オープンカーを楽しめるシーズンは、プロやきうのシーズンとほぼ同じぐらい」という事である。


 まぁコレはニッポンのどの地域に住んでるのかにもよるのであるが、少なくとも関東近郊ではやきうのシーズンと同じぐらいってのがワタクシの出した結論である。春夏秋冬とワタクシがロンマニアの皆様の為に人柱として身体を張って屋根を開け続けた結果(笑)次の結論が導き出されたのである:

  • 春:日中、日が照っていれば余裕で開けられる、エアコンかけるれば少しぐらい気温が低くてもおk
  • 夏:流石に日中の晴れの日はしんどい。でも曇ってれば大丈夫だし、この季節は夜に開けて楽しむのが心地良い
  • 秋:だいたい春と同じ感じ。ただ日照時間が少なくなってくる&夜は寒いんで、楽しめる時間帯は減ってくる
  • 冬:無理ゲーだと思われがちだけど、晴れの日中でエアコン全開+厚着してれば、思ったより楽しめる

という事である。つまりその気さえあれば、一年中オープンカーを楽しめるのである。特に冬になって、数少ない晴れの日に久しぶりに屋根を開けて走るのはホント楽しいのである(^-^)ワタクシの結論としては、オープンカーを買って正解だったという事である。


*ライズ・オブ・ザ・音振動

 あとオープンカーを買う人に多い躊躇いの中に「他人からどう見られるか云々」ってのがあるが、ワタクシの感想としては「ンなモン気にしなくていい」である。クルマ運転してる時、モニター前の貴方は一々他のクルマのドライバーをシッカリ見たりするであろうか?運転中は常に自分の周囲に気を配らなきゃいけないんだから、答えは当然「ノー」である。もし「イエス」と答えるヤツが居たら、ソイツは運転に集中しない変なヤツなのであり、変なヤツの評価なんか気にするだけムダだからである。だから他人の視線なんぞ放っといて、屋根の無い解放感を目一杯楽しむに限るのである。ソレはさて置き、毎月恒例のコレである:

Motor Fan illustrated(121) (モーターファン別冊)

Motor Fan illustrated(121) (モーターファン別冊)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2016/10/15
  • メディア: ムック

たかが音振動、されど音振動である。今時のクルマって思った以上に遮音材や防音材が張り巡らされているモンである。サーキット走行のガチ勢は軽量化の為に真っ先に遮音材や防音材を引っぺがすのであるが、全部引っぺがすと20〜30kgもあったなんてのもザラなのである。でもってそういうのを引っぺがしたクルマの車載動画を観てみると、音や振動の凄いこと凄いこと(´Α`;)ホント、NVH対策って大事だと思うのである。


ワタクシは20年前の初代の頃からのシリーズのファンだったので、今回もこうして新作をゲットしたワケである。前作からシリーズはリブートされて、コレがリブート後の2作目なのであるが、一新されたら一新されたで中々楽しめそうな内容になってるのである。まだ序盤をちょろっとしかプレイしてないのであるが、次のが来るまでは楽しめそうである。


*飽きないという事

 さて話を戻して、納車から1年経って、素直にクルマとしてのNDの感想を述べろと問われたら「メチャクチャ楽しくはないけど、飽きない」といったトコである。サーキットでも全然速くないし、ガツンと鋭い加速もないし、特別燃費が良くもないし、物凄く新しいモンがあるワケでもない。ぶっちゃけた話、最新の技術が投入されてるとはいえ、基本的に前世代のクルマなのである。が、その余計なモンが付いてないトコが飽きさせない理由なんじゃないかなと思うのである。何ちゅーか、クルマの楽しさの基本的な部分だけを可能な限り濃く抽出して、余計なギミックを追加する事無く純粋に楽しむという感じである。繰り返し言うが、飛びぬけて楽しくはないけど、その代わり飽きないのである。


 食いモンに例えると、お茶漬けだとかトーストだとかサンドイッチとか、丁度そんな感じである。美食ってワケじゃないけど、毎日飽きることなく食べられる。R35は、食いモンに例えるならステーキである。確かに肉好きには堪らない美味さだし、味だけでなくボリューム感だってハンパない。でもソレを毎日食えるかと言われたら、答えはノーである。でもって「ステーキとサンドイッチ、どっちが美味いか」という質問をされたら、答えは当然「美味しさの質が違うんだから答えられない」である。なぜロードスターという車種が25年以上も作り続けられていて、スペックで見る限りだと大した進化もしてないにも関わらず支持され続けているのか、その理由が何となく分かった希ガス今日この頃であった。