アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FLYING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「新しいことになぜチャレンジしないといけないか。それは古いことに引っ張られないためだ」

By 宋文洲


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*古いモンで精一杯

 気が付いたら、2016年もあと2週間と半分ほどである。結局、今年も”今年の抱負”を語る事無く終わってしまうのであろう(笑)やっぱこういう時期だけあって、色んな媒体で「2016年度のベスト〇〇〇」ってのをやっていて、音楽もその例外ではないのである。まぁ各雑誌に其々ベスト50ぐらい紹介してるのであるが、面倒臭いのでココでの紹介は省略するとしよう。気になる方は「2016年ベストアルバム」でググってみると良いと思うのである。まぁ色んな雑誌で色んなカラーのベスト50があるのであるが、ココで一つ大発見をしてしまったのである。ソレは「ワタクシが聴いた事のある、所有してるヤツが非常に少ない」って事である(笑)


 ワタクシは別に懐古主義者でも何でもない事は、ロンマニアの方ならばご存じな筈である。クルマもゲームもマンガもラノベもエアガンもデジタルガジェットも、やっぱ新しいモンが一番好きなのである。でも音楽に限っては、気が付いたら古いミュージシャンの古い音源か、或いは古いミュージシャンの新しい音源かしか聴いていないのである(^_^;)繰り返し言うが、ワタクシは古いモンよりも新しいモンが断然好きなのである。でも何故か、新しいミュージシャンの音源を聴いてみようと思わないのである。昔だったら「良いか悪いかどうかも分からんのに、CD買うカネが勿体無い」って大義名分(?)が成り立ったのであるが、ストリーミングを取り入れた今じゃ無問題である。でも、新しい音源は殆ど聴かないのである(;^_^A)


 原因を色々考えた結果、一つの結論に達したのである。ソレは「古い音源を追いかけるのに精一杯だから」である。上記で「ストリーミングがあるから幾らでも試せるはずなのに何故」と書いたのであるが、そのストリーミングがあるからこそなのである:

ストリーミングで新しい音源でなく、古い音源も聴き放題になる

ガキの頃(主に経済的な理由で)聴きたくても聴けなかった音源を色々と聴くようになる

聴いた音源を元に、サービス側から更なるオススメ作品の紹介がある

当然、オススメ作品も古い作品がメイン

延々と古い音源を追いかけてしまう

/(^o^)\

というワケである(笑)ワタクシが一番好奇心旺盛だったのはやっぱ中坊〜大坊にかけてであり、その頃は予算の都合等々もあって聴きたかった音楽も聴けなかった事が多かったのである。でもって時が流れ、ストリーミング時代がやってきて、古い音源が効きたい放題になったのなら、当然リベンジが始まるって話である(爆)兎に角「あの時に聴きたかった」ってモンが多過ぎて、でも時間は有限だから、自ずと古いモンを聴きまくってしまうって話である。


*マイナー音楽愛好家の悲哀

 何故こうなってしまうかって、昔が余りにもアレだったからである。昔はネットなんて無かったから、音楽はカセットテープやCDといった物理媒体か、或いはラジオやMTVといった放送媒体で聴くしかなく、ソレ以外は雑誌ぐらいしか無かったのである。でもってワタクシの場合、好きなジャンルはHR/HMだったから、兎に角全てにおいて情報が乏しかったのである(´△`)マニアックな作品になると途端にテープやCDの入手が困難になるし、ラジオやMTVは深夜にしかやってないし、雑誌だって一般紙じゃベタ記事しかなく、専門誌は1〜2冊ほどである。HR/HMに限らず、大概のマイナー系音楽ジャンルはこんな感じだったのである。


 だからこそ河原から砂金を取るかの如く、こういう音楽を能動的に探し回ったのである(笑)物理媒体はマニアックなショップを何軒か見つけてこまめに通って、ラジオやテレビは録音録画するなり夜更かしできる時に夜更かしして観たり聴いたり、雑誌は隅々まで読み漁るなど、ホントあの時代はHR/HMを探し求めるのに血なまこになってたのである(笑)


でもってカセットテープの再生時間も(今となっては)最大120分と短かったから、持ち運びには色々苦労したモンである(^_^;)旅行行く時なんかにゃカセットを10本も20本も持ち歩けないから、デッキでこうやってベスト盤を自作して、2〜3本にしてウォークマンと共に持ち歩くのである。デッキがブッ壊れるとテープの帯がデッキ内に絡まったりして、ホント苦労が絶えなかったのである(笑)


 そんな20世紀に青春を送ってきた人間が、21世紀になってネットやiPodiTunesと出会ったら、どんな事になるのかは容易に想像が付くと思うのである(笑)120分どころか1200分でも12000分でも余裕だし、デジタルデータだから劣化しないし、何より自分の足を使わなくても自宅に居ながら音楽を購入できる。コレが天国でなければ、この世は全て地獄だって話である(爆)当初はCDを落とすだけだったけど、その内ダウンロードで買えるようになって、今じゃ定額で聴き放題である。しかも相当マニアックな作品ですら、ネット経由なら簡単にゲットできる。何ちゅーか、ワタクシみたいなマイナー音楽愛好家にとっちゃ、ネットは宝の山以外の何でもないのである。


*ストリーミング万歳

 でもってストリーミングで見つからなくても、YouTubeで検索しても音源が簡単に見つかるから、最早マイナー音楽愛好家の苦労は昔話と化してしまったのである。今となっては探し出すのに忙しいのではなく、見つかったモンを消費するのに忙しくなる始末である(笑)ワタクシも例外ではなく、聴きたいモンは山ほどあるんだけど、とにかく時間が足りないのである(^_^;)仕事もあるし、他の趣味もあるし、でも聴きたくて聴けるモンだけは山ほどある。そりゃ新しい音源なんか聴いてるヒマないのである:



ガキの頃に四方八方探して見つからなかった上記アルバムが、今じゃストリーミングで簡単に見つかって聴けちゃうんだから、コレが歓喜せずにいられるかって話である(笑)ホント宝の山過ぎて、ワタクシの好奇心にワタクシが持つ時間と気力が追いつかなくなってしまってるのである(;´ρ`)


 だからワタクシは「音楽はCDで買ってナンボ」っていう人の気持ちが理解できんのである。無論コレクションやインテリアの一部として、或いはファイル化によりカットされてしまう部分も全部聴けるという意味では、CDの存在意義をワタクシは否定しないのである。が、ワタクシ的にはその部分を犠牲にしてでも、ストリーミング化によって得られるメリットの方が遥かに大きいと感じてるのである。何せCDで揃えたくてもCDそのものがゲット困難&ゲットしたいモンが余りにも多いから、ストリーミング化はワタクシのニーズにピッタリと当て嵌まっているのである。さてコレ書いてる間も音楽聴く時間が削られてしまうので(笑)さっさと締めるに限る今日この頃であった。