ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「高付加価値製品へのシフトはそう簡単にはいきません。従来製品からがらりと変わった斬新な製品の開発は、そんなに容易ではありません。それよりも既存の製品をベースに材料の一部を変えたり部品を付け加えたりして、じりっじりっと改良していくべきです。自分の土俵を大事にし徐々に工夫を凝らしていく。その方が結局は高付加価値化への早道です」
By 稲盛和夫
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*チューニングの基本
どんな機械でもそうであるが、ちゃんとしたメーカーの作る商品ってのは、基本的にノーマルが一番バランスが取れてる状態なのである。だから余程の事が無い限り、機械類はノーマルのままで使うのが一番壊れ難くて、一番使い易くて、そして一番長持ちするのである。でも実際はチューニングを施す事によって、ノーマル状態よりも更に良くなる良くなる時が間々あるのである。ソレはどういう事かというと、オーダーメイドの高級品でない限り、量産品ってのは次の特徴を持っているからである:
- 生産コストを下げるために、敢えて安くて質の劣る素材や作りをしてる部分がある
- 生産性を上げるために、程度の低い工員や安上がりなインフラでも作れるように、精度が甘くなっている
- バカが乱暴に扱っても簡単には壊れないように、安全マージンは結構多めに残してある
- より多くに人に扱ってもらえるように、フィット感を犠牲にしてでも広く浅く色んな人が使えるようになってる
という事である。高級品をチューニングする必要が少ないのは、上記のこういった要素を限りなく削っているからである、そしてコレがオーダーメイドのワンオフ品なら尚更である。
そしてこう書けば、良いチューニングとは何かがお分かり頂けると思うのである。上記の量産品ならではのデメリットを踏まえた上で:
- 安くて質の劣る部分をシッカリした高品質のパーツに交換する
- 組み付け精度を高める事によって、作動の潤滑と効率を高める
- (慎重に扱う&メンテをシッカリやる事を念頭において)安全マージンを削り基本性能を上げる
- 自分以外に使う人が居ないのなら、サイズを完全に自分に合せてフィット感を高める
- 上記4つを行った後、再度バランスを取り直す
コレが正しいチューニングのやり方なのである。こうすればノーマル状態から逸脱しても、変わらず壊れ難い&扱い易い&長持ちするままでいられるのである。だからチューニングを行いたいのならば、先ずは「ソレをする事によるメリット&デメリットは何か」を熟知して、ソレをした事で崩れたバランスを再補正できなければならないのである。ソレが分からないのであれば、即ちそのチューニングはすべきではないのである。
*ハンドガン弄り虎の巻
クルマが正に上記のソレであるが、同様の事はエアガンにも言えるのである。現在は長物電動ガン(トレポン)に関しては機構が複雑過ぎてワタクシの手には負えないので、コレばっかりはショップにほぼ丸投げ状態である。が、トレポン以外に関しては、基本ワタクシ1人で弄る事にしてるのである。無論、ソレ以外もショップに丸投げした方が遥かに良いモンが出来るのは百どころか万も億も承知の上である。が、ソレだとワタクシ自身に得るモンが無さ過ぎて退屈なのである(笑)だからハンドガンとかに関しては昔も今もチューニングやカスタマイズはDIYでやる事にしてるのであり、コレも同様である:
【東京マルイM&P9】である。何となく気になって、気が付いたら欲しくなってしまって、最近行ったサバゲーで実物を握らせてもらって、気に入ってそのままお買い上げってワケである(笑)
ロンマニアの皆様的に気になるのは、多分鉄砲本体よりもこのマットであろう(笑)コレはメンテナンスマットと言って、モノホンの銃弄りの時に用いられるシロモノである。コレを使うと細かいパーツが無くし難くなるので、細かいパーツが案外多い鉄砲を弄るために重宝するのである。問題はと言えば、ワタクシが銃弄りをする機会が実に少ないという事である(爆)
でもってハンドガン弄りも、基本的に上記のチューニングの基本に沿っているのである。東京マルイの製品は良く出来てると言っても基本的には大量生産の工業製品であり、ソレ故に上記の組み付け精度云々、安全マージン云々、材質云々があるのである。ソレに加え、今回は「ガスブローバックである」という事も含まれてるのである。ソコから導き出せるハンドガンのファインチューンであるが:
ノーマルだと一回のガス注入で2〜3マグ分撃てるのを1+αぐらいにして、その分1発あたりのガス放出を増やして初速を上げる
↓
