アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には９１１ＧＴ３＆ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか（？）な日常

HELLBRIGADE

　ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「屋根の美しさを羨望するあまり、土台を築くことを忘れてはならない」

Ｂｙ　豊田喜一郎


　といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


＊自由の重荷

　あの世界で最も注目を集める選挙が終わってから２日経ったが、未だ何処のメディアも結果の話でもちっきりである。まぁ何ちゅーか、あの選挙は民主主義と資本主義の限界を同時に示した選挙でもあったのだから、気持ちは分からんでもないのである。今のアメリカは上位１０％の富裕層がアメリカの半分以上の富を独占してる＆上位１％だと２割の富を独占してるという、何とも発展途上国めいた格差社会なのである(^_^;)が、選挙における一票の重みは、トップ１０の人間でも、ワースト１０の人間でも、等しく平等なのである。でもって民主主義における投票の自由は、悪意やルサンチマンを以ってその１票を投じる権利すらも保証している。その集大成がこの前回の大統領選挙なのである。




　まぁ何ちゅーか、イギリスの脱EU国民投票もそうだったけど、やっぱガチの自由は今の人類にとってまだ重荷でしかないんじゃないかと思うのである(￣〜￣)理解と受容と妥協を駆使して異文化と接したり、果てしない情報の大海から的確に責任以って重要なソレを掴む能力のある人間ってのは、実は非常に少ないんじゃないかと思うのである。ソレが出来ないヤツはいとも簡単に他民族他文化と衝突したり、情報に溺れて二進も三進も行かなくなってしまうのである。中国のやり方が発展途上国でウケたり、ドゥテルテみたいなのが国家頭首になれちゃったりするのは、つまりこういう事なのである。自由が重過ぎるから、余計な事を考えなくしてくれるリーダーが欲しいのである。


　分かり易く言うと、籠の中の鳥を解き放つようなモンである。外の広い世界って美しく見えるけど、ソレは見た目だけである。エサはテメェで探さなきゃいけないし、巣もテメェで作らなきゃならないし、子孫繁栄のための相方もテメェで探さなきゃならないし、天敵からもテメェで身を守らなきゃいけない。ソレが出来る強靭な鳥ならば外の世界はこの上なく最高な世界なんだけど、そうでない鳥は籠の中以上に苦しい目に会う事になるのである。でもって人類の場合、思った以上に「籠の外が苦しい、生活できない」って人のが多くて、外の世界のインフラ整備を約束する人よりも、籠と餌を用意してくれる人に投票しちゃうってワケである。


＊ふたつ屋根の下

　まぁこの話は限が無いので、正式に就任した後に語るとしようジャマイカ。話は変わって、漸く【マツダ・ロードスターRF】が正式に発表されたのである。デザインについては以前述べた通りだけど、やっぱカッコ良いのである(*´д`*)こう言っちゃアレだけど、ワタクシはコレを美しいと思えない人とはクルマ談義できそうにないのである（笑）エンジンを２リッターのみに絞ったのも、ある意味ナイスな判断だと思うのである。何をどうやってもハードトップ（タルガトップ？）にした分重量が増すから、１.５リッターじゃ確実にパワーとトルクが足んない事が容易に想像付くからである。パワーと屋根のRFと、軽さと解放感の素。ちゃんと差別化が出来てるのである。


　値段は屋根そのものと屋根のギミック、あと２リッターエンジンの分だけ高くなるとは思ったけど、一番高いグレードで３７４諭吉。その上で各種オプションを装着したりすると、乗り出し４５０諭吉ってトコであろう。２５年前にタイムスリップして、当時のロドスタ乗りに「２５年後のロードスターは乗り出し４５０諭吉」なんて言ったとしても、恐らく誰も信じないんじゃないかとワタクシは思うのである（笑）コレについてマツダのシャッチョが【若者のクルマ離れを云々】とか言ってるのであるが、流石にこの値段は若者にはちと厳しいんじゃないかと思うのである(^_^;)ワタクシだって、この値段出されたら流石に「やっぱ86/BRZ買いますサーセン(∀｀*ゞ)」って担当さんに言うであろう（爆）

　あとコレは前にも言った事だけど、コレは屋根を普段は閉じてる人向けのNDだとワタクシは思うのである。ロンマニアの皆様も街でロドスタ見たら、開けてる人よりも閉じてる人の方が多い事に気付くと思うのである。そう、開けて楽しむ人って、実は思ったより少ないのである。だから普段から閉じてる人にとっては屋根は硬い方が色々と便利だし、デザインも閉じてる事が前提に作ってあるのである。ソフトトップはその逆で、開ける事がデフォの人を対象にしてるから、開けた時に一番ビシッと決まるデザインになってるし、屋根は天候と防犯目的が第一だからシンプルで良いのである。つまりエンジンだけでなく、屋根でも差別化が出来てるのである。


＊青空こそ屋根

　でもって「コレが欲しいか？」と問われたら、ワタクシの答えは「ノー」である。何故ならワタクシは、屋根を開けていたい派だからである。ワタクシがロドスタ欲しいと思ったのは、あのオープンエアーの解放感が大好きだからである。だから閉めっぱなしが前提＆開けても解放感が落ちるRFには興味が無いし、こっちのが速いって言われてもノーサンキューである。速さならR35で事足りてるし、あとワタクシは普段の足としての機能も重視してるので、軽くて排気量が少なくて燃費も良い１.５Lエンジンのソフトトップが良いのである。つまり目的に全くそぐわないのだから、欲しがる理由なんて何処にもないのである。やっぱオープンカーは開けてナンボである。



　NCのコレみたいにリトラクタブルハードトップでもオープンの解放感が得られるのなら話は別だったけど、そうでないから要らないってワケである。ぶっちゃけた話、屋根を閉めたロドスタの閉塞感はハンパないのである(-ω-;)ただ単にワタクシがデカいという事もあるのだろうけど（笑）オープン時の解放感と比較しちゃうから、何をどうやっても閉めた後は狭く感じてしまうんじゃないかと思うのである。でもまぁ何はともあれ、試乗車がやってき次第試乗する予定である。何だかんだクルマってのは乗ってみなきゃ分らん事も間々あるし、ソレで気が変わるなんてことも良くある話だからである。さてその日が来るまでまだ幾分かあるので、もうさっさと寝ようと思う今日この頃であった。