アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

OLD SCARS, NEW WOUNDS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「大相撲の世界では、外国人力士が非常に強くなり、日本人の横綱がいないという現象が起きている。将棋が海外で普及するようになると、日本人以外のタイトル保持者がでてくる可能性もある。そうなることはおかしくないし、遅いか早いかの問題だろう。それがグローバル化の本質と思っている。私は、将棋が国際交流の助けに少しでも寄与できればいいとも思っている」

By 羽生善治



 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*11年目を迎えたアレ

 まぁ別に取り上げる程のモンじゃないんだけど、一応オーナーなんで取り上げておく次第である。察しの良いロンマニアの方ならばお気付きかと思うが、つい先日発表された【2018年モデルのR35】についてである。走行性能云々に変化はないので、ココでは特に言う事は無いのである。強いて言えば、新たに搭載された【Apple CarPlay】が気になる程度である。何せワタクシはバリバリのアップル使いなので、繋がれるインターフェースが増えて困る事は何も無いからである(笑)コレが前年モデルのR35でも使えるようにキット販売してくれればありがたいのであるが、今の日産R35開発チームにソコまで気が利くヤツが居るとは思えないのである( ̄〜 ̄)まぁ有る事でとてつもなく便利になるってシロモノでもないので、まぁ突っ込んで調べようとは思わんのである。



 あと走りについてであるが、コレが17年モデルと同じだとしたら「ダンパーに新機構が組み込まれた事もあって、前年モデルと乗り心地が随分良くなった」と言っておくとしよう。素モデルはワタクシ自身が試乗した事あるから分かるのであるが、14年や15年と同じようにサーキット走行には向かないだろうけど、街乗りやワインディングのみであるならば結構オススメはできるのである。まぁコレは以前から言ってた事なのであるが、ワタクシみたいにR35買ってサーキット走る人間ってのは、実は少数派なのである。あのポルシェ911だって実際にサーキット走ってるオーナーは1%以下なんだから、R35も似たようなモンであろう。ならグランドツーリングとレーシングを両立させるのではなく、分けて其々に特化させた方が理に適ってるって話である。


*大相撲ワールドワイド

 さて件の横綱による暴行事件は未だに収束の目処が立っていないが、この件についてのコメントは今んトコ控えると言ったのは今も変わらん次第である。双方の言い分がまだ出揃ってないのもだけど、抑々ワタクシに相撲属性は無いからである。ただ相撲について思う事は「相撲って世界的に流行らせ易い要素が満載なのに、何故か中々流行らないんだよねぇ( ̄〜 ̄)」という事である。ワタクシはスポーツが世界的に普及し易いか否かの条件として、次の要素があると思うのである:

  1. プレイするのに必要とされる道具や費用
  2. プレイできる期間と時間と場所
  3. ルールやレギュレーションの分り易さ
  4. 実際にプレイするために必要な人員
  5. パッと見で分かるその競技の面白さ
  6. その競技のネームバリュー

主にこの6つだと思うのである。何故サッカーやバスケやバレーが世界中で受け入れられてて、その反面やきうやアメフトが中々メジャーになれないのかって、つまりそういう事なのである。サッカーならボール1個と、偶数で割り切れる人数と、あとソレなりのスペースさえあれば、世界中何時でも何処でも野良試合が簡単にできちゃうからである。でもってボールもちゃんとしたサッカーボールである必要もなく、他球技のボールや、何だったら新聞紙を丸めてテープで固めたヤツを用いる事だって出来るからである。だから発展途上国のスラムですら人々はサッカーを楽しめちゃうのである。


 ココまで書けば、何故ワタクシが「相撲って世界的に流行らせ易い要素が満載なのに、何故か中々流行らない」って言う理由がお分り頂けたと思うのである。そう、相撲は恐らく、世界最高クラスに嗜み易い競技だからである:

