アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE MAGICIAN'S BIRTHDAY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「一流になる秘訣は、一流になった人から教えてもらいましょう。自分の目標となる人を見つけ、その人の本を読んだり、電話をかけてみることです。また、直接その人と会えそうな場所に出かけて行き、話をするといいでしょう。立派な人々に実際に触れることが、自分を高める一番の道だからです」
By ボブ・リチャーズ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*同乗走行のススメ
 ロンマニアの皆様が走行会に行くようになったら、同乗走行の機会は上手に使う事をオススメする次第である。ノーマルだったら「ノーマルなら何秒まで縮められるか」の目安になるし、チューニングしたクルマだったら「自分で気付かなかった問題点が何処にあるのか」を知るキッカケにもなるし、兎に角目的意識さえあれば同乗走行から得られる事は非常に多いのである。というワケでワタクシも「GT3だけど、何処に限界があって、限界まで攻め込むとどんな挙動になるのか?」が知りたかったので、2本目の走行からは早速山野さんに運転して貰った次第である:

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同乗して貰って分かった事は「ワタクシが如何にチキン ハートだったか」という事がである(笑)ワタクシは石橋を叩いて渡る性格なんで、限界が10だとしたら1→2→3と順に上げるタイプなのだが、もし限界が100ならば時間が幾らあっても足らんっちゅー話である(^_^;)が、山野さんみたいなプロドライバーはいきなり98~102まで踏み込んで、ソコから微修正しながら乗りこなしちゃうって方法を取るのである。

 こうやって「100が何処にあるのか」が具体的に分かれば、次からはいきなり100はムリでも90ぐらいまで踏み込めるのである。そして90まで踏み込めれば、後は石橋叩いて91→92→93と上げていっても時間は大幅に短縮できるのである。そうと分かったら、後は徹底的に練習するだけである:
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巷で良く言われる「RRは進入時に荷重乗せないとアンダーステアが出て、脱出時は気を付けて踏まないとオーバーステアが出る」って言われてるけど、こうやって横滑り装置切って色々試したけど、ンなモン微塵も感じないのである。お手本通りにコーナー進入すれば良いし、お手本通りにコーナー脱出すれば良いのである。その「RRの云々」っていうのは多分空冷時代の話であり、今の992は「RR」ってよっかは「後輪駆動」って考えた方が良いのである:

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あとタコメーターであるが、1~3速だと加速が速過ぎて目で追いかけられないのである(^_^;)だからインパネのインジケーターが青くなった瞬間にシフトアップする、ソレしか方法が無いのである。あとアクセルもブレーキも踏んでいない状態で横Gがかかるとトラクションが抜けてケツからクルマが流れ出すんで、そういう時だけ「あ、やっぱこのクルマはRRだわ( ̄▽ ̄)」って感じるのである。そういうのを色々試してみるってのが、今回コレに参加した理由である。

*逆同乗走行のススメ
 あとGT3乗っててFSWの時にも感じてたのであるが、兎に角疲れるのである(ヽ´ω`)何故だろうと思ったら、やっぱ前後左右のGが強烈だからである。R35の時は1.0~1.1Gぐらいしかかかってなかったモンが、GT3になってから一気に1.4Gまで増えたから、その分身体を支えるために筋肉の色んな部分が以前よりも強く緊張してたからなのである (; ̄‥ ̄)=3ちゅーワケで、休憩は非常に重要なのである:


朝の受付の時に貰った引換券を弁当と交換するのであるが・・・


やっぱ弁当の質は何一つ変わっちゃいなかったのである(´・ω・`)ただでさえ冬で寒い時期なのに、その上キンキンに冷えた弁当を食わなきゃならないんだから、メシが美味くなる筈が無いのである(;´Д`)でもって今は未だ新コロ禍で、ココも例外無く感染対策が取られていたのである:


換気を良くする為に窓が開けっぱなしだから、余計寒くなってるのである (´д`;)でもって更に言うと、電子レンジもお湯も無いから、暖かいメシを食う事ができないのである。ヒモ引っ張ると加熱して熱くなる弁当があるのだが、今度また参加する時はソレ持参で行こうかなとも思っちゃうのである。

