アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SYMMETRY IN BLACK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人間は大きな海だ。二つ三つの雫が汚れても、海は汚れない」

By マハトマ・ガンジー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*悪者のススメ

 1つ、最後の最後で自分を救えるのは自分しかいないと考える事。2つ、悪者になることや悪者にされることを恐れない事。昔から何度も繰り返されてきたように、今回もまた【パワハラで自殺しちゃった事件が起こった】のであるが、そういったモンを避けるための二ヶ条である。ぶっちゃけた話、こういう問題を第三者の手で撲滅させる事なんか不可能なのである。いくら「行政ガー、企業ガー、社会ガー」と叫んだトコで、連中が動くのは常に事後、つまり既に不可逆点を過ぎた後にやっと動くんだから、もう手遅れなのである。でもってどんな行政や企業や社会であっても、世の中の隅々まで監視の目を光らすなんて不可能なのである。だから万が一の時には、テメェの身はテメェで守らなければならんのである。



 ワタクシも一応一通りこの事件に関する資料に目を通してみたのである。まぁこう言っちゃ大変アレなのであるが、自殺した人は典型的なパワハラのターゲットになり易いタイプの人なのである。プライドが高過ぎて、ソレ故に自分の信念を曲げられず、悪者になる事ができず、他人に直接助けを乞えない人である。ワタクシもその経験がある&類はナントカで似たような経験をしてる人が何人かいるのだけど、大体皆こんな感じなのである。特に共通点として一番多いのが「悪者になりたくない」である。人間関係を作る事が苦手な人間ってのは、辛うじて出来た人間関係を失わないように、まず嫌われない事を優先するのである。そしてこの「嫌われたくない」って心理を、パワハラするヤツは見抜いて仕掛けてくるのである。


 そう、いじめやパワハラの被害者がやり返せないのは、実は「今までの人間関係がやり返す事で失われたらどうしよう」って恐怖が根底にあるからなのである。だから「とにかく誰とも波風を立てず、善良に努めよう。そうすれば”アイツは良いヤツだから助けよう”って人が出てくる筈」って考えてしまい、只管耐える事を選び、耐え切らなくなった人が最悪の手段を選ぶワケである。人間関係のある程度豊富なロンマニアの方なら分かると思うけど、よっぽど深い特別な関係でもない限り、火の粉がかかるリスクを冒してまで他人を守ってあげようなんてフツーは思わないのである。世知辛い話であるが、善良であるという事に実は大した意義は無いのである。


*そして、GT−Rは消える

 だからこそ、悪者になる事を恐れてはいけないのである。悪者って言っても犯罪者の事ではなく、政治家で言うと石原慎太郎とか小泉純一郎、有名人だとホリエモンとか朝青龍みたいな人間の事である。シッカリと自分の意見を持ってて、ソレを曲げないが故に意見を違えるヤツから嫌われる人間である。こういう人間ってのは確かに嫌われるけど、同じかソレ以上に好きな人も居て、そういう好きな人達が守ってくれるから生きていけるのである。まぁ固い話はウケが悪いからコレぐらいにしておいて(笑)ウケの良い話をしようジャマイカ

コレがウケの良い話かどうかは、モニター前の皆様の判断に任せるとしよう(笑)たまたま本屋に立ち寄ったらコレが店頭に置いてあったので、そのままiPadを展開して電子版を購入した次第である(爆)やっぱ発売からもう9年経ってて、その間カスタマイズのノウハウも相当蓄積されてきた事もあって、以前と比べてパーツの数がかなり増えた事が印象的だったのである。まぁワタクシはR35をカスタムする気は殆ど無いので、実を言うとワタクシ的にはどーでもいい話のが多かったのであるが(核爆)


模型屋に【1/24タミヤNSX】が発売されたかどうか見に行ったらまだ無くて、代わりにコレが目に入って、何となく気になったから買ってしまった次第である。ハコスカGT-Rはワタクシも実物を見た事あるのであるが、今見ても「すんごい尖ったクルマだなぁ(^_^;)」って思わされるのである。小さい車体にバカでかいDOHCのレース用エンジンと5速MTを搭載してて、大卒初任給が月1.5諭吉の時代に154諭吉というとんでもない値段がついてたり等々。何ちゅーか、現行R35NISMOが1870諭吉なのって、実は驚く程のモンじゃなかったのではと思うのである(笑)


そして、アメリカは消える

そして、アメリカは消える

「突然こんな堅そうな本を紹介するなんて、気でも触れたかロン( ̄Д ̄;)」と思われる方も少なくないが、ワタクシは至って正気なのでご安心あれ(笑)落合信彦(通称ノビー)の本は大坊の頃結構好きで読んでて、もうじきアメリカ大統領選挙という事もあり、そんなタイミングで書店にてコレを見つけたため、そのままiPadを展開して電子版を購入した次第である(爆)中身はまぁ「ケネディレーガン信者であるノビーの気質を考えれば、内容は大体想像付く」とでも言っておくとしよう。


*生存のススメ

 1つ、自殺しても世の中は変わらないという事。2つ、自殺は卑怯だという事。こういう事件が起こった時、ワタクシが自殺に反対する理由がコレである。前者に関しては、最早説明の必要は無いと思うのである。この先何人が自殺しようとも、ニッポン社会に「今までニッポンはコレで上手くやっていけたッ!戦後を克服して先進国になれたッ!経済大国になれたッ!」って自負が今のニッポン社会を牛耳ってる団塊の連中の中にある限り、無くなる事はないとワタクシは考えているのである。何故なら、勝者は反省などしないからである。この自負が打ち砕かれない限り、こういう事件が起きても「偶々だッ!上手くやれなかっただけだッ!」って考えるだけだし、そして打ち砕かれる日は当分先の話だからである。


 でもって後者はどういう意味かって、考えてみて欲しいのである。自殺したヤツは善良なまま死ねて、生前の至らなさは死んだ事でチャラにされて、自分は一切手を汚さずに相手を一方的に社会的に抹殺できて、相手を抹殺する手段は人情論で免罪されて、以上の事に異論反論を挟もうモンなら叩かれる。でもって当然、残された家族をテメェの身勝手で一方的に悲しませる。こうやって客観的に見てみると、自殺って卑怯なんじゃないかとワタクシは思うワケである。勘違いされないように念のため言っておくが、ワタクシは別にいじめやパワハラ側に付いたワケでは決してない。ただ「いじめられたら自殺」って考えに反対してて、何故反対なのかの持論を述べているだけである。


 まぁこんな余計な事を書くと叩かれるトコから叩かれるだろうなとワタクシも思っているが、叩かれても構わないとワタクシは考えてる次第である。第一、ワタクシを叩いたって世の中からいじめやパワハラが無くなるワケでもないし、ワタクシは善人でいようなんて微塵たりとも思っていないし、何より「悪人を叩く人間=善人」とも思っちゃいないからである。本気でこういうのを無くそうと思ったら理想論や感情論で動くのではなく、現実的かつ客観的な方法論を提示する必要があるとワタクシは考えているからであり、ソレを考えるキッカケを与えたくてこう言ってるワケである。さて、長話もアレなので、さっさとお暇しようと思う今日この頃であった。