ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「他人の考えを読み取ることは他人の食べ残しを食べるようなもの、他人の脱ぎ捨てた衣服を着るようなものだ」
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*やっぱグラフィックは大事
ゲームにとってのグラフィックは、クルマにとってのデザインのようなモノ。ゲームのグラに関するワタクシの見解である。グラが良ければ良いゲームになるワケではないが、グラが悪くて良い事なんて何一つ無い事も事実である。だから良いゲームを作ろうと思ったら、グラを良くする必要は大いにあるのである。グラが悪くても面白いゲームと、グラが良くて面白いゲーム、どっちが言いうのかと問われたら断然後者である。その点で、このゲームには前からソレなりに期待してたのである:
- 作者:
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2017/03/02
- メディア: Video Game
でもって実際プレーしてみたのであるが、コレが実に良く出来てるのである。多分今までのPS4のゲームで、コレが最高のグラを誇るゲームなんじゃないかと思うぐらいグラが端麗なのである。
やっぱ改めて、グラは重要だと思ったのである。グラが良いと没入感が増すし、没入感はそのまんまゲームの面白さに直結する。だからグラを良くするって事は、ソレ即ちゲームを面白くするって事なのである。
今の和ゲー勢に足らないのって、やっぱ開発力だと思うのである。和ゲーからもGTシリーズやFFシリーズやMGSシリーズみたいなAAAタイトルは出てるには出てるんだけど、やっぱ開発が遅すぎるのである( ̄〜 ̄)何故遅いかって、開発費もそうだけど、マンパワーが足りないのである。聞いた話、ニッポンのメーカーには優秀なプログラマーが中々集まらないんだそうである。優秀な人材はソレこそロックスターとかノーティードッグとかEAみたいなトコに真っ先に取られてしまって、ニッポンのメーカーにやって来るのは余った人材だけなんだとか。昔と違って人材もボーダレスな今の時代、そういう序列が出来てしまうとひっくり返し難くなるから、ホント難しいトコである(^_^;)まぁ、ワタクシは面白いゲームがプレイできれば、国内がどうなろうと知ったこっちゃないのであるが(笑)
*サヨクの心情と信条
話は変わって、少年ジャンプのマンガに【U19】というマンガがあって、職場の待合室に転がってるジャンプからソレを読んでみたのだが、コレがまた凄いマンガなのである。巷では「展開が遅すぎる」とか「細かいトコのツッコミ所が多過ぎる」とか「絵は上手いのに残念過ぎる」とか色々言われているが、ワタクシの観点はソコではないのである。このマンガの凄さは「サヨクの心情と信条がこの上なく巧みに描かれている」という点に尽きるのである。国会前だとか辺野古基地だとか、そういうトコで路上に出て叫んでた連中が何故あんな行動を取るに至ってるのか、その謎がこのマンガを読む事で解けたのである。何ちゅーか、ワタクシはまだまだ勉強が足りなかったのである(笑)
もうこの書き方で、ワタクシがこのマンガを純粋に評価してないって事は良く分かって頂けたと思うのである(笑)何故サヨク連中があんだけ選挙で負けても何とも思わないのか、何故テメェ等身内の話以外を聞こうとしないのか、分かり易く言うとこんなトコである:
自分達の考えは素直で純粋な心から出たモンだから、即ちソレは正義である
↓
正義なのだから、自分達の考えは普遍的に受け入れられるべきである
↓
受け入れられないのであれば、ソレは受け入れない方がおかしいのである
↓
選挙だとか会議だとかは、正しい自分達の話を聞いて納得してもらう場でしかない
↓
合法的な方法でダメなのなら、実力行使も止む無し
という事なのであり、その描写が実に巧みで素晴らしいのである(笑)自分達は純粋で正しいのだから他人の話なんて聞く必要は無いし、選挙で負けたってソレは「正しい気分達の意見を上手く聞いてもらえなかっただけ。次は上手くやれば何とかなる」ぐらいにしか考えないのである。だからサヨクのやる事は不毛極まりないし、そのサヨクの支持を受けた野党も不毛なのである。
まぁコレだけじゃアレなので、マンガの話も少しだけしようジャマイカ(笑)マンガの方も一通り読んでみたのだけど、何ちゅーか作者は大人や大人社会がよっぽど憎いんだろうなって事が伝わってくるのである。フツーなら「確かに大人や大人社会には理不尽が少なくない。けど良い大人も沢山いて、そういう人達にお世話になったから、流石に大人全体を憎むのはねぇ(^_^;)」ってなるのだけど、このマンガにはソレが無い。ただ只管、大人と大人の社会を醜く描き、その反面子供を只管純粋に美しく描く。ネットとか見ると、このマンガに対する感想に「気持ち悪い」ってのが少なくないのであるが、ワタクシもそう思うのである。やっぱネガティブな感情を昇華せずにぶつけられるのは気持ち悪いのである。
*リアルさとリアリティー
物語がリアルである必要は無いけど、リアリティーはこの上なく重要。コレがフィクション作品に対するワタクシのジャスティスである。じゃあリアリティーは何かと問われたら、ワタクシは「非現実に対する整合性とバランス」と答える次第である。例えば魔法が存在する世界の物語ならば、ソレが敵と戦う時にしか使われないってのは変なのである。もしワタクシが魔王のある世界の王様だったら、間違いなく日常用途や経済産業を良くするための魔法を開発するであろう。魔法使いを大勢育てるよりも、その方が国が豊かになるからである。宮崎駿作品の何が凄いかって、このリアリティーの追求が徹底してる点にあるのである。パヤオ映画には一見変な形した機械が多いけど、全てが理に適った設計になってるのである。
そう、このU19ってマンガの最大の欠点は、このリアリティーが無さ過ぎる点にあるのである。もしも大人が子供を徹底的に弾圧する社会になったとして、そうなった場合の社会や人々の変化が余りにもチグハグ過ぎて、読んでてクエスチョンマークが果てしなく出てくるのである(笑)何ちゅーか作者が「面白いマンガを作って読者を楽しませたい」っていう利他的な動機ではなく「憎き大人や社会や国を、俺のマンガ内で徹底的にやっつけるッ!」っていう利己的な動機で描いてるんだなってのが、ワタクシの正直な感想である。自分を客観的に見る事を学び、他人の意見に耳を傾ける。そうしなければ、他人を楽しませる事はできない。改めてソレを認識した今日この頃であった。