アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BE FOREWARNED

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「自分を守ろうとすればするほど、人は動いてくれないものです。自分を投げ出したとき、初めて人が動いてくれるようになりました」
By 鍵山秀三郎

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


ロードスター?何ソレ美味いの?
 GT3が納車されて以来、マジで上記サブタイ状態なのである(笑)流石に放っておいても良い事は何も無い&外回りの仕事にゃGT3はアレ過ぎるんで、週に1回は必ず乗る事にはしてる次第である。久々に乗ると角を曲がる度にワイパーが動くor動かしそうになる事が度々あるが(爆)再評価したくなる事が色々出てくるのである。特に良く出来てるのがペダルレイアウトである:

生粋のニッポン車だけあって、右ハンドルのペダルレイアウトは完璧である。あと吊り下げ式と比べてヒール&トゥし難いという欠点はあるが、やっぱアクセルペダルはオルガン式の方がワタクシは好きである。微調整が利くし、何より長時間運転しても疲れないからである。あと今時のヨーロッパ式ドラテクではヒール&トゥしないのが主流っぽいので、そっちに切り替えてみるのもアリかもである。

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 12年前の動画であるが、マキネン全然ヒール&トゥしてないのである。ブレーキかまして回転数ある程度落してから「クラッチ切ってダウンシフト→半クラで回転差を吸収→繋ぐ」ってやってるのである。まだシーズン開幕まで時間は結構あるので、ちょっと研究してみたいやり方である。あと蛇足ではあるが、こっちの方は経過は良好である:

上の写真と比較すれば、右ハンドルだとどんだけペダルがオフセットしてるかがお分かり頂けたと思うのである(^_^;)ただこんなんでも長時間運転してて全然疲れないし、多少の違和感はあれど軽く意識すれば何とかなるレベルである。あと”師匠”曰く「このレイアウトなら左足ブレーキ丁度良いんじゃね?」との事なので、場合によっては試してみるのも十分アリだと思うのである。

*残るモン、消えるモン
 何だか世間での【トップガン・マーヴェリック】の評価がどえらく高く、ワタクシの周囲の人等も口を揃えて「新しいトップガン(・∀・)イイ!!」って言い出す始末である。でもってコレ観に行こうかとも思ったけど、中々その意欲が湧かんのである( ̄~ ̄)時間があったら少しでも長くGT3乗ってたいってのもあるが(笑)何ちゅーか「今観ないでも確実に映像化されるし、トム・クルーズの代表的作品として今後もずっと残るでしょ( ̄▽ ̄)」って思ってしまい、態々映画館まで観に行きたいって気持ちが起こらんのである(^_^;)同様の理由で、ワタクシはランボーの新作もターミネーターの新作も未だ観てないのである。

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 こう書くと「でもお前、ガルパン最終章は速攻で観に行ったじゃん」って言われると思うが、ソコんトコ言い訳させてもらおうと思うのである(笑)元々ガルパンは好きだったってのもあるのだが、何ちゅーか頭の片隅で「ひょっとしたら3年後には観られなくなるんじゃないか」って感情が湧いてきたのである。トップガンみたいな王道ハリウッド映画は皆に認められた主流文化の中の王道作品だから、第三次世界大戦で世界が核の炎に包まれでもしない限り作品は残り続けるであろう。が、ガルパン萌えアニメである。決して主流とは言えないサブカル作品であり、最悪の状況になったら王道主流を守るために切り捨てられるであろう。

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 そう、ガルパンはじめアニメ作品は「マジでヤバい時には切り捨てられるかも知れない」って懸念が捨てきれないから「じゃあ観れる時に最高の状態で観ておこう」って考えちゃうのである。無論、実際はそんな事は無いのであるが、オタク歴が長くて過去のオタク迫害の歴史を知ってるワタクシは、そんな事が無いと分かっていても最悪の状態に備えてしまうのである(笑)ニッポンのサヨクがやってるように、迫害されたら記者会見開くなんてのは全然マシな部類である。イスラエル建国前のユダヤ人がソレであるが、ガチの被迫害民族はリアル生命の危機があるから、常に色んな備えをして即座に行動に移せるようにしてるのである。

*やはり力‥‥!! 力は全てを解決する‥‥!!
 巷では【AV新法が可決】されて、その煽りを受けて来月のAV撮影がストップして大騒ぎになってるっぽいが、ソレ見てワタクシは改めて「マイノリティーが身を守るために必要なのは、力」って確信したのである。政界や財界を動かせるだけの政治力や財力、法曹やマスコミを利用できるだけの影響力や実行力、仲間同士の各種コネや人材をフル活用できるだけの交渉力や実力、あと万が一に備えての軍事力や権力もあれば完璧である。無論世間を味方に付ける事は大事だけど、世間が味方に付かなくても守っていけるようにする為である。

