アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DEGÜELLO WARTUNES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「ジョンとヨーコが”友よ、平和を!”と言っただけで、世界中の首相や国王・女王がすぐに政策を変えるとは思っていない」
By ジョン・レノン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*連休は古い映画と共に
 正直な話、ワタクシはゴールデンウィークをあまり好きではないのである。ちゅーのも、何処へ行くにしても人が多過ぎるし、道もメチャクチャ混むし、普段ロクに運転しないヤツまでもクルマ出すから色々危ないのである( ̄~ ̄)だから何処へ行くにしても面倒臭くなって家に居るか、あるいは高速を利用しない距離をブラブラするかしかないのである。ちゅーワケで、今回のゴールデンウィークは映画観てたのである。今はネット経由で1本0.3英世ほどで観れちゃうんで、結構お得だったりするのである:


映画「ラストエンペラー」ブルーレイ 発売中!
幾つか観た中でも、特に印象に残ったのがコレである。古い映画でガキの頃に一度観た事があるのであるが、この年になってくるとガキの頃に分からなかった事が色々分かってくるので、そういった新鮮味があるのである。

 どういう映画かっていうと、中国最後の皇帝だった愛新覚羅溥儀(以後溥儀)の生涯を描いた作品である。3歳で皇帝に即位して、その後クーデターで紫禁城追い出されて、イギリスやらニッポンやら中国やらソ連やらの国々に運命を翻弄されて、北京の庭師として人生を終えるまでを3.5時間ぐらいかけて描いてるのである。世間では皇帝即位のシーンが一番凄かったっていうけど、やっぱワタクシはラストのこのシーンが一番好きである:

The Last Emperor finale
年老いた溥儀が紫禁城に立ち寄って、かつて自分が座ってた椅子を眺めるシーンである。運命に翻弄されまくって波乱万丈の人生を送ってきた溥儀が、この椅子を見た時何を思ってあの表情を浮かべたのか。諦観とも受け取れるし、満足したとも受け取れるし、ソレを色々想像してしまうのである。あの当時はメチャクチャ評価されてたこの映画だけど、改めて観てもやっぱ凄い映画だったと実感させられるのである。

*ニッポンのラストエンペラー
 何故急にコレを観たくなったのかと言えば、やっぱ年号が変わったからだろうなと思うのである。年号が変わるに際して素直に祝うヤツも居れば、ヘソ曲げて否定するヤツも居る。そして当然「今後の皇室はどうなるのか」とか「男系男子で今後もやっていけるのか」って疑問も出てくるのである。ソレに対するワタクシの見解は「ニッポン最古の伝統なんだから男系男子で続けられるのならソレがベストなのは間違いないけど、続けられないのなら女系男子でも、何なら女系女子でも全然構わない」である。ちゅーのもこういうのって「続けたいッ!」って意志と努力だけで続くモンではなく、運も大きく絡んでくるからである。


皇室の未来とは?「私の名前を出すのは失礼だ!」明治天皇の玄孫・竹田恒泰と"女性宮家"を徹底議論!|AbemaPrime 5/1放送|平日よる9時~【アベマTV】

 歴史にソレなりに詳しいロンマニアの方ならご存知だと思うが。第二次世界大戦でニッポンが負けた時「昭和天皇を戦犯として裁判にかけるか否か」が議論されてたのである。つまり運が悪ければ、皇室は昭和20年で終わってた可能性だってあったのである。でもその当時は運良く(?)GHQがこういう判断をしたのである:

昭和天皇を処刑して皇室を廃止する

ニッポン人の多くがレジスタンス化して、ゲリラ戦を仕掛けまくる

GHQのニッポン統治がスゲェ面倒臭くなる

( ゚Д゚)マズー

処刑&廃止した事でニッポン人が強烈な反アメリカになる

敵の敵は味方」論理で、ソ連とニッポンが急接近

ニッポンが共産主義化してアメリカの敵に回る

( ゚Д゚)マズー

つまりあの当時のアメリカがその気になってたら、昭和天皇はリアル溥儀と同時期に、二人仲良くラストエンペラーになってたかも知れなかったのである。ワタクシが「続けたいという意志と努力だけじゃ続けられない」ってのは、つまりこういう事なのである。


知ってるつもり?! ダグラス・マッカーサー

 だから運が悪ければ、もうどうしようもなくなるモンなのである。ニッポンがアメリカ並の国力と軍事力を持ってるんだったら話は別だけど、生憎今のニッポンにゃそんな国力は無いし、今後も無いだろうと思われるのである。運に恵まれないなら出来る事を最大限やる以外の選択肢はなく、ソレが女性天皇女系天皇を選ぶ事であるのなら、躊躇わず選ぶべきだとワタクシは思うのである。繰り返し言うが、皇室が男系のまま2000年以上続いてきた最大の理由は、運である。今の時代、他の王室にできなくてニッポンの皇室だけできるなんて事は、存在しないのである。

*最近は観たい映画が無い
 何つーか音楽同様、映画も古いモンしか観てない希ガスのである( ̄~ ̄)上記にある様にガキの頃に意味が分からなかったモンが大人になって分かるようになって、改めて見直すと面白いってのもあるけど、やっぱ今時の映画を観ようって気が起こらないのである。こう言っちゃ何だが、俳優が今の人になってる&特撮技術が凄くなっただけで、やってる事自体は昔と大して変わらないって希ガスのである。だったら昔の名作と呼ばれる映画を観た方が、ハズレを引く可能性が低くて安全ってモンである。何せ年取ってくると時間の流れが速く感じるので、2時間前後でも勿体なく感じるのである(笑)

 音楽や映画に関しては昔のが面白いって感じるけど、何故かクルマだけは新しければ新しいほど良いってのがワタクシのジャスティスである(笑)何故そうなるかって、クルマは新しければ新しいほどに性能が上がって走りが良くなってタイムもアップするけど、音楽や映画には分かり易いクオリティー向上が無いからである(爆)今の映画が30年前の映画と比べて3倍面白いかと言われたらそうではなく、時代が変わって機器のレベルは上がって映像や音のインパクトは増えても、肝心な面白さは大して変わってない。そんな気がする今日この頃であった。

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