アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE BEAUTY AND THE BEER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「勝つか負けるか、戦いの結果を予測することは大いなる間違いだ。自然に任せていれば、ここぞという時に武器がひらめく」

By ブルース・リー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*男と女のケミストリー

 先日も述べたと思うが、ワタクシはニッポンで女子サッカー人気は確実に定着すると考えている。てゆーか、しない理由が見当たらないのである。既に十分過ぎるほどメディアでも取り上げられている&実績も上げているし、インフラは男子のソレを使えば簡単にできるし、何よりニッポンにはサッカーに限らず女子スポーツ(特にプロスポーツ)が未開拓→ビジネスチャンスが大いにあるからである。ワタクシがJFAのお偉方だったら、ココ1〜2年に起こった千載一遇のチャンスを決して逃しはしないであろう。何が大きいかって問われたら、今まで何処のスポーツも未開拓だった女性層を一気に独り占めするチャンスだという事である。でもって、コレにより男女ともに相互作用を生み出すって話である・・・

女子サッカー人気が盛り上がる

今までサッカーに関心が無かった女性がサッカーに関心を持つようになる

雑談にサッカーネタが出るようになり、自ずと男子も関心を持つようになる

モテたいと考える男子がサッカーをやるようになる

男子サッカーも盛り上がる

(゚д゚)ウマー

男子サッカーが盛り上がると、JFAの収入も増える

女子サッカーも男子サッカーも、JFAの収入により賄われている

つまり男子が活躍すれば、自ずと女子にも予算が回るようになる

女子サッカーが強くなり、女子サッカー人気が盛り上がる

以後、冒頭に戻って無限ループ

(゚д゚)ウマー

・・・というワケである。男子が女子サッカー選手に憧れるようになり、女子が男子サッカー選手に憧れるようになる。人間ってナマモノは所詮、オスもメスも下半身で生きてるようなモンである(笑)たかが下半身されど下半身。スポーツやり始めるキッカケって実は大した事ないモンが実に多く、その中でも「異性にモテたい」ってのはバカに出来ないぐらいデカいキッカケなのである。そう、サッカーへのススメは脳やハートだけじゃなく、下半身にも訴えるモンなのである(爆)


*独露欧米のチャンピオン

 何時の間にかGTアカデミーも全日程終了していたのである。もうドイツ、ロシア、欧州、アメリカの各地域からチャンピオンが出ていて(ドイツとアメリカはテレビ放送と関連してるため後日発表)でもって一番の注目地区である欧州からは【25歳のベルギー人が4代目欧州チャンピオンになった】のである。36人が地域ごとに6人×6グループに分かれ、最終日まで勝ち残った各クループの1名が最終選考である本番さながらのレースを行うのである:

兎に角スタッフ陣がシャレになっていない。セバスチャン・ブエミジョニー・ハーバートルネ・アルヌー、バス・レインダースがアドバイザーやってて、ドイツのソレではニック・ハイドフェルドも出ていて、昨年はエディ・アーバインも居たんだから、どんだけガチでやってんだよって話である( ̄Д ̄;)たとえ優勝できなかったとしても、こんだけのメンツにドライビング教えてもらえるんだったら、マジで一生モンの思い出である。でもって、コレが最終日のレースである。モノホンのレースみたいに練習走行と予選やって、翌日に決勝戦を行うという、何とも手の込んだやり方である:

83万人の欧州ゲーマー達による激戦を勝ち抜いて表彰されたのが、リンク先にもある25歳のベルギー人であるウォルフガング・ライプである。今まで一介のゲーマーにしか過ぎなかった青年が、そのゲームの腕だけで夢のレーシングドライバーの座を・・・・掴んだなどという御伽噺を信じるほど、ロンマニアの皆様はナイーブでない事をワタクシは願いたい(笑)今までのチャンピオン全員、実はカート経験や実車での経験が既にあるのである。じゃなきゃ全くゼロのまんま、実車でレースなんぞ出来るはずがないからである。ゲームはタイミングで荷重移動を図るけど、実車は感覚で図らなきゃならない→つまりどんな形であれ実車を知らなきゃダメだって話である。


 でもって上記のウォルフガング君であるが、彼も例外ではなかったりする。てゆーか、寧ろ過去の3人よりも実車経験が豊富だったりする(^_^;)試しに彼のフルネームでYouTube検索してみたら、こんな面白い動画を彼自身が投稿していたりする:


リアルでレーシングカーをコレだけ乗れてるんだから、そりゃハコでも速いはずである(^_^;)因みに彼はプロではなくアマチュアとしてレーシングカーに乗っている→「一定以上の実車経験が無い」というアカデミー規定を満たしてるから無問題との事である。その上GT5だけでなく、数々のレーシングシミュレーターでもトップランカーに位置しているとの事。そりゃ勝つべしくして勝ったってワケである。


*実験から実戦へ

 そもそものGTアカデミー当初の目的は「グランツーリスモのトップゲーマー達は、果たしてリアルでも通用するのか?」を実証するためだったのであるが、今のGTアカデミーは「グランツーリスモのトップゲーマー達から、リアルで通用するレーサーを発掘する」に趣旨が変わってるのである。何故かと言えば、通用する事はルーカス・オルドネスはじめ先代のチャンプたちが既に証明しちゃってるからである。だから83万人のゲーマーが集まってきて、あんだけガチなスタッフ陣が揃うのである。でもって「バーチャルから現実へ」という奇抜なテーマ故に、メディアも挙って集まってくる→欧州日産からすれば、モータースポーツの本場である欧州において物凄い宣伝効果が得られるってワケである。こう言うのはアレであるが、未だに「ゲームはゲーム、現実とは違う」などという時代錯誤な事やってるのはニッポンの関係者ぐらいである。


 流石にその事に気付いたのかどうかは知らないが、ニッポンでも欧米同様に日産スポンサードでGTアカデミーをやる案が出てるとか出てないとか。でもって教官候補の一人に某ニッポン一速い男が挙がってるとか挙がっていないとか。もしニッポンでも開催されたら、ワタクシもプロレーサーになる夢を追って・・・行ってもムダだと分かってるんで行かないが(笑)何はともあれ、11月上旬にはアメリカとドイツのソレがテレビ放映されるんで、今から楽しみではある。何ちゅーか、こーゆーモータースポーツ系のバラエティー番組が成り立つってのが、ニッポンと欧米のモータリゼーション度合いの違いを思い知らされるのである(-_-;)芸人が雛壇で内輪ネタして盛り上がる番組も、芸能人がメシ食いながら駄弁る番組も、ギャラ貰いながらチャリティー番組で安っぽい涙を流す番組も、今のニッポンのバラエティーは何もかにもが退屈でアキタ━━━(#゚Д゚)━━━!!!と叫ばずにいられない今日この頃であった。