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 オタクって多少なりと承認欲求に飢えていて、ソコから「皆に認められて、非オタと共存した状態で生存していきたい」って考える様になり、迫害やバッシングに対しても非暴力に徹し対話による問題解決を目指そうとしてしまうのである。が、でもやはり「力無き正義は無力なり」なのであり、最後は「たとえ世間には認められなくても、力づくで生き残っていくっきゃない」って覚悟と力を示す事も重要なんじゃないかと考える次第である。醜く生きるか、或いは美しく死ぬか。その答えは人其々だろうけど、ワタクシは前者を選ばせてもらおうと思う今日この頃であった。

DAY OF RECKONING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「自分の体に合わせて作った衣装は、何でもよく似合うものです。たとえそれが、自分とは身長の違う人の寸法に合わせて作った衣装ほどに素晴らしくなくても」
By エドナ・ファーバー

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ナントカは細部に宿る
 もしも自分がポルシェ911を所有したとしたら、どういう風に維持していくか。ワタクシ含め実際に所有して色々試行錯誤しているロンマニアの方も居れば、購入を検討してて色々考えてるロンマニアの方も居るだろうし、所有する事を想像する事すらできないロンマニアの方も居るであろう。で、多分日常的に911に乗ると考えると、最も懸念する部分がコレであろう:

このRRならではのリアオーバーハングの長さである。フツーのクルマであれば何ら気にする事が無い部分であるが、実際に911を所有するとして考えるのが「駐車する時、車両止めどーしよ(;´Д`)」ってトコであろう。特にPASM入れたりGT系だったりするとただでさえ低い車高が更に低くなるため余計に駐車し難くなるんじゃないかという点である。が、この件に関しても我が愛車の場合:

この様にバックビューモニターに加え、車両止め用のセンサーまで付いてるのである。このセンサーに任せて慎重にバックすれば・・・

・・・センサーに警告されなければ、何の問題も無く車両止めを利用できちゃうってワケである。何せ前のR35NISMOじゃ車両止めで痛い目見てたので、もう涙が出そうなぐらい嬉しいのである(笑)何ちゅーか、ワタクシはこういうユーザー目線のメチャクチャ細かい気遣いにポルシェの真髄を感じてしまった次第である。コレに比べれば0→100km加速が何秒だの、最高速度が何キロだの、ニュル北タイムが何分何秒だの、ンな事は些細過ぎてどーでもいいのである。

 実に簡単な話で、そういうクルマの走行性能って、実際オーナーがフルに発揮する事なんて殆ど無いのである。でも駐車は乗る度に必ず行う事だから、こういう機能は常時お世話になるのである。オーナーとしてどっちがありがたいって、断然後者である。ソレが走行性能を大幅にスポイルするモンでない限り、たとえスポーツカーであろうとも便利である事に越した事は無いのである。便利であればある程にドライバーのストレスが減って運転が安全になるし、運転が安全であれば自ずと他人の安全にも寄与するからである。運転ってのはテメェ一人だけでやるモンじゃないのである。

*衣替え2022
 慣らし運転も終わった事だし、益々以って今年のサーキット走行シーズンインが楽しみで仕方が無いのである (*´∀`*)・・・が、その前に、ワタクシにはやらなきゃならない事が2つほどあるのである。一つは前にも言ったように4点固定ハーネスの設置、もう一つはレーシングギアの新調である。この前21年~22年シーズンが終わったんでレーシングシューズを洗ったら、何と靴底が靴本体から剥がれてしまったのである_| ̄|○でもってそのシューズを何時買ったのかを調べたら、何と9年前だったのである( ̄▽ ̄;)でもってシューズが9年前というのは実はまだマシな方であり、ヘルメットに至っては13年前のモンだったのである(笑)

 その事をSオーナーに相談したら「いくらなんでも使い過ぎ」と怒られてしまったので、買い替えを決意した次第である(笑)因みにプロはどんだけ使うのかを聞いてみたトコ「年に3セット前後使う」んだそうである(^_^;)10年以上使ってたワタクシが如何に異常か、お分かり頂けたと思うのである(爆)というワケで・・・

この際だから買い換える事にした次第である。何を買い換えるかって?レーシングスーツとレーシングシューズとレーシンググローブ、あとバラクラバとヘルメットとHANS、よーするに全部である(核爆)何せ一番新しいのでさえ9年前のシロモノなんだから、他ももう限界だと考えるのが妥当である(^_^;)

何故この時期にもう注文したかって、世界情勢が不安定だからである。新コロ&プーチンのせいで物流やら部品やらが色々と滞って不足しがちなのに加え、通貨が安定しないから何時何が値上がりするか全く先が見えんのである(´ヘ`;)先が見えない&遅延の可能性が否定できないのなら、今すぐ注文してしまうのが最善手だと考えたからである。


