アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

NOW

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「蛙は黄金の椅子に座っていても、また池の中へ飛び込む」

By ゲオルク・ロレンハーゲン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*前評判と提灯記事

 次の911になる前に買っておけ。R35が発表&発売された当初、イギリスの雑誌に書いてあったR35レビューの結論である。コレは要するに「今後はR35の評価がうなぎ上りになる事は間違いなく、そうするとブランド価値の上昇と共に値段も上がり続けて、いずれはポルシェ911と同じぐらいの値段になるから、まだブランド力が無くて安い今の内(当時777諭吉)に買っておけ」という意味である。ンでもって今現在、1500諭吉もするR35のスペシャルモデルが350台も売れていて、しかも次のGT-Rはもっと高級志向にしていくっていうんだから、そのイギリスの雑誌の見立ては正しかったって事である。つまりホントに優れたモンってのは、やっぱソレなりの前評判があるモンなのである。



 何が言いたいかって、もうすぐ発売されるであろうホンダの新型NSX、良い前評判が余り聞こえてこないって事である。ニッポンのソレはメーカーに媚びた提灯記事ばかりなのはアレだけど、ソレでもR35当時と比べるとテンションが全然違うんだから、そんだけで何となく分かるってモンである(^_^;)ワタクシはリアルタイムでR35のソレを現在進行形で見ている&実際にオーナーになって体感し経験したから分かるのだけど、提灯記事にも本気で褒めてるのとそうでないのがあって、ワタクシが見た限りだと新型NSXは後者のソレなのである( ̄〜 ̄)まぁソコんトコは実際自分で乗ってみないと分からんので、発売されたらワタクシ自ら乗りに・・・果たして行けるのだろうか(笑)


*ロールケージ不要論

 前にも言ったと思うが、ワタクシはNDにロールケージを組み込むつもりは全く無い次第である。確かに横転してしまった時にロールケージがなければ頭部が超ヤバいのは百も承知であるが、ソレでもやっぱロールケージは入れない予定である。ワタクシはNDを普段の足メインとして使いたいのと、その際にオープンカーとしての開放感を堪能したいから買ったのである。そうロールケージの装着は、その主目的を大いに阻害するからである。張り巡らされたバーのせいで乗り降りがし難くなるし、幌の開け閉めが大変になるし、バーのせいでせっかくのオープンの解放感が台無しになるし、ロールケージの重さのせいで重量まで上がる。ロールケージ装着で良い事なんて、安全性以外何も無いのである。


 ロールケージの装着を拒否するのは良いのであるが、でもソレは同時に4点固定ハーネス装着を困難にしてしまってるのである。ロールケージ張っていれば4点固定の上2本はロールケージに固定してしまえば良いだけの話であるが、無ければ別の固定場所を探さなきゃいけなくなるのであるが、ソレが大変なのである(^_^;)何せNDは思った以上に小さく狭く、余計なモンを装着するスペースに限りがあるのである。よしんばあったとしても、必要な強度を確保できるのか云々ってのがあったのだが、この度解決した次第である:

まずはシートの状態がコレである。4シーターか2+2なら後部座席のボルトを利用して固定すれば良いのであるが、2シーターにはソレが無い。だから当初は「シート後部のパネルに穴開けて、ソコにボルトを固定しちゃおうか」とも思ったけど、何せ発売されてからまだ1年未満のNDなんで、穴開ける事のリスクが想定できなかったのである(^_^;)この件についてはどう解決したかというと:


こうやって取り付けた次第である。一見ボディーに穴をあけたように見えるけど、実は【LEG MOTOR SPORTベルトハーネスアンカー】ってパーツを用いて、ボディーにボルト固定用のバーを通してあるのである。穴あけ加工してるのは外側のパネルのみであり、ボディーには何の加工もしてないのである。こうする事で4点のうち上2点を固定できるのである。


下2点は実に簡単。シートレールのボルトを用いればいいのである。つまり上2本を確保できた時点で、もう勝負ありなのである。


でもって、実際に展開するとこんな感じである。因みにベルトは【サベルトサルーンS 433U】である。ロンマニアの方の中には「ベルトは兎も角、シートはコレでホールド性足りるの('・c_・`)」と思われるだろうが、実はコレで足りるのである。ランバーサポート(背もたれ下部から飛び出してるアレ)のホールドがシッカリしてて、かつベルトで腰部をガッツリ固定できてれば、ソレだけでサーキット走行に必要なホールド性は確保できるのである。肩の2点はホールドではなく、実は安全性確保が主目的なのである。サーキット走行に必要なホールド性を確保できて、かつ街乗り時に乗り降りし易い。この【BRIDE DIGO II LIGHT】は実に良いシートである(^-^)


ただ街乗り時に4点は思いっきりジャマなので、使わない時は背もたれの裏にこの様にまとめて・・・


背もたれで塞いでしまえば収納完了である。こうすれば普段の運転時にジャマにならない上、ベルトの金具同士がぶつかってカチャカチャ鳴る事も無い。ワタクシが望んでた通りの完璧な結果である( v ̄▽ ̄)


あと作業してもらったショップがピロティの取扱店だった&運良くワタクシのサイズがあった&今まで履いてたドライビングシューズがボロボロになりつつあったので、ドサクサに紛れて【piloti PROTOTIPO】買った次第である(笑)ピロティはコレで5足目であり、やっぱなんだかんだ言ってピロティがワタクシ的に一番使い勝手のいいドライビングシューズなのである。


*最後の課題

 この上なく難航したシートとステアリングの問題も解決して、その次に難航した4点固定ハーネスの問題も解決し、コレでコースに出る準備は整ったのである( ̄▽ ̄)あとはサーキットの走行会なりジムカーナの練習会なり申し込んで、ガンガン走って楽しむだけである(`・ω・´)・・・である事には間違いはないのであるが、ココに最後の問題があったのである:

左が前輪で、右が後輪である。以前Yオーナー主催の走行会行った時のソレである。当初は「ドラテク練習用のクルマだから、足はノーマルでもいいや」と思っていたのであるが、コレ見て考えが変わったのである。何ちゅーか、単にアライメント弄ってキャンバー立てれば解決するレベルじゃないのであるコレは(-_-;)ノーマルのままサーキット走行を続けると、偏摩耗が原因でタイヤライフが短くなってしまう可能性大ってワケである。


 どうすればコレを解決出来るかといえば、答えは「車高調を導入して、キャンバー含めロール特性を再設定する」である。確かに荷重移動の練習は大事だけど、ソレ以上にタイヤのムダ使いの方がワタクシ的には問題なのである。とはいえ、まずはノーマル足で何回か走ってからである。ノーマル足で走って車の特性やら性格やらを見極めて、その上で車高調を組むのである。ノーマル足の長所と短所がシッカリ分かってなけりゃ、車高調組んでもワケが分かんなくなるって話である。型破りというのはシッカリした型を持ってるからこそ破れるんであり、型のないヤツのソレは型破りなのではなく、単なる形無し。昔どこかで読んだ本の言葉だけど、改めてその意味が分かる今日この頃であった。