 でもってココでもう一つの醍醐味である「逆同乗走行」の出番である。コレは他の走行会では殆ど見られんモンであるが、よーするに同乗走行の逆バージョンで、自分が運転してるトコを見てもらうというモンである。コレが最後の1本なので、早速逆同乗をお願いしたのである:
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まぁ分かっちゃいたが、やっぱボロクソだったのである(笑)911ってRRだから、リアにトラクション掛けると実に安定するのである。だからアクセルを早めに踏む事が
どうしても癖になってしまってるのである(^_^;)ただまぁ山野さんもそう言ってる事だし、残った時間で色々試すのもアリなのである:

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というワケで山野さんの言った通りブレーキを詰めて旋回重視にしてみたのであるが、コレが思った以上に上手く行ったのである。アクセル入れてればトラクションが掛かって安定するのと同様、ブレーキさえ踏んでれば各種電子制御が挙動を安定させてくれるのである。でもってこういうのって公道で気付く可能性はほぼゼロで、ワタクシ一人でサーキット走ってても中々分らんモンなので、今回ココに来た事で短時間で理解できるようになったのである。まぁまだ完全に理解したとは言い難いが、ソレは次回以降のお楽しみという事である。

ポルシェ911のススメ
 でもって今回丸一日練習してみて改めて思ったのが「992GT3は大迫勇也以上に半端無い」という事である(笑)限界がメチャクチャ高くて、限界超えても挙動の立て直しがし易くて、加速トルクの途切れなんてモンが全く無くて、ブレーキも油温水温も全然根を上げなくて、運転し易いけど奥が深くて、右ハンドルのペダルオフセットも振り回してる最中も全然気にならなくて等々。兎に角ヤバいぐらいにモータースポーツを楽しむ事に特化したクルマなのである:


ESC解除して丸一日スポーツ走行して、ワタクシは益々このクルマが気に入ってしまったのである(^-^)このクルマならば何処のサーキットでも安全かつ速く走れるだろうし、実際やってみたい気持ちが強いのである。ちょっとその為には4点固定ハーネスの装着がレギュレーション上必要になる可能性があるので、現在はちょっと難航してるけど装着の目途は経ったので、その日が実に楽しみである(0゚・∀・)

 でもってGT3でスポーツ走行やっていく上で外す事の出来ない問題が「ランニングコストは如何ほど?」である。R35の時もそうだったけど、一番のネックとなる部分はタイヤである。前回FSW行って、今回もココでガンガン走って、その後タイヤがどうなったかと言えば、こんな感じである:


確かに順当に減り始めてて特にリアの減りが多いけど、まだまだ許容範囲内である。当初から「多分消しゴムみたいに減るタイヤだろうけど、R35よりも300kg軽いから大丈夫っしょ( ̄▽ ̄)」ってワタクシは予想してたのであるが、今んトコ予想通りである:


因みにほぼ新品状態の時がこんな感じである。まぁココから順当に予想すれば、あと1~2回は使えるんじゃないかと思うのである。ポルセンがどう判断するのかは分らんが、多分リア2回交換したらフロント1回って感じでタイヤ交換のローテーションが組めるんじゃないかとワタクシは予想する次第である。


でもってタイヤサイズはこんな感じであるが、このサイズのタイヤが安く買えると思ってるロンマニアの方はいねぇよなぁ!!?である(笑)R35よりも太いがランフラットタイヤじゃない分安くなるとは思うので、多分R35のNISMOタイヤと同じぐらいだというのがワタクシの推測である。ローターとパッドは全然余裕だったので、今回敢えて写真は出してない次第である。


あと最後に満タンから家出て走って家に帰るまでの燃費がこんな感じである。大排気量ハイパワーNAで燃費がこんだけなら、ソレ即ち燃焼効率がドチャクソ高いという事なのである。さて残念ながら明日もまた早いので、コレぐらいにしておこうと思う今日この頃であった。