ウェア類だけど、スパルコで統一する事にしたのである。スパルコはイタリアのメーカーだけあって品質もイタリアなのがアレであるが、業界大手だけあってウェアの種類もバリエーションも豊富で、ニッポンにも正規代理店があるから購入も取り寄せも楽なのである。あとウェア類は同じメーカーで揃えた方がデザインの統一感もある為、見た目も良いのである。

 ただ残念な事にヘルメットはスパルコだとサイズが無かったので、コレだけはアライ製を選んだ次第である。他にもスティーロ製もあったのであるが、やはりニッポン製で品質が良くて取り扱いの楽なアライに分があると考えたからである。あと今回は4輪用のヘルメットを選んだ→HANS対応なんでHANSも追加で注文した次第である:

実は13年前に買ったヘルメットってのは2輪用だったのであり、当然だがHANSには対応していないのである。でもって今回は4輪用だから、HANS使えるなら使ってしまえって話である。シートに合うかどうかは実際に確かめてギリギリおkだったので、ドサクサに紛れて注文しちゃった次第である。

*たかが安全、されど安全
 公式レースなら兎も角、走行会レベルでHANSが必要なのかと問われたら、答えは「イエス」である。昔みたいにクルマが280馬力前後しか無かった時代は兎も角、今は500馬力オーバーも珍しくない時代である。当然だけど、その分クラッシュした時の衝撃も強烈なモンになってくるのである:
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昔はプロだけが使ってたのであるが、ソレがアマチュアにも徐々に普及していって、今となっては中級以上のアマチュアはほぼほぼ装着してるのである。でもって13年前はまだ普及してなかったから2輪用でも無問題であったが、流石に今だとムリがあるのである(^_^;)最初はサイズがあるかどうかが気になったのであるが、奇跡的にヘルメットもHANSもワタクシ向けのサイズがあったのである(笑)

 そう、ワタクシは身体がデカいので、試着が殆ど出来んのである(^_^;)鉢周りが64cmで、靴が29cmで、手の周囲が24cmで、首回りが46cmもあって、今まで一度も試着できた試しがないのである(笑)だから経験豊富なショップへ行って、実際に採寸しながら調べて貰う方が確実なのである。あとはHANSとセットで用いる必要がある4点固定ハーネスであるが、曰く「こっちは金具やハーネス本体のストックは豊富にあるから焦らなくとも無問題」だそうである。いずれにせよ取り寄せで2~3ヶ月かかるっぽいので、今から気長に待とうと思う今日この頃であった。

THERE’S NO POWER WITHOUT CONTROL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「グループを作る場合は、(いろいろな人間を)混ぜないと駄目だ。持ち味ってもんが違うからな」
By マイルス・デイヴィス

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*アナログorデジタル
 まぁ前々からアナウンスされてた話&買ったばっかりなのでアウトオブ眼中なのであるが、どうやら【今年の終わりぐらいに992の後期型がデビューする】んだそうである。まぁ性能アップや質感アップは間違いなくするであろうからソコんトコ気にする必要は無く、ワタクシ的に一番気になるのがタコメーターもデジタル化して完全フルデジタルのインパネになるって事がである:

従来型はこの通り、真ん中のタコメーターだけが従来通りのアナログ式で他4つはデジタル化してるのであるが、後期型でコレが一枚の大きなデジタルパネルになるんだっちゅー話である。まぁその方が作る手間も省ける&他に流用し易い&インパネの自由度も劇的に上がるからだろうと思うが、ワタクシはどちらかというと従来のアナログの方が好きである。

 ちゅーのもアナログメーター&アナログ針の方が立体感があって、パッと見でも分かり易いからである。数字がハッキリ読めてなくても、輪郭がクッキリ浮かんでれば何となく分かるからである。特にサーキット走行してる時なんかはメーターをジッと見てる余裕なんて無い&そのくせ正確にシフトチェンジしなきゃいけないんだから、やっぱアナログの信頼性は捨て難いモンがあるのである:

隣の2つと比べれば分かり易いと思うが、凹凸が無くて輪郭がハッキリしてないメーターって意外と読み難いのである。まぁポルシェの事だから、ソコんトコはシッカリ対策してると信じたいのである。まぁ後期型のニッポン導入は多分来年頭ぐらい&ロンマニアの皆様も大好きなGT系はもっと後だと思うので、今は気長に待つのみである。

*良いグループ悪いグループ普通のグループ
 ワタクシは趣味でも仕事でも、色んなグループの色んな人と接してきてるのである。ドンドン成長するグループもあれば、あっちゅー間に衰退するグループもあり、不安視されてたけどドンドン良くなるトコもあれば、最初は良かったけど徐々にヤバくなるトコもあるのである。良いグループやフツーのグループに関しては千差万別あって難しいのであるが、悪いグループは簡単に分かるのである:

悪いグループの特徴:

