ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「農家の発想は、田んぼに稲を作り、農協に納めてお金をもらう。これは仕事ではない。生業だ。仕事というのは、あぜ道の草を抜いたり、まだ荒れているところを耕したり、すぐにはお金にならないことをやること、つまり先のことのために働くこと」
Ｂｙ リリー・フランキー
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊ファミコン革命
今思い起こすと、ファミコンって実は”超”が付くほど革命的な商品だったと思うのである。ゲーセンのクォリティーを持つゲームを手頃な価格で家庭で楽しめて、しかもカセット式→カセットを交換すれば１台のハードで何十何百という種類のゲームが楽しめる。正にゲームにおけるパラダイムシフトである。若いロンマニアの方には想像付かないかも知れないが、昔は１つのゲームハードで１つのゲームしか出来なかったのである：
冗談のようなマジな話、４０年前はあの本体であんなショボいゲーム１種類しかプレイできなかったのである(^_^;)しかも本体価格も２.５諭吉と高価。冗談抜きでこんなモン買うぐらいだったら、砂場で友達と相撲取ってた方が百万倍も有意義である（笑）でもって時は流れ、ニッポンにもカセットビジョンなる国産ハードが出てきたのだが：
ワタクシが幼坊の頃、コレを親戚のお兄さんの家で遊ばせて貰ったのを今でも思い出すのである。昔はコレでも、サルのようにハマったモンである。確かに上記のソレよっかは大分マシになったが、ソレでもこんなモンを買うぐらいだったら、原っぱで草野球やってた方が一万倍も有意義である（笑）でもって、このカセットビジョンから２年後、ファミコンが登場したのである：
こうやって動画を見比べてみれば、如何にファミコンが超革命的だったのかがお分かり頂けると思うのである。この（当時としては）超絶スペックで、価格はたったの１.５諭吉。売れない理由を探す方が難しいってモンである。今の子供たちが「家でゲーム＞＞外で遊ぶ」になった理由、お分かり頂けたであろうか（笑）ゲームハードは色々あるが、もしも「史上最高のゲームハードは？」と問われたら、ワタクシは躊躇う事無く「ファミコン」と答える。何故なら今のゲーム文化ってのは、ファミコンの世界的なブームなしには存在し得なかったからである。
＊１０年先のデファクトスタンダード
話は変わって、件の【iPad Air2】を使い始めて２日経つが、正に快適そのものである(^-^)以前まで重かった各種動作が、お陰でサクサク動くようになってるのである。やっぱ【iOS8】は現行iPhone&iPadを前提にして作られたOSであり、前のヤツ(iPad4）で使うにはスペックが若干不足してたってワケである。今思えば１０年前にiPodの存在を知って以来、気が付いたら今までずっとアップルユーザーを続けてきたのである。今でも鮮明に思い出すが、初めてiPodを入手した時、ソレはソレは感動したモンである。今までMD使っても最大３２０分、つまり約１００曲前後しかしか持ち歩けなかった音楽が、一気に１００００曲まで持てるようになったんだから、コレこそ正にパラダイムシフトである。何せ家にある全音源が、あの掌大の機械に全部収まるんだから、そりゃ革命モンである。
今考えればiPodもiPhoneもiPadも、出た当初はアメリカ本土ですら「マジでこんなん誰が使うんだよ(￣△￣)y─~~~~~」言われてたんだから、保守的なニッポン市場じゃ尚更である。が、出てから１０年後、今やソレが市場のデファクトスタンダードと化しているのだから、改めてアップル（てゆーかスティーブ・ジョブズ）の先見の明には恐れ入る次第である。そう、アップルの何が凄いかって、こうやって１０年先まで市場を見通して、その１０年後に試乗のデファクトスタンダードとなるために、先駆けて革新的な製品を出すトコにあるのである：
１０年先を見通して商品を出す
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最初は売れなくても、先進的な意識を持ったユーザーが買う
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そう言った見識のあるユーザーに根強く支持される事により有名になり、次第に知名度が上がってくる
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知名度が上がるとユーザーも増え、ソレに伴い様々なメーカーが参入し、ソレが更にユーザーを増やす
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１０年後、予想通りにその時代がやって来る
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時代がやって来た頃には知名度や各種ノウハウも充実していて、常に市場をリードできる状態になっている
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他社による新規参入が相次いでも、ブランド力と十二分に発達したインフラとノウハウで横綱相撲が出来る
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市場におけるシェアは盤石
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(ﾟдﾟ)ウマー
・・・ってワケである。今じゃスマホやタブレットも種類は山ほどあって、アップルのソレよりも安くて優れたモンも少なからず見られるが、でもアップルの優位性は殆ど揺るがないモンである。長年培ってきたブランド力だとか、数字には表れないインターフェイスの優秀さだとか、充実したインフラだとか、そういったモンは１年２年で簡単に得られないからである。
＊オリジナルになろう
そう、任天堂もアップルも、遥か先を見据えた上で革新的な商品を提供したからこそ今の地位があるのである。先日も言った通りであるが、ブランドってのは企業本体が作るモンではなく、ソコに集まったユーザーやサードパーティーの各種企業によって作られるからである。人が集まるって事はカネも集まるって事であり、カネが集まるトコには更に人も集まる。今のソニーの何がダメかって、先を見通す事を止めてしまったからである。常に後手後手で、既存のモンを安くしてスペックを上げて発売する。そんな来年の事しか考えてない商品しか作れなくなったソニーに、再び天下を取れってのはムリな話である┐(￣ヘ￣)┌やっぱ「オリジナル＞＞＞超えられない壁＞＞＞フォロワー」なのである。
オリジナルによるワンパターンは伝統芸能だけど、フォロワーによるワンパターンはマンネリ。コレはワタクシのジャスティスの一つである（笑）何故ならばオリジナルには「俺はコイツが無名でバカにされてきた頃からずっと支えてきたッ!!」っていう自負を持つ熱狂的なファン必ずいて、そういったファンは何があろうともオリジナルを支え続けるからである。でもフォロワーにはそういった自負を持つファンは殆ど居らず、退屈になった途端に捨てられるってワケである。だから個性を出す事、オリジナルである事は極めて重要なのであり、ワタクシが目指してるのもソレである。果たしてワタクシは唯一無二のオリジナルになれるのか否か、ソレだけが気になる今日この頃であった。