  • プレイするのに身体一つ&ズボン(及び廻し代わりの何か)履いてれば他は何も要らない
  • 直径5mほどの円を描くスペースさえあれば、どんな場所でも地域でも季節でも時間帯でもできる。しかも短時間でできちゃう
  • どんなに学が無い人でも理解できちゃうほど簡単なルール
  • 試合を成立させるために必要な人数は、たった2人
  • 一目で分かって楽しいぶつかり合いの激しさと投げ技の豪快さ
  • 「ニッポン→サムライ、ニンジャ、スモウ」って簡単に連想できちゃうぐらい海外でのネームバリューは高い

そう、相撲って、サッカー以上に世界中に普及させ易い要素が揃っているのである。だから相撲協会さえその気になれば、相撲って柔道や空手以上に爆発的に海外に普及すると思うのである。こう書くと「相撲は神事だから云々、ニッポンの伝統だから云々」って反論されるだろうけど、ソレに対しワタクシは「相撲の神様はニッポン人以外は拒絶するのか?外国人が伝統を守っちゃいけないのか?」と答える次第である。ワタクシはローマ法王の国籍や人種なんか気にしないし、多分殆どのカソリック教徒もそうであろう。だから角界も力士の国籍や人種を過度に気にする必要なんて無いとワタクシは思うのである。


 まぁそーすると、今以上に横綱及び三役を外国人が独占する事になっちゃうし、ヘタしたら幕内がほぼ全員外国人になってる可能性だってあるだろうし、実際そうなっちゃうんだろうなと思うのである(^_^;)ただワタクシは、ソレでも本格的に国際化する価値はあると思うのである。地球の裏側から送信された電子メールがあっという間に届いてしまう今の時代、外国人力士を制限する意味が何処にあるんだって話である。稀勢の里ファンには大変申し訳ないけど、この状態で勝ち抜いて横綱になったニッポン人横綱が登場したとしても、ワタクシ的には「でもニッポン人としてのアドバンテージをフルに使って取った綱でしょ?」になっちゃうワケである。イチローが何故偉大かって、MLBのイコールコンディションの中で勝ち取った栄光だからである。


モータースポーツは不遇

 まぁこの辺は色んな意見があって、恐らく簡単にはまとまらないだろうから、語るのはこのぐらいにしておこうと思うのである。ただワタクシは心情だとか浪花節だとかそういうのを理解しないアスペ野郎なので、素直に良し悪しだけで語った次第である(笑)こういう条件から見ると、何故モタスポが流行り難い&普及しないかというのが分かるってモンである:

  • クルマ本体やメンテナンスやカスタマイズ、及び装備諸々にカネがかかりすぎる
  • サーキット及びクローズドコースでしかできない
  • ルールやマナーやレギュレーションがとにかく複雑
  • レースするのに参加者だけでなく、ピットスタッフやらコーススタッフやらが大勢必要
  • 分からん人が見たら、同じトコをグルグル回ってるだけ
  • 最高峰のF1ですら知らない人が結構居る

何ちゅーか、実際やってるワタクシですら、未だに涙が止まらない程である(笑)でもって近年はグローバリズムの流れもあって世界的に格差による二極化が更に進んでいってるから、ただでさえ高い敷居が益々以って高くなっているのである(-_-;)正直どうすればモタスポが盛り上がるかなんて、幾ら考えても思い付かんのである(´・ω・`)


 特にカネ、ココが草の根から最高峰に至るまで、モタスポ関係者が永遠に悩み続ける課題である。幾らカネがあっても足りないし、そのカネの有無によって勝負が決まるからである。例えば相撲ならカネがかかるのは精々廻しと、あとちゃんこぐらいなモンである。でもって高級な廻しを付けてればソレで勝てるかと言ったら、言うまでもなく答えはノーである。でもモタスポじゃ、たとえドライバーがルイス・ハミルトンフェルナンド・アロンソであっても、マシンが軽自動車だったらR35に乗ったワタクシにすら勝てないのである(笑)MLBNFLみたいに機会の均等化を良しとするか、或いはF1や欧州サッカーみたく格差と政治駆け引きを良しとするか、ソレを議論するのは流石に面倒臭いので、〆ようと思う今日この頃であった。