  • その界隈でしか通じない変な略語や専門用語が多様されてる
  • 風変わりなイベントや奇妙な儀式が定期的に行われている
  • 閉鎖的排他的で、テメェ等以外を見下す&テメェ等の持ち上げたがる
  • 余所者に対しては疑い深く冷たいが、仲間には優しく温かい
  • 変なカリスマ的リーダーが居て、皆ソイツに心酔している
  • コンプライアンス意識が低い、或いは全く無い
  • 外に敵を作り、敵との戦いを理由に結束を促している

この内半数以上が該当するならば、ソレは悪いグループである可能性が高いのであり、もしロンマニアの皆様の中でそういうグループに出くわす事があるならば、そのグループから距離を取って関わらないのがベターである。

 何故こうなるかって、自己を確立するのは意外と難しいからである。何が正しいのかをテメェの頭で考え、テメェの責任で言葉を紡ぎ行動し、結果が良くても悪くてもテメェで背負う。ソレが出来ないor重荷なヤツは集団に所属する事でアイデンティティーを確保し、集団に滅私奉公する事で集団内での地位を勝ち取り安心を得るのである。よーするに、集団主義ってヤツである。まぁこういうのは自我が確立されてないガキの頃には良くある話であり、大概が大人になるにつれて薄れていくのであるが、ソコんトコが未熟だったり陰キャ過ぎたりすると個人が形成されずに適応できず、こういうのにハマってしまうのである。

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 ンで、もし自分の所属するグループがそんなトコだったらどうすれば良いかって、答えは「逃げる」であり、間違っても「話し合おう」だとか「間違いを正そう」とか考えてはならんのである。ちゅーのもこういうのにドップリ浸かってるヤツってのは既に一般世間から疎んじられてる→テメェの居場所がグループにしかないヤツだからであり、そういうヤツにとって「グループを批判される=テメェの全否定」だから、死に物狂いでテメェのアイデンティティーを守るために牙を剥いてくるのである。だからもう「逃げる」か「距離を置く」しか方法が無いのである。

*ノーモア限界
 初めは真っ当なトコだったけど、時が経つにつれてヤバいトコになるってのは良くある話である。最初は皆に対しオープンなトコだったけど、新参者が減るにつれて売り上げがヤバくなり、定期的にカネを出してくれる常連さんを重宝し贔屓するようになり、更なる一体感を求め上記の悪いグループへと変貌していく。仕事でも趣味でも発達障害関係でも、そういう風になってったトコをワタクシは結構見てるのである。そういうのの何がヤバいって、限界支持者が力を持つようになって徐々に暴走していく事がである。その手のグループの大問題って、大概その限界支持者が起こしているのである。

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 この手の限界支持者にとってグループやその理念はテメェの生き甲斐であり、その”崇高”な目的を達成するためには手段を問わないのである。じゃあ自浄作用を利かせればと思うが、そうは簡単に行かないのである。ちゅーのもソイツを切ったら、ソイツが抱えてたクソデカ負の概念は間違いなくグループへ向かい、強烈なアンチとして立ちふさがる事になるから、グループも切るに切れなくなり、切れないから更に周囲からソッポ向かれ、後は悪循環に突入である。たとえソレが面倒臭い事になると分かってても、民主的開放的な手法は捨ててはならない。真に立派なモンは面倒臭さの彼方にあるんだと認識した今日この頃であった。

CONCLUSION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「人生には投機に手を出してはいけない時期がニ回だけある。一つはその余裕がないとき。もう一つはその余裕があるとき」
By マーク・トウェイン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*余裕が無い人のブランド
 昨日のスバルネタをちょっとだけ引っ張る形である。WRX STIがVABで一旦終わっちゃったのは、スバリスト達がクルマ買ってくんなくてスバルに資金が無いのもだけど、そのスバリスト達がクルマを1~2台しか所有する余裕しか無い事が問題なんじゃないかと思うのである。1台しか買う余裕が無いのであれば、必然とその1台で色々とこなせなけりゃ厳しいのであり、結果どのクルマも4~5ドアで荷物も人も載せられて中も広くって感じになるのである。当然、スポーツカーもそうやって作るしかなく、結果大きく重たく妥協も多くって感じになり、その分速さがスポイルされる事になるのである。

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 もしもスバリスト達が当たり前の様にクルマを2~3台所有してるような層であるならば「1台はWRX STIで、生活の足としてレヴォーグorフォレスター」ってなって、WRX STIにスポーツカーには不必要な大きい後部座席や後部ドアは付かなかった筈である。多くが1台しか買えないから「速さが一番だけど、家族も乗せて云々」「スポーツカー欲しいけど高過ぎたら云々」ってなり、速さの追求に終わりは無いんだけど車両価格を上げられず、結果妥協して色々と中途半端になってしまうのである。ワタクシが登場時からVABを殆ど評価してなかった理由がコレである。

