アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GHOST EMPIRE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「幸せな結婚の秘訣は、どれだけ相性が良いかではなく、相性の悪さをどうやって乗り越えるかにある」

By ジョージ・レヴィンガー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*鉄砲と相性

 先日【拳銃定例会】なる催しモンに参加してきたのである。通常、ハンドガン戦というと「ハリウッドのアクション映画めいて、アホみたいにハンドガンを乱射しまくるソレ」を想像する人が殆どで、実際ワタクシもそのイメージで臨んだのであるが、フタを開けてみたら実に殺伐としたコンマ1秒単位の命(と書いてタマと読む)のやり取りが繰り広げられてたんだから、ワタクシも面食らったってモンである(笑)ハンドガン戦って突き詰めると身体能力と射撃技術と反射神経の勝負になるから、普段は思いっきり身体を鈍らせてる&クルマの事しか考えていないオッサンのワタクシには厳しいモンがあるのである(爆)クルマも同じだけど、やっぱ普段から意識してイメージしていないと、身体って咄嗟に動かんモンである(^_^;)


 あと今回改めて感じたのが「鉄砲との相性」である。長物でも自分に合った鉄砲を選ぶor鉄砲に自分を合わせるって事は大事なのだけど、ハンドガンの場合はソレがモロに出るのである。コレは余り知られていない事であるが、実はハンドガンって扱いが一番難しい鉄砲なのである。ちゅーのもハンドガンは軽くて小さい→ちょっとした力加減で銃身が簡単にブレてしまうから、狙いがズレ易いのである:

相手を認識する

鉄砲を向ける

照準を合わせる

撃つ

上手い人が相手だと、この過程を可能な限り早くこなす事が重要になってくるのである。ところが相性の悪い鉄砲を使っていると、この「鉄砲を向ける」と「照準を合わせる」の間に「鉄砲と自分の間にあるズレを修正する」って過程が加わってしまい、ソレが少なからず時間を食うのである。その過程を加えると相手に撃ち負けるし、かと言って外すと弾が当たらない。だからズレを可能な限り無くすためにも、鉄砲との相性は重要なのである。コレがリアル軍隊だったら鉄砲を選べないから自分の方を合わせなきゃならんのだが、サバゲーならば鉄砲は自由だから、鉄砲の方を合わせちゃった方が手っ取り早いのである。


*スライドコントロールマニアックス

 長物だとM4系、ハンドガンだとガバ系とかグロック系が有利なトコは何かって、カスタムパーツが数え切れないほどあるトコにあるのである。ノーマルでは合わなくても、豊富にあるカスタムパーツを上手く活用すれば、ほぼ確実に自分にピッタリ合う一丁が作れるからである。だからエアガンにしろクルマにしろ、迷ったならばメジャーなモンを選ぶのが無難だけど正解なのである。さて話は変わって、と:

GT-R Maniacs (GT-Rマニアックス)

GT-R Maniacs (GT-Rマニアックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2017/06/17
  • メディア: ムック

名前が名前だけについ買ってしまったけど、目につく記事が無くて困ったのである(笑)基本的に第二世代(BNR32BCNR33BNR34)メインなんだけど、ワタクシは第二世代を所有した事が無い&今後もする予定はないから気になる記事は無いし、R35関係のネタは少ない上に、読めば読むほどに「やっぱノーマルのままでいいや」ってなってくるからである(爆)過剰なパワーアップはリスクが高くなる、カネが掛かるのもそうだけど、一番はやっぱり「すぐ飽きて更なるパワーを求めてしまう」って事に尽きるのである。パワーアップはプラス一割まで、ソレ以上欲しいならクルマを買い替える。コレがパワーアップに関するワタクシのジャスティスである。


[rakuten:book:18622330:detail]

ステアリングを切る角度は最低限にして、荷重コントロールでヨーを作り出してソレで曲げる。こんな高等テクニックの話を、まさかこの雑誌で読む事になるとは思わなかったのである(笑)毎月読んでるから分かるのであるが、少なくともドラテク関連の記事はココ最近レベルアップしてきてるのである。チューニング関係については、まぁ何時ものように「ショップの宣伝乙」としか言い様が無いのがアレであるが(笑)


*やっぱノーマルがナンバーワン

 クルマと鉄砲について最近思う事が一つあるのである。ソレは「やっぱ可能な限りノーマルな方が良い」という事である。鉄砲もクルマも昔はチューニングすればするほど良くなっていたのは、ノーマルが妥協の産物だったからである。コストを落とすために安い材料で作ったり、組み立てを簡略化して人件費を浮かせたり、バランスやチューニングを突き詰めずにマージンを大きく設ける事で耐久性を稼いだり等々。そういう状況だったからこそ、チューニングすればするほどに性能が上がっていったのである。単なるポン付けでもメリットがデメリットより大きかったし、マージンだけはやたら大きかったから改造に対する耐久力だって高い。だからあんなにチューニングが流行ったのである。


 でも今時のクルマも鉄砲も、ソレが無くなってきてるのである。マージンを大きくするのではなくバランスを整える事で耐久性を上げてきたり、ノーマルでも素材の良いモンを使ってきたり、機械化が進んだせいか組み上げのレベルも上がってきている。そんな中で昔ながらのやり方でチューニングするとどうなるかと言われたら、答えは当然「デメリットがメリットを上回ってしまう」である。だから鉄砲のカスタマイズでもワタクシはバリ取りと気密アップぐらいしかやらないし、クルマの方も必要なモンを必要な分だけ加える程度しかしていない次第である。チューニングってのはいわば調味料みたいなモンで、料理が美味いのなら調味料は少なければ少ないほど良い。改めてそう思う今日この頃であった。