アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SUFFER IN HELL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「欠点と思わず、個性と考えたほうがいい。その個性に多くの人はきみに対し優越感を持つ。言い換えればきみは安心感を抱かれ、好かれるよ。それはきみの成功につながる」
By 志茂田景樹

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*ビバ合成燃料!?
 さて、ニッポンのメーカーで今一番「合成燃料おk」の一報に喜んでるメーカーは何処であろうか。トヨタ?ホンダ?スズキ?ワタクシの答えは「スバル」である。ちゅーのもスバル最大の売りは何と言っても水平対向エンジンであるが、裏を返せば「水平対向エンジン以外、殆ど何も取り柄が無い」とも言えるワケである。こう書くと熱心なスバリストから「スバルらしい走りの良さが云々」と言われそうであるが、そんなモンがあるなら今頃スバルのブランド力はもっとある筈だからである。ワタクシは色んなメーカーのクルマに乗ってきたが、スバルだけが飛び抜けて走りが良いとは感じなかった次第である。

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 そう、所謂「スバルらしさ」ってのは、その大部分が水平対向エンジンに依存してたのである。ソレをEVにしてしまったら、もう他のブランドのEVとの差別化が殆ど出来なくなってしまうのである。同じ水平対向エンジン仲間のポルシェは、水平対向エンジン捨てても全然やってけるのである。ちゅーのもポルシェには水平対向エンジン搭載のクルマを用いて築き上げたブランド力があり、水平対向エンジン以外のクルマでも実績を築いてるのである。そう「ポルシェらしさ」における水平対向エンジンが占める割合って、実は小さいのである。逆にスバルはソレがデカいので、EV時代になってしまうとピンチなのである。

*スバルを救いたい
 そう、水平対向エンジンそのものがブランドなのではなく、水平対向エンジンを用いて築き上げるモンこそがブランドなのである。カネに糸目を付けないエンスージアストに愛される、セレブ御用達になる、有名レースで勝ちまくる等々。水平対向エンジンで得たモンを色んなトコに回してブランドを成長させるのである。じゃあ今後スバルブランドを育てるのに必要なのは何かと問われたら、ワタクシは「パワー」と答える次第である。何故インプがあの当時国内最速の一台になれたかって、EJ20がパワーのあるエンジンだったからである。ハイパワーに4WDがあったからこそ、ランエボと並んで国内最速の一台になれたのである。

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 こう言うと熱心なスバリストから「いや、スバル車にはシンメトリカルAWDと低重心構造があるッ!」って言われるだろうが、ンなモン大した事無いのである。左右対称じゃなくても重量バランスは十分取れるし、あと水平対向って前に積むとエキマニの都合でエンジン搭載位置が上がってしまうから、思った以上に低重心にならないのである。ンでもってそういう利点があったとしても、前が重たい&フロントオーバーハングが結構あるっていうデメリットに相殺されてしまうから、結局利点は乏しいのである。もう一度言うが、インプの速さの源はエンジンパワーなのである。

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 だから今後ブランド力を上げていこうと思ったら、何より先にハイパワーなエンジンが必要になってくるのである。逆に言えば、パワーがあって速ければ、その他諸々の欠点は許されるのである(笑)ポルシェだって930とか964とかの時代は内装が異常に殺風景で、作りも意外と雑で、分からない人からすれば「なんで見た目のチャチいこんなクルマが高いんだよヽ(`Д´)ノ」ってなるのだが、ソレでもコアなクルマ好き達は大金払ってでも買い求めたのである。何故かって、パワーがあってドチャクソ速かったからである。クルマにおいて、パワーと速さは何にも勝る正義だからである。

*力こそパワー、速さこそスピード
 そう、スバル車をバカスカ売るために必要なのは、パワーなのである。ソレも「他所と比較してちょっとだけパワフル」といったショボいモンではなく「他の何処よりも圧倒的にパワフル」でなければならないのである。変に水平対向エンジンの歴史や蘊蓄を長々と語るよりも「450馬力トルク55kgmの圧倒的パワーのSUV/ワゴン/セダンが、なんと500諭吉ポッキリ!」ってやった方が購入希望者の度肝を一発で抜けるってモンである(笑)役者やタレントやアイドルに例えると、パワーって云わば顔なのである。だから古人も「勝敗は常に顔で決まる」と言ってるのである(爆)

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 そう、イケメン&美女である事は、何にも勝る大正義なのである(笑)ハリウッドなどの大作映画だって、主人公や準主人公は必ずと言っていいほどイケメンor美女である。逆に言えばイケメンor美女でさえあれば演技諸々は後から何とでもなるのである。演技力は抜群だけど顔がダメなヤツが主役を射止める王道作品なんて無いし、あったとしてもコメディとか子供向けとかいった非王道的な作品であり、ベッドシーンなんて夢また夢なのである(爆)たとえサーキット走行しなくても高級車が例外なく高出力なのは、つまりそういう事である。世の中を支配するのは常に力だと再認識した今日この頃であった。..