*CO2 HERO 10
 中身はGRB/GVBをそのまま移植しただけで、ソコにトルクベクタリングとは名ばかりのブレーキLSDが付いて、ニュル北も走ってなけりゃ筑波2000のタイムも非公表。見た瞬間に「あ、コレは旧型乗りの買い替え需要しか生まないヤツだ( ̄▽ ̄;)」って分かって、実際その通りになって、だからこそ次期型が出て来ないのであろう。どんな車種であれ、売れてれば次期型は確実に出るのである。さて話は変わって、と:

ぶっちゃけ大企業の言う「CO2ガー」ってのは信用しないが吉である。EVがソレであるが、結局モーターやらバッテリーやらを作るためにCO2を排出して、充電するための電力を賄うために化石燃料原子力をガンガン使って、結局は環境汚染を別んトコに皺寄せしてるだけなのである。SDGsなんてモンは企業のPRか、何の結果も出せない意識だけ高い系が善人ポイントを稼ぐための口実に過ぎないのである。

結局何だかんだ言ってカメラ買い換えたのである。今使ってるGoPro Hero4はまだまだ使えそうなのであるが、いかんぜん8年も使い続けた事もあって新しいデバイスと連携が出来ないのに加え、ケーブルもUSB TypeBという他に使い道の無い化石規格なのである(^_^;)あと【ポルシェトラックプレシジョンアプリ】を使うのにスマホと連動させると色々捗りそうなので、思い切って買い換えた次第である。

*余裕のある人のブランド
 よく水平対向エンジン仲間でスバルと並んで語られるポルシェであるが、ソコんトコがスバルと全く違うのである。最早説明不要であるが、ポルシェってのは基本的にカネ持ち向けのブランドである。だからオーナー達は当たり前の様にクルマを2台以上所有しており、同じポルシェ車でも2台以上所有してるなんてのもザラである。抑々カイエン誕生の経緯が「ポルシェオーナー達が走りの良さを犠牲にせずとも荷物や人が載せられるクルマを作ろう」って事であるからして、ポルシェはハナッから「カイエンが売れ過ぎたら911の売り上げが減るかも(;´Д`)」って考えてないのである。

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 そう、カイエンとかマカンとかパナメーラとかタイカン買うヤツってのは、高確率で911や718も所有してるのである。だからピュアスポーツに中途半端に積載能力を加える必要も無いし、コストを落として値段を安くする為にラインナップを減らしたり共有部分を増やす必要も無いのである。スバルに限らずニッポン車メーカー全般に言える事であるが、レクサス除いて何処もクルマを1~2台しか所有できない人向けのメーカーなのである。だからムダにドアが多いし、景気が悪くなるとすぐにスポーツカー捨てちゃうのである。ブランドを築くには、先ず継続。改めてそう思う今日この頃であった。

AGAINST ALL ODDS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「人間は一人ひとりを見るとみんな利口で分別ありげだが、集団をなせばたちまち馬鹿が出てくる」
By フリードリヒ・フォン・シラー

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*国を捨てるという事
 なんかどっかのアンケートで「もし戦争が起こったら国の為に戦うか?」の質問に対し「戦う」と答えたニッポン人は13%しか居なかったそうである。まぁ日米同盟があるだとか、サヨク平和教育の悪影響だとかもあるのであろうが、ワタクシが言いたい事は「逃げても良いけど、しんどいよ」って事である。ニッポン語は実質孤立言語→ニッポン以外でニッポン語を使えるトコは実質皆無だからである:
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言葉が違うなんてのはまだ序の口である。文化も違うから常識非常識も全く違う、食いモンが口に合わん、ニッポンで得た技能が役に立たなくて仕事が得られない、出身や肌の色や宗教などで各種差別を受ける等々。コレが数ヶ月であれば何とか耐えられるかもだが、戦争が長引いて10年20年だったらどうするんだって話である。でもって、もしも自国が完全に占領され一方的に併合されてしまったら、もう二度と昔の生活にゃ戻れなくなるのである。

 そう、逃げれば命は助かるかも知れないが、ソレと引き換えに失うモンも非常に大きいのである。でもって最悪のケースとして自国が敵国に併合されて自国政府が無くなってしまったら、海外に逃げた自国民はそのまま「国家無き民族」となってしまうのである。イスラエル建国前のユダヤ人然り、現在のクルド人然り、国家を持たない民族は常に迫害と差別の対象になってきたのである:
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国が無くても個人で生きてけるのは極一部のグローバルエリートだけであり、そうでないフツーの人は国家というケツ持ちが無ければテメェの身の安全すらロクに守れないのである。だから自分がグローバルエリートでないなら国は重要だし、守るだけの価値は十分にあるのである。人類皆平等なんてのは単なる建前であり、実際は何処の国も自国民が最優先なのである。