放出したガスを有効に使うに気密を上げてガス漏れを減らす
↓
各可動部分の抵抗を減らす事によりブローバックに必要な力を減らし、可能ならその分をBB弾発射に回す
↓
操作する部分を自分の体格に合わせてカスタマイズする
↓
(゚д゚)ウマー
という風に行うのである。でもって補足として、ワタクシのカスタマイズは「一般に市販されてるガスガン用のガスを使用する事」を基本にしてるのである。特殊なガスを使えばもっと凄い事が出来るのであるが、そういうガスってのは入手が大変な上に、法律に引っかかる可能性もあるからである。ハンドガンのサバゲーにおける重要性を考えると、ソコまで拘る必要は無いというのがワタクシの結論だからである。
要するにワタクシにとってのエアガンってのは、何処まで行っても「サバゲーの道具」なのである。サバゲーの道具として以上のカスタムにカネをかけるのは勿体無いし、そんなカネがあるならクルマに回すに決まってるのである(笑)さて話が脱線しないように、鉄砲弄りの話に戻るとしようジャマイカ:
まずワタクシはどんなハンドガンにも必ずやる事だけど、可動部分のバリを取って鏡面加工っぽい事を施すのである。こうする事でスライドがスムーズに動くようになり、ブローバック時に必要なガス量を抑えられるのである。
ガスピストンのピストンカップは純正だと柔らかくて気密が少ないっぽいモンが使われてるので、コレを固くて気密のシッカリしたモンに変えてやるのである。こうするとブローバックがシッカリする上に、必要なガス量を抑えられるのである。
ピストンバルブは社外のを使うと流出量が多過ぎちゃう場合が多いので、ワタクシの場合は純正を加工して流出量を増やしてるのである。耐久性は大丈夫なのかと思われるが、今までこうして加工したモンは一度も壊れた事も作動不良も起こした事は無い次第である。
あと純正のリコイルスプリングは結構硬いので、少し柔らかい社外製にすると抵抗が減って動きが良くなるのである。コレばかりは鉄砲ごとに個体差があるので、中には純正の方が良かったりする場合もあるのである
ぶっちゃけ純正インナーバレル&純正ホップパッキンでも命中精度的には無問題なのであるが、ワタクシの場合は命中精度よりも精密インナーバレル&気密パッキンに取る初速アップの方を期待してるので、そうした次第である。
マガジンのガスバルブを社外のモンに交換する事で、ノーマルバルブなら一回のガス注入でマガジン2〜3回分撃てるトコが、一回の流出量が増えて1〜2回ぐらいになるのである。お座敷シューティングで使うのなら兎も角、サバゲーにおいては1本のマグで1回分しか撃たないので、ガス流出量はコレで良いのである。
一通り弄った後はグリスをシッカリと塗布して、空撃ちを100〜200発分行って、パーツ同士の摺り合わせを行いグリスを隅々まで行き渡らすのである。あとフィールドなどに持ち込んで弾込めた上で100発ぐらい撃って、ホップパッキンを慣らせば仕上がりである。
純正オプションでグリップの太さを変えられるので、ワタクシの手の大きさに合わせてサイズを変えるのである。ワタクシは手が大きいので、自然と一番大きいLサイズを選択した次第である。
*ホルスターの重要性
とまぁこんな感じで、鉄砲弄りは一先ず終了である。拘ろうと思えばハンドガン弄りは何処までも拘れるし、現にガバメント系とグロック系はビックリするほどに弄りのバリエーションがあるのである(^_^;)が、上記にもあるように、ワタクシの鉄砲弄りは「サバゲーでの使い勝手の良さ」を念頭に置いているので、ソコまで拘る必要は無いのである:
コレが完成図である。弄る前と殆ど変わってないように見えるが、実際グリップ以外何も変えてないからしゃーないのである(笑)ワタクシ的にはハンドガンには色々付けない方が使い易いので、そうしてる次第である。
でもってワタクシが数あるハンドガンの中でもコレを選んだのは、ちゃんとした理由があるのである。ソレは何かというと:
ワタクシがグロック用に使ってる【BLACKHAWK! Level2ホルスター】が、そのまんまコレに使えるからである。サバゲーに使うんだったらホルスターが必須なのであるが、マルイの他の鉄砲(PX4、XDM)だと、ワタクシが今所有してるホルスターが使えず、その場合は新たに購入しなきゃならなかったのである。が、コレならば従来のモンが使えるから、その分お得だって話である:
因みにグロックだとこんな感じである。他の鉄砲を使おうと思ったらLevel2ホルスターに対応するモンが無く、その場合は【CQCホルスター】使うっきゃないのだが、コレがワタクシ的に使い勝手が合わないのである(^_^;)まぁ何はともあれ、コレをゲームに持ち込める日が楽しみであるo(^∇^)oさて明日もまた早いので、お暇しようと思う今日この頃であった。