アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE RISE OF CHAOS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「欺かれる者は欺かれない者よりも賢く、欺く者は欺かない者よりも良い」
By セーレン・キルケゴール

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか

*日常が楽しい
 ゲームのグラフィックというシロモノは、美しければ美しいほど良い。世間では「ゲームで肝心なのはグラじゃなく面白さ」というが、ソレは「人間は見た目よりも中身」と同意義なのである(笑)中身が同じならば見た目が良い方が断然良いに決まってるし、見た目がどうでも良くなる程の中身なんてのはこの世に殆ど存在しないのである。グラが良ければ良いほどゲームへの没入感が強くなるし、操作してるキャラクターが行った事に対する臨場感も強まるのである。最近漸くコレをやり始めたのであるが、改めてソレを思い知ったのである:

レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4

レッド・デッド・リデンプション2【CEROレーティング「Z」】 - PS4


『レッド・デッド・リデンプション2』公式ゲームプレイ動画

1と違って2ではメシ食ったり睡眠を取ったりしないと基礎体力や基礎スタミナが回復し難かったり、フロに入らないと体臭で相手にイヤな顔されたり、集団生活をしてるため稼ぎを収める必要があったりするのである。つまり1でははオマケ程度のモンでしかなかった狩猟や魚釣りや賞金稼ぎといった要素が、ある程度必須になってくるのである。そしてソレに際して、上記にあるグラという要素が寄り道でしかないこういう要素を盛り上げてくれるのである。

 そう、ゲーム進行に関係無い何気ない要素が、グラがもたらすリアリティーのお陰で楽しくなるのである。例えばゲーム内で一日を過ごすだけで、やる事は結構あるのである。

朝、拠点の自分の居住スペースで目を覚ます

シチューを食って、コーヒー飲んで、髭と髪型を整える

稼ぎを求めて馬に乗ってブラリと旅へ出る

途中で鹿なりキツネなりを狩って、皮と肉をゲットする

途中でクマに出くわしたけど、命からがら撃退&ついでに皮とか爪とかもゲット

賞金首のポスターあったんで早速追跡して、生きたままふん縛って保安官に突き出して懸賞金ゲット

獲物とカネを拠点に持ち帰る

先ほど狩った動物の肉を調理して晩メシにする

夜遅くなったので就寝

メインストーリーとは全く関係無いこうしたオマケ要素が、設定への細かい拘りや圧倒的なグラもあって、まるで自分がソレをやってるような臨場感があるのである。こうした何気ない行動が色々楽しくて、本編そっちのけでハマってしまうのである。オープンワールドはもうマンネリかと思ったけどまだまだ発展の余地があって、そして和ゲーはまた洋ゲーに更に差を広げられた事も感じさせられたのである。まぁ何ちゅーか、和ゲーが萌えに走るしかない理由が良く分かった希ガスのである(笑)

*儲けたければバカを騙せ
 商売で大儲けする一番確実な方法は、バカを(合法的に)騙すこと。コレはワタクシが前々から言ってきた事である。握手券と総選挙のアイドル然り、ソシャゲのガチャ然り、行列のできるラーメン屋然り、意識高い系然りである。ちゅーのも中途半端に賢いヤツってのは意外と多いモンであり、そういうヤツはテメェは賢くて特別だとは思ってるけど具体的に何か出来るワケでもなく、自分で考える事もできないモンなのである。そういうヤツが「特別な”何か”になりたいッ!」って考えると、皆がやってる事の一歩先へ進むか奇を衒うかであり、そしてソレがカネで手に入るのなら喜んでカネを出すのである。


 でもって狡賢いヤツは中途半端に賢いヤツの「中途半端な自己顕示欲」を理解しているから、ほんの少しだけ「コレをやれば君はそんじょそこらの凡俗よりも進んだ人間になれるッ!」って囁くだけで、面白いようにソレに飛びつくのである。故にワタクシはこの【フォロー&RTしてくれたら100諭吉を100人分、計10000諭吉をプレゼント】も似た様なモンだと考えているのである:

「100人に100万円」ZOZO・前澤氏ツイートに大騒ぎ(19/01/07)
まぁ何ちゅーか、実に良く考えられたマーケティングである( ̄~ ̄)ヘタに広告費として10000諭吉使うよりも、このやり方のが宣伝効果は断然高いからである。自分の頭で物事を考えられるロンマニアの方からすれば「こんな事したら自分の価値が大幅に下がるんだけど、良いんだろうか(;´Д`)」って思うだろうけど、全然おkなのである。ちゅーのもZOZOで服買うヤツなんてのは【ツケ払いで服買うようなヤツ】だから「変な事するヤツからモノを買うべきではない」なんてリテラシーは持ち合わせていないであろう。そう、この手のバカを騙す商売の賢いトコは、賢い人を完全に切り離してるトコにあるのである。

 あとワタクシが宣伝以外に感じてる事が一つあるのである。ソレは「ひょっとしてZOZOTOWNは大掛かりな社会実験をしてるのではないか」という事である(笑)突拍子もない事をやって、ソレで世間がどう動くのか、主要顧客層であるネット民がどう反応するのか、やる前とやった後での売り上げはどう変化したのか等々。そういうデータを集めれば、今後新しい事をやる際に「どうやればウケを取れるのか」「何処までが我慢の限界なのか」の指標になるからである。でもって世間がこんだけ騒いだのであるから、実験は大成功ってトコであろう。もしも世間がコレに対し沈黙していたら、前澤氏は今頃青褪めていた筈である。

*ホントに良いモンはあんま儲からない
 この件で改めて思ったのは、やっぱワタクシは商売に向いていないという事である(笑)仕事の方でも趣味の方でも、商売をやってる人の話を幾つか耳にした事があるが、共通してるのは「ガチる事と儲かる事は、実は別の話」って事である。上記に書いたように、ホントのホントに良いモンが分かる人ってのは実に少ないのである。殆どのヤツが「自分は何が好きか」じゃなく「隣のヤツは何が好きか」で物事を決めて、誰が作ったのか分からないコンセンサスの中において一歩だけ前へ出てイニチアチブを取ろうって考えてるからである。だから儲けようと思ったら、ガチさを妥協しなきゃならなくなるのである。

 現に高級ブランドってのは、その殆どが小さい会社なのである。フェラーリランボルギーニトヨタやホンダと比べモンにならんぐらい小さい会社だし、パテック・フィリップやオーデマ・ピゲもカシオやセイコーと比べるとビックリするぐらい規模も売り上げも小さいのである。そう、ブランド力と売り上げの多さってのは、実は比例しないのである。だからワタクシはバカスカ売れるモンにホントに良いモンは無いと考えてるし、今までのワタクシの人生経験においても実際そういうモンに出会った事は無いのである。ガチってプレミアムブランドを目指すか、マスブランド築き上げて大儲けするか、人生ってホントにトレードオフなんだなと痛感させられる今日この頃であった。

f:id:LiongHMD:20190107235418j:plain