水平対向エンジンよ、ワタクシは戻ってきた
 2008年にGDBをサーキットで廃車にしてから14年と1ヶ月(笑)ワタクシがこうして再びボクサーエンジンに戻ってくるとは予想もしなかったのである。某SNSであの頃のGDB仲間とは何人か繋がってて、時々カキコ越しに現状報告があったりするのであるが、やっぱ走る人ほど、真にクルマが好きな人ほどインプ(及びスバル車)は卒業してしまってるのである。多くが外車へ移り、主にVWやミニやルノーが移籍先として多く、余裕のある人はBMWメルセデスやケイマン/ボクスターとかに行くって感じである。言っちゃ何だが、ロクに走ってないヤツほどカスタムが大好きで、ずっとインプ(及びスバル車)に乗り続けてるって感じである。

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 こう言っちゃアレなのであるが、スバリストを強く自称するヤツほど、クルマそのものや走る事自体を好きなヤツが少ないのである。多くはスバルというブランドを身にまとうのが好きなだけだったり、自己顕示欲や承認欲求が強いだけだったり、似たモン同士での一体感を味わいたいだけだったり、クルマに人生を捧げるテメェに酔いたいだけだったりってのがワタクシの今まで見た限りである。だから純粋にスバル車の走りやクルマ作りが好きな人はオフ会等には殆ど顔を出さないし、スバリストを自称する事も無いのである。そして何時の間にかスバル車を降りて外車に行ってしまうのである。

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 スバルブランドの弱点は何かって、クルマや走る事が好きな人に「その次」を提供できてない事にあると思うのである。クルマ好きや走り好きは常に「もっと」を求めるモンであり、ソレが分かるメーカーは常にソレに応えようとするのである。ポルシェがソレであるが、マイナーチェンジやフルモデルチェンジの度に常に進化を続け、進化する度に値段も上がるけど、顧客は喜んでカネを払うのである。で、スバルであるが、ブランド力に限りがあるせいでソレが出来ないのである。だからソレ以上が欲しいという顧客を手放さざるを得ないのである。

*戦犯アルシオーネ
 そう、走りや個性に拘るブランドにとって、高級化は避けて通れない運命なのである。質やパワーや速さは上げ続けていく以外の選択肢は無いんだから、開発費を捻り出そうと思ったらクルマの値段を上げてくっきゃないのである。スバルが高級化に失敗したのって、バブル崩壊云々もあるんだろうけど、アルシオーネがコケた事がデカいと思うのである。アルシオーネの失敗で「スバルにゃ高級車はムリ」「やっぱスバルは安くてソコソコ速いクルマが一番」ってイメージが固定化されてしまい、そのまんま現在に至ってるって感じである。

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 コレがE36M3やポルシェ968とかと同等かソレ以上の走行性能や質感があって、スバリスト達が挙って買ったとしたら、歴史は変わってたかもと思うのである( ̄~ ̄)だからワタクシがスバリストやスバルファンの大して言いたい事は「可能な限りスバルにカネを落とせ」って事である。どんなにカスタマイズやオフ会を頑張ったって、どんなにスバル愛を強烈に語ったって、スバルにゃ一銭の儲けにもならんのである。他力本願にならず、新車が出たら「高いッ!」って文句を言わずに自らで速攻で買う。コレがメーカー愛の示し方であり、メーカーを成長させる唯一の方法であると思う今日この頃であった。

THE FINAL CONFLICT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「疑いながら試しに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。どっちにしたって引き返すことは出来ないんだ」
By 太宰治

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*GT3ネタは当面やらないと約束したな?アレはウソだ!
 ウワァァァ!・・・ってこのネタ、果たして今の若い子には分かるのであろうか(笑)ちゅーのも納車されてから早2週間、ヒマさえあればGT3乗って、通勤に引っ張り出して帰宅時にわざと遠回りしたりして、たった2週間で慣らし運転を全て終えてきたのである:

次に何をするかって、レブリミットまでブン回す以外に何があるんだって話である。スポーツモードにして、2速まで落して、ソコからアクセルを床まで踏むと・・・凄まじい音量でフェラーリのソレとは違った野太くて雄々しいエキゾースト音が鳴り響くのである(^▽^)ソレはさしずめ「心地良さの暴力」といった感じであろうか(爆)
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この音が車内に思いっ切り響き渡るのである。動画でカメラのスピーカー越しにだと大した音には聴こえないのであるが、リアルだと音の圧力や振動がモロに伝わってくる→全身で聴くから、迫力が段違いなのである。

 あと加速力であるが、相撲に例えるとR35がぶちかましなら、GT3はがっぷり四つからの寄り切りって感じである(笑)トルクはR35NISMOの66から48まで落ちたけど、その代わり300kgも軽くなってる&リアタイヤがより太い&RRだからリアタイヤがガッツリ食い込むんで、シッカリと腰のある加速になるのである。ただし問題が1つだけあって、ソレは「公道じゃ殆ど楽しめない」って事である:
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動画にあるように、2速9000回転まで回すとニッポンの法定速度を超えてしまうのである(´ヘ`;)だからGT3を合法的に心底楽しみたいのであれば、サーキット(及びクローズドコース)に持って行く以外の方法が無いのである。街乗りオンリーで加速だけを楽しみたいのであれば、GTSかターボ買った方が断然楽しいし、乗り心地も良いし、オプションだって充実してるのである。GT3は、サーキット行く人向けのグレードなのである。

