アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BROKEN VALLEY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「幸福な人は極めて少ないですよ。どんなに少ないかがお分かりになれば、きっとびっくりなさるでしょう」

By アガサ・クリスティ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*分かってたけどビックリ

 ちょっと今日は用事があるんで、早めの更新である。まぁ永遠にそのままなんて事は絶対に無いとは分かってたけど、でも【カルロス・ゴーンが来月いっぱいで日産のシャッチョを退任する】って話が出た時は流石にビックリしたモンである(^_^;)何せ今までず〜〜っと長期政権が続いてた&元々ゴーンは絵に描いたような典型的なワンマン経営者だっただけに、何ちゅーかこち亀が連載終了した時と同じぐらいビックリしたのである(笑)まぁシャッチョは退任しても会長の座にはそのまんま居座るとの事だし、日産の筆頭株主は相変わらずルノーのままなんで、日産の今後の方針に大きな変化は無いだろうと思うのである。まぁぶっちゃけワタクシ的にはGT-RフェアレディZ以外の日産車は殆ど興味ないので、ソレさえあればシャッチョが誰でも構わんのであるが(爆)


 まぁゴーンについては「高過ぎる役員報酬ガー」「ワンマン強権政治ガー」「非常な首切りと工場閉鎖ガー」って文句言うヤツが未だ多く居るけど、でも以前から言ってるように、ワタクシはゴーンの手腕は高く評価してる次第である。ゴーンが来る前の日産の話ってのは水野和敏氏も散々ネタにしてたのだが、ソレはソレは酷かったらしいのである(^_^;)何せ末期のクルマ作りの方針が「トヨタのマネして、ソコに+αの付加価値を加えて売れば楽に儲かる」ってお偉方が大マジで言ってたらしいから、あのまんまゴーンが来なかったらシャレにならん事になってた筈である。メーカーそのものが消滅するか、或いは存続したとしても今の三菱やランチアみたいな超どうでもいい退屈なクルマ作って細々と生き残るかである。


*ゼロの車速アップ&苦手克服

 ソコから大鉈を振って見事に復活させたんだから、たかだか90000諭吉の年収でガタガタ言うなって話である。その額をゴーンに払うか、或いはン万人居る日産社員が全員まとめて路頭に迷うか、答えはもう分かり切ってる筈である。あとクルマの歴史的にもゴーンが水野氏を見出したお陰でR35が誕生し、ソレにより国産スーパーカーの時代が始まったのだから、クルマ好きならソコを評価しないでどーすんだって話である(笑)さて話は変わって、と:

レブスピード 2017年4月号 (REV SPEED)

レブスピード 2017年4月号 (REV SPEED)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2017/02/25
  • メディア: 雑誌

中速コーナーは、確かにワタクシも苦手としてるトコである。FSWで言うとコカコーラコーナーとか100Rとか、もうVDCランプやTCSランプが点滅しっぱなしである(笑)ソコんトコをSオーナーに聞いてみたのだが、コツは「急激な荷重変動を与えない事、4輪を均等にグリップさせて曲がる事、旋回Rを小さくし過ぎない事」との事であるから、今後も要練習である。あとNDのパーツや特集が日に日に増えてきて、嬉しいやら悲しいやらである(^_^;)こんなに便利なモンがあるんだったら、あの時の苦労は何だったんだって話である(爆)


ゼロの使い魔22 ゼロの神話 (MF文庫J)

ゼロの使い魔22 ゼロの神話 (MF文庫J)

「完結まであと2巻」って時に原作者が亡くなっちゃって一時はどうなるかと思ってたけど、原作者が遺したプロットを代筆者が書き継いだ事でこの度無事に完結したのである。読了した感想は「兎に角綺麗に終わって良かった」ってトコである。何せ原作者が生前に書いたソレが物凄く良いトコで終わった→その後に作者の訃報を聞いた時は「超良いトコだったのに、未完のまま終わりなのか(´;ω;`)」ってなってたモンだから、もうワタクシ的には「無事に終わった」って事だけで満足なのである。終わり方についてとやかく言うのは、ワタクシ的には無粋だからしない次第である。


*日産ビフォーアフター

 話をまたゴーンに戻すとしよう。よくクルマ好きからのゴーン批判として「ゴーンが来て以来、日産車がつまらなくなった」ってのがあるが、ワタクシはコレも的外れだと思うのである。ちゅーのもアレはゴーン前の時代が特別だっただけで、ゴーンが居ようが居まいが結局日産車はああなったとワタクシは推測するのである。ちゅーのも一部のオタクが”日産車が一番良かった時代”と称する年代って、その殆どが80年代後半〜90年代後半の事を言ってるのであろうが、この時代のニッポンはどんな時代だったのかって話である。そう、バブル経済である。免許取りたての18の若造がフルローンでBNR32が買えちゃってた、雇用と昇給が超確実で銀行も大盤振る舞いだった、あの時代に作られた日産車である。


 そう、あの時代に作られたクルマだったからこそ、余裕もあったし色々尖れてたのである。あの時代が全盛期だったのは別に日産に限った話じゃなく、何処のメーカーだってそうである。ホンダだって初代NSXをバカスカ売りまくってたし、マツダだって今からは想像できんが高級車作ってたのである。でもって何処も彼処も、21世紀に突入してバブル景気が完全に終わったら、揃いも揃って退屈なラインナップになっていった。そう、日産車が21世紀以降退屈になったのは、ゴーンじゃなく時代のせいなのである。でもって何故バブル景気が起こったのかって、ソレをニッポン国民が望んだからである。人のせいにする前に、先ずはテメェの胸に手を当てて考えてみる。当たり前の事だけど改めてそう思う今日この頃であった。