アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

LIGHTS OUT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「偉人なくして偉業はない。偉大になろうとした人だけが、偉人となる」

By シャルル・ド・ゴール


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*寝てる間に偉業達成

 モタスポの世界には”世界三大レース”なるモンがある。ル・マン24時間レース、F1のモナコGP、そしてインディ500である。もうココまで書けば情弱なロンマニアの方以外ならワタクシが何を言いたいのかが分かると思うが(笑)今朝の【佐藤琢磨インディ500制覇】についてである。流石のワタクシも、コレばかりは想像してなかった次第である。何せ「どーせ琢磨の事だから、また欲張って前へ出ようとしてクラッシュでしょ┐(´д`)┌」って心底思っていたのだから、ココは素直にゴメンナサイするっきゃないのである(爆)

優勝直前&優勝の瞬間に解説の面々が言葉を完全に失うぐらい、コレは凄い事だったのである。モタスポ属性の無いロンマニアの方に分かり易く説明すると、ゴルフで言うとマスターズ・トーナメントで、自転車で言うとツール・ド・フランスでニッポン人が優勝したのと同じぐらい凄い事なのである。琢磨のドライバーとしての云々はこの際置いといて(笑)コレばかりは純粋に勝利を褒め称えたいと思うのである(^-^)//""


 コレで世界三大レースの内、ル・マンは既にワークスとドライバーが個別に制覇(ワークスは1991年にマツダが。ドライバーは1995年に関谷正徳、2004年に荒聖治が)していて、今回のコレでインディも制覇して、残るはモナコだけだけど、コレは優勝云々以前に今のF1にはニッポン人ドライバーが存在してないので、まだまだ当分先の話になりそうである(^_^;)ただ何だかんだ言っても、ニッポンにモタスポはソレなりに根付いてきたなとワタクシは思うのである。多分グローバル化とネット化が進んだおかげで、過去と比べ海外の情報に圧倒的に触れ易くなった事があるんじゃないかと思うのである。だから「若者のクルマ離れガー」って言われても、ワタクシは然程心配はしていないのである。


リトラクタブルハードトップvsソフトトップ

 今じゃ草の根レベルの地味なモタスポイメージしかなくなってしまったが、上記にあるように昔のマツダのモタスポは凄かったのである。レースじゃル・マンで勝ったし、市販車もRX-7という屈指の名車を扱っていたし、マツダ車専門のチューニングショップだって数多くあったのである。昔は「知ってて当然、知らなきゃモグリ」的な存在だったロータリー専門のチューニングショップが、今じゃデミオやCX-5のチューニングで食い繋いでるのを見ると結構寂しいモンがあるのであるが(笑)ただ昔を振り返ったって時間が巻き戻るワケではないので、今あるモンに目を向けるだけである:


そう、以前から乗りに行きたいと思ってた【ロードスターRF】に漸く乗りに行けたのである。今までずっと乗りに行きたいと思ってたのだが、サバゲーやら走行会やらで色々忙しかったのである(笑)ロドスタっていうクルマは古今東西「乗ってみなきゃ良さは絶対に分からない」って類のクルマなので、試乗は最早必須なのである。


 まぁコクピット云々に関してはワタクシのNDと同じなので、ソコんトコは省略である。でもって良いなと思ったのは、やはりRFだけの2Lエンジンである。やっぱ排気量に余裕があるだけあって、2500rpm辺りから力強いトルクが出て来てて、ソレが街乗り〜ワインディングで使う領域にピッタリ合うのである。1.5LのNDのトルクが足らんとは言わないが、ソレでも2Lと比べちゃうとやっぱ物足りないのである(^_^;)あと試乗したのが上級グレードとあって、ブレンボブレーキとビル足がセットだったのだが、やっぱどっちも(・∀・)イイ!のである。柔らかいけどリニアにシッカリと効くブレーキに、腰のあって粘ってくれるダンパー。GDBやR35で慣れ親しんだソレは、やっぱ何時でもワタクシを安心させてくれるのである。



 あとワタクシが懸念してた「オープン状態にすると布屋根にはない後部のアレが解放感の妨げにならないだろうか?」に関してだけど、実際乗ってみた感想は「前方180度に関しては変わらない」である、確かにソレより後ろを見ると後部のアレが視界に入ってくるのであるが、でも後ろを見る機会なんてそうは無いから無問題である。あと2L化&RHT化によって100kg近く増えた重量であるが、コレも出力&トルクアップにより相殺されてるって感じである。まぁあくまで街乗りレベルの話であって、サーキットとかではどうなるかは流石に分からんのである。でもやっぱ根本的な部分はソフトトップのNDと同じであり、ソコんトコは安心して乗れる次第である。まぁ何ちゅーか、マツダも伊達に28年ロドスタを作り続けてきたワケではないのである。


*たかが屋根、されど屋根

 勿論、欠点が無かったワケではない。その最たるモンの一つが「屋根の分厚さ」である。写真や映像じゃ中々分からんが、アレ結構厚みがあるのである。だから屋根を閉めると、上下方向に室内が狭くなってしまうのである。背の低い人なら何ら問題は無いのであるが、問題はワタクシのような背の高い人間である(^_^;)屋根を閉めると、屋根とワタクシの頭のクリアランスが指1本分しかないのである。つまりどういう事かというと、ヘルメットかぶった状態で屋根閉めれない→サーキット走行ができないという事なのである(-_-;)ソフトトップの場合は屋根そのものが薄い&布だから少しぐらいなら出っ張っても誤魔化せるのであるが(笑)ハードトップだとそうはいかない。つまりワタクシが今後買う可能性は限りなくゼロに近いって事である。



 総合的な感想としては「サーキット行かない&屋根を閉める場合が殆どの人は、迷わずRF」といったトコであろう。スタイル的にもRFは屋根閉めた方がカッコ良いし、ハードトップだけあって気密性も遮音性もエアコンの効きも良くなるし、何よりエンジンのトルク領域が街乗りに最適だからである。でもってサーキット行く事も考えている&屋根は可能な限り開けていたいのなら、迷わずソフトトップの素を選ぶべきである。素は屋根を開けた時が一番スタイル的に美しいし、布は遮音性もエアコンの効きもやっぱアレだし、何より軽いからである。つまりソフトトップとハードトップで、明確な住み分けが出来ているのである。こういうクルマ作りが出来るのなら、マツダは当面安泰だ。そう確信した今日この頃であった。