*次期セカンドカーを求め三千里
 でもまぁ最初の目標は達成してしまったので、後はシーズンインしてからのサーキットデビューまでGT3ネタは散発になる・・・と思うのである(笑)ソレはさて置き、今年9月でNDも3回目の車検である。無論通す予定であるが、やはり3回目の車検となると「次はどうしよう」の一行が脳裏により強く浮かんできてしまうのである。まぁこういうのは実際に運転してみないと分からん事が多々あるんで、先ずは乗るのみである:

今日は梅雨の合間で天気も良かったので、ドサクサに紛れて【トヨタGR86】試乗してきちゃった次第である(爆)車体サイズ的にも値段的にも使用用途的にもワタクシがセカンドカーに求めるモンに合致してるので、試乗してみる価値は十二分にあると判断したのである。雑誌やネット等の評判も高く、ワタクシの周囲でも悪く言う声は殆ど聞こえてこないので、そりゃ試すっきゃないって思ったのである。

 乗ってみた率直な感想は「実に良く出来てる」ってトコである。まぁ基本的に先代からのキャリーオーバーで、基本はそのままに弱点を悉く潰してきたって感じである。良く言えば「進化している」であり、悪く言えば「代り映えが無い」ってトコであろう。ワタクシが気付いた点を、箇条書きで簡単にまとめるとこんな感じである:

  • 一番肝心なドラポジは「先代同様に良く出来てる」であり、スポーツカーらしいポジションで苦無く操作できる
  • ハンドリングや各種レスポンスは元々がスバル製という事もあって、十分過ぎるほど及第点が与えられる
  • ただし純正シートはホールド性に乏しい&座面が高いため、サーキット等でガチるなら交換が必要と思われ
  • ペダル配置やシフト操作感もシッカリしてて、ヒール&トゥも咄嗟の操作も楽々できる
  • ただ半クラッチ領域は結構手前にあって、慣れるのに時間はかかる
  • 先代の泣き所であった中間トルクは排気量アップした事もあってモリモリ、気持ち良く上まで回せる
  • 内装の質感は大幅にアップ、先代みたいなチープさは影を潜めてる
  • ロールセンターはやや腰高に感じる

やっぱ先代のキャリーオーバーだけあって、先代の問題点は殆ど見当たらないのである。粗探しすれば見つかるだろうけど、価格を考えれば十分にペイするとワタクシは考える次第である。先代乗ってた人が乗り継ぐにはもってこいだし、スポーツカー初心者が乗るにも丁度良いであろう。もしも「スポーツカー初めてなんですが」というロンマニアの方がいらっしゃったら、ワタクシは最初の一台としてコレを勧めても良いと考える次第である。

youtu.be

 ただ今すぐ欲しいかと問われると、残念ながら答えは「ノー」である(^_^;)確かにGR86は「コスパに優れた良いクルマ」なんだろうけど、でもワタクシが望むのは「コスパなんか関係無くなる凄いクルマ」なのである。R35やGT3は言うまでもなく、NDにも「コスパなんかど~でも良くなる凄いモン」があったのである。あと百歩譲って欲しくなったとしても半導体云々で今はオーダーストップしてしまってるのである( ̄~ ̄)曰く「今年11月にマイナーチェンジが発表されて、ソコから更に3~4ヶ月。並ぶと更に遅くなる」って事で、来年の春頃になるんじゃないかとの事である('A`)

*着ていく服、乗り付けるクルマ
 クルマの試乗に行くにおいて、ワタクシには一つのジャスティスがあるのである。ソレは「一番良いクルマでディーラーを訪れる事」である。ぶっちゃけディーラーの中の人は、9割方乗り付けたクルマで客を判断するのである。その客に購買力があるか否か、クルマ分かってるヤツか否か、見栄張ってるか否か、大体クルマと降りてきたヤツの身形を見れば分かるんだそうである。というワケで:

トヨタディーラーへはコレで乗り付けた次第である(笑)リアル知人のM3オーナーのロンマニアの方は、M3でレクサスディーラー行ったら応対室に速攻で案内された&ワタクシもLC500見に行った時R35NISMOで乗り付けた時にも同じ対応されたので、その効果は身を以て知ってるのである(爆)

 ただ流石にトヨタディーラーに911GT3はやり過ぎたみたいで、ディーラの中の人もビックリを通り越して戸惑ってた様に感じたので、ちょっと申し訳ない事をした気分である(笑)でもR35時代はその恩恵をモロに受けてて、特にドイツ車系ディーラーにおけるR35のネームバリューには凄まじいモンがあるのである。スーパーカー系を除けば、何処の外車ディーラーでもR35で行けば試乗を拒否されない&邪険に扱われる事もないであろう。今のポルセンの担当さん曰く「R35乗りは911乗りと同等に扱われる」との事であるが、やはり人間見た目だと確信した今日この頃であった。

