アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

A CROW LEFT OF THE MURDER...

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「日本人は外ばっかり見ている。しかも、根拠もない世の中の常識に踊らされている。だから不安になる」

By 養老孟司


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*あなたの常識vsわたしの常識

 ワタクシの様なアスペルガー症候群当事者が言われて一番困る言葉は何か?ソレは断トツで「常識でしょそんなの」である。ワタクシには未だ理解できない事であるが、フツーの人は”常識”ってヤツをある程度共有してるらしいのである。道徳の授業で教わるようなマクロで文律的なソレと、人付き合いにおけるコミュニケーションから学ぶミクロで不文律的なソレである。無論、ワタクシも学校行っていたんで前者は学んだのであるが、先天的にコミュニケーションが絶対的&相対的にダメなため後者による補正がないのである(^_^;)その上、障害の特性上のソレで得意不得意がクッキリ別れるから、総論は同じでも各論が違うのである。例えばワタクシにとっての”常識”はこんな感じである:

  • 特性上2つの事が同時に出来ないから、基本メモは取らない&取れない。その代わり、話の内容は大概記憶できる
  • ワタクシは仕事に私情を持ち込まない。感情はスッパリ切り捨てて、パートナーだと割り切る事が出来る。だから貴方もワタクシに私情は挟まないでほしい
  • ワタクシは事実しか言わず、全てを口頭なり文章なりでシッカリ説明をする。ソコには余計な含みは無いので、変な詮索はしなくて結構
  • 1つの事柄が気になりだしたら、ソレについての歴史や機構、その他各種知識を細部に至るまで調べるのが日常
  • 何かがツボにハマったら、ソレを延々と続けることに何ら違和感がない。シリーズものを延々と追い続けたり、同じズリネタで10年以上抜けるなんてのは余裕(笑)

コレがワタクシにとっての”常識”であるが、恐らく健常なロンマニアの皆様は共感不可なんじゃないであろうか(笑)だからと言って、ワタクシは周囲に「ワタクシを理解しろっ!」とは要求しない。何故ならソレやったら「じゃあもういい!!」と言われて縁切られてお終いだからである。忘れちゃいけないのは、アスペが1500人に1人程度のマイノリティーだという事である。コレがコミュニティー中20〜30%の割合だったら交渉の余地もあるだろうが、0.05%だったら切り捨てるor隔離した方が手っ取り早いからである。


*沖縄とアンティークドール

 ワタクシは理想主義者である。では、理想を追求するにはどうすれば良いのか?答えは「現実問題を1つずつ解決していくしかない」である。常識についての諸問題も、以前よりかは幾分マシになってるし、今後は更にもっとマシにしていく予定である。だからこの話はコレぐらいにしておいて、楽しい読書タイムである(笑)

GT-R Magazine(ジーティーアールマガジン) 2012年 07月号

GT-R Magazine(ジーティーアールマガジン) 2012年 07月号

同胞(?)の【インプレッサマガジン】と【ランエボマガジン】は現役車種であるにも関わらずネタ切れで年2回の発行になってるのに、既に10年前に生産中止になってるクルマの雑誌が隔月でやれるって、ある意味凄い事だとワタクシは思うのである。ソレ言ったらGT-Rも現役?雑誌でもR35は別枠扱いなんで(笑)R35のチューンも紹介されるようになったんだけど、やっぱワタクシの周囲では「R35チューンが盛り上がった」って話は聞かないし、ワタクシも弄る気はない。弄るより先に、ノーマルのポテンシャルを引き出し尽くす方が先だからである。

ローゼンメイデン 7 (ヤングジャンプコミックス)

ローゼンメイデン 7 (ヤングジャンプコミックス)

  • 作者:PEACH-PIT
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/05/18
  • メディア: コミック

説明はいらないよね、ウン(笑)悲しいかなアスペ人間。一度何かを読み始めると、最終回まで付き合わないと気が済まないのである(^_^;)ワタクシが矢鱈滅多に新しいマンガやラノベやゲームに手を出さない理由がコレである。どんな形であれ一度始めると、トコトン夢中になって自分でも止められないからである。だから新しいモンにはなるだけ手を出さない&手を出しても夢中にならないよう距離を置いてるのである。


*続・竜の教義

 話は変わって「ドラゴンズドグマ」の途中経過である。カプコンが「コレが売れなきゃ日本のゲームは終わる」とまで言い切って出しただけに、出来は中々である。世界観は圧倒的だけどバグやらバランスやらの処理の甘さがある洋ゲーと、細部へのこだわりや粗の無さは芸術的だけどマンネリで閉鎖的な和ゲー。その両者の良いトコ取りを試みたって感じである。世界は広くてやりたい事を好きな順番でやれて、尚且つ処理落ちやバグでイライラする事がない。正に完璧なゲームである(^▽^)・・・とワタクシが言うと思ったら大間違いである(笑)欠点は幾つかあるが、その中でワタクシ的に気になったのは「洋と和のバランス」である


 流石に洋ゲーと和ゲーの良いトコ取りを完璧に行ったら、ソレこそ容量やマシンスペックが幾らあっても足らないって話である。どこかで必ずトレードオフしなきゃならないはずであり、恐らく開発チームが一番頭を悩ませたのがソコなのであろう。やってみた感じ、このゲームは和6・洋4って感じである。あくまでワタクシ個人の感想であるが、洋6〜7・和3〜4ぐらいの方が良い希ガスのである。でもまぁ、何はともあれこのゲームは和ゲー初の本格的オープンワールド→コレがウケて更なる改良が次回作で加わる&後出しジャンケンで他メーカーからもっと面白いオープンワールドが発表されて、マンネリで窒息しそうな和ゲーに風穴を開けてくれれば最高である。和ゲーでオープンワールドが充実してくるにしてもあと2〜3年はかかり、その頃にはワタクシも40代だけど、ゲームはやり続けているであろうことが容易に想像できる今日この頃であった。