アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

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 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「人生の汚辱に対抗する最善の武器は、勇気とわがままと忍耐です。勇気は強くし、わがままは冗談を言わせ、忍耐は落ちつきを与えます」
By ヘルマン・ヘッセ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*やはりドライサンプ・・・!!ドライサンプは全てを解決する・・・!!
 一時期液状パッキンが剥がれてストレーナーに詰まる、バッフルが無いからオイルを吸わない云々でエンジンブローが問題になってたGR86/BRZのFA24エンジンであるが、ココ最近また「対策してもやっぱブローする」って事でSNSで騒がれてるのである( ̄~ ̄)オイルが硬過ぎると戻りが悪くなるとか、バッフル付けると今度はシリンダー内に逆流してくるとか、メタルが弱くて油膜が切れると一気に焼き付くとか色々言われてるが、何ちゅーか「ココまで来ると、もうドライサンプ化するしか方法無いんじゃね(´・ω・`)」って思っちゃったりするのである。

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 動画でも言ってるけど、水平対向エンジンってウェットサンプとあまり相性が良くないのである。だから911は初代から今に至るまでずっと(インテグレーテッド含む)ドライサンプにしていて、ソレで安定してオイル供給を行ってるのである。そう考えるとウェットサンプであるにも関わらず、その手のトラブルが殆ど見られなかったEJ207エンジンが如何に優秀だったのかを改めて思い知らされるのである。まぁGR86/BRZももうすぐマイナーチェンジだろうから、その時にこの問題をどう解決するのかを見ていこうと思うのである。

*ノーモア我儘
 一般車が6年、軽自動車が4年。何の年数かって、ニッポンに於けるクルマの法定耐用年数である。よーするに、生産終了からこの期間を超えたらメーカーに面倒見る義務は無く、ソレ以降は基本的にサービスなのである。でもって部品出すってのは簡単な事じゃなく、部品作るには金型が必要だし、品質を保証しなければならないし、色々面倒臭いのである:
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何故フェラーリとかランボルギーニとかポルシェとかはクラシック部門作って旧車の部品出せるかって、オーナー達がブランド料としてコストを負担してるからである。あと外車メーカーだと生産終了になったら設計図や図面をオープンにしちゃったりもするので、社外パーツやワンオフ製作がし易かったりするのである。でもニッポンのメーカーはソコんトコ渋いのである。

 だから国産の旧車に乗るって事は、つまりそういう事なのである。クラシック部門も殆ど無く、かつメーカーが図面出すのを渋るから、そのリスクを承知の上でしか所有してはいけないのである。マンガやアニメやゲームの影響で90年代国産スポーツカーが未だ人気であるが、アレはガキが憧れで気軽に手を出して良いモンじゃないのである。最近ちょっと話題になったRB26DETTのヘッドボルトの値上げもソレである:

  • 前まではRB26DETTのヘッドボルトの値段は1本0.3英世だった
  • ソレが何時の間にか1本3.5英世まで値上げしてた
  • 日産車が好きで乗ってるオーナーの気持ちも考えて欲しい

ンなモン日産に言わせれば「私達は新車を買ってくれるオーナーを第一に考えてます」で終了である。上記にもあるが、旧車の部品出してもメーカーは一切儲からんのである。でもって、儲からなけりゃ会社は存続できないのである。RB26DETTなんてもう20年以上前のエンジンなんだから、部品出してくれるだけでも感謝するべきなのである。

 てゆーか、ワタクシにゃ何故多くの人が第二世代GT-R固執するのかが全然理解できんのである( ̄~ ̄)アレが名車なのは疑いの余地も無いが、そんな名車だったら何故あの時買い支えてやらなかったんだって話である。BNR32が4.4万台、BCNR33が1.6万台、そんでBNR34が1.2万台。排ガス規制が原因で消えた?否、売れなかったから消えたのである。売ってた時は「高ぇ」って文句言って買わず、数年後にR35が出たら「MT無ぇ」とか「スカイラインじゃねぇ」とか文句言って買わず、今度は部品出してくれてるにも関わらず「部品が高ぇ」って文句を言う。そりゃ日産だってこんなの相手にしたくないに決まってるのである┐( ̄ヘ ̄)┌

*旧車が大事なら新車を買え
 じゃあ第二世代GT-Rを大事にしたいならどうすれば良いのか。答えは「余計な事をゴチャゴチャ言わずに現行、つまりR35買え」である(笑)車両価格が高い?MTが無い?スカイラインじゃない?デカ過ぎる?ンなクソ些細な事なんざどーでもいいのである。新型を買ってくれるオーナーが健在だからこそメーカーが潤い、更に潤う為にも「歴史を強調して更にブランド力を高めようッ!」って考えるようになり、グラシック部門や部品供給が活発になるのである。ンなカネ無い?だったらGT-Rは貴方向けではないって事である。

youtu.be

 フェラーリとかランボルギーニとかポルシェとかの場合、ソレ等のクラシックカーを所有するオーナーってのは、大概同メーカーの新車も同時に所有してるのである。歴史学とかだと過去から未来へ繋げていくのであるが、クルマは逆なのである。未来があるからこそ、過去を振り向く余裕が生まれるのである。BNR34がシッカリ売れてて、ソコからBNR35→BNR36と続いていって一大ブランドを築く事ができたのなら、今頃「GT-Rクラシック」とかいう名で初代のハコスカから現行に至るまで面倒見てもらえたかもしれない。そう思うと運命のいたずらを感じてしまう今日この頃であった。