THE UNGOVERNABLE FORCE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「老人とは、子どもを二つ合わせたようなものだ」
By ウィリアム・シェイクスピア

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*脱・子供のオモチャ
 今では伝説のクルマとしてアホみたいな中古価格で取引されているBNR34FD3Sであるが、販売された当時は売れなかったんだそうである( ̄~ ̄)BNR34が1.2万台で、FD3Sが5万台ほど。でもって売れなかった一番の理由が「高い」だったらしいのである。でも同時期に売られてた993型911が7.3万台、996型911が17万台売れてたんだから、ソレよりも全然安いBNR34FD3Sが売れないのは変な話である。でもって今になって分かったのは、アレは「(走り屋志望の若者向けのクルマとしては)高い」って意味だったんじゃないかと今になって思うのであり、ソレが90年代スポーツカーが廃れた理由でもあるとワタクシは考えるのである。

youtu.be

 そう、あの時代の国産スポーツカーは「若者向けのクルマ」のイメージとブランドから脱却できず、欧州車みたいな「カネ持ってるナイスミドルの為のクルマ」に進化する事が出来なかったのである。国産スポーツカーは高度成長期~バブル時代という特殊な時代だからこそ成り立ったのであり、その時代が終われば欧米同様に「スポーツカー=カネに余裕がある富裕層か、熱心なエンスージアスト向けのクルマ」に戻っていくのであり、90年代後半にはもうバブルの名残は消え始めてたけど、その時代に向けたスポーツカーを作れてなかったのであり、BNR34FD3Sも然りなのである。

*ポルシェに乗ったら知らないと恥をかく108の大問題
 今BNR34FD3Sのデザインを見直してみると、やっぱ何ちゅーか、走り屋臭さが抜けてないのである。良く言えば若者向け、悪く言えばガキっぽいデザインに見えるのである。50代の上級国民がその2台に乗って高そうなホテルに乗り付ける姿、想像できるだろうかって話である(笑)さて話は変わって、と:

ワタクシの毎日が楽しくなったかと問われたら、答えは「イエス」である(笑)何ちゅーかGT3は「走ってる」って実感があるのである。R35は「安定していて、何時の間にかその速度域」って感じだけど、GT3は「安定していて速度感があって、踏めば何時の間にかその速度域」って感じである。ステアリングの抵抗や、アクセルペダルの重さや、振動の抑制や、そういう数字に出て来ないトコが良く出来てるのである。そりゃファンも多い筈である。

池上彰は左派で、時折ステルスフェイクかますのがアレであるが、でも報道の仕方は嫌いじゃないのである。今話題のロシア云々についても4世紀頃のロシア建国まで遡って「プーチンは何を考えて戦争をするという決断に至ったのか」を述べてたのは良く出来てるなと思うのである。左派でもこういう人ならちゃんと議論も出来るだろうし、意見も参考になるとワタクシは考えるのである。

992GT3ネタは色んなメディアに出てきたが、コレが一番技術面の解説が良く出来てるとワタクシは思うのである。何故フロントサスをダブルウィッシュボーンにする必要があったのか、ウィングをスワンネックにしたホントの狙いは何か、ESPの介入の度合はどんな感じなのか等々。そういう技術系の説明が豊富なのである。感動しただのポルシェの本気を見ただの、そういった感動ポエムには辟易としてただけに、オーナーとしてこういう記事はありがたいのである。

*大人になろう
 話は戻って、この「国産スポーツカー=若者向け走り屋志望者向けのクルマ」の呪縛は非常に強く、ソレは今に至るまで続いてるってのがワタクシの率直な感想である。R35が正にソレだったけど、出た当初は「高い」だの「デザインがらしくない」だの言われてて、チューニングが盛んになってからも昔ながらの走り屋風チューニングを施される場合が大半である。やっぱ何ちゅーか「国産スポーツカーはこうあるべき」って固定概念を顧客もメディアもショップも根強く持っていて、メーカーもソレを無視できないからこそソコに配慮したデザインや仕様になり、結果アンバランスさや妥協が生まれてしまうって感じである。

youtu.be

 「ソレがニッポン独自のクルマ文化なんだ」って言われればソコまでなのであるが、ソレやり続けても先細りするだけだぞってのがワタクシの見解である。もうバブル期のニッポンは戻ってこないし、戻ってこない以上あの時代の様なクルマや、あの時代のような裕福な若者も戻ってこないのである。ワタクシもそうであるが、カネ持ってるナイスミドルは挙って外車に流れて、国産車は86/BRZスイスポみたいなエントリーモデルばっかになって、消えはしないが大幅に廃れるであろう。生き残りたいならば変化を恐れてはいけない、改めてそう思う今日この頃であった。