アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE DAWN OF FLAMES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「最後の女か最後の煙草か、どちらか選ばなくてはならないならば、最後の煙草を選ぶ。捨てる時に楽だから」

By セルジュ・ゲンスブール


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ショットガン使いの矜持

 最近、サバゲーじゃ専らショットガンばかりである。カスタムすれば良く飛んで良く当たってレスポンスも抜群だったり、一発(正確には3発同時発射)しか撃てず連射が利かない故の緊張感&当てた時の爽快感もあるんだけど、一番の利点は「軽い」なのである。軽いから機動性も上がるし、走っても構えても疲れ難いのである。実際のガンファイト同様にサバゲーでも機動力が重要なのもそうだけど、オッサンになると重いモンを数多く身に付けて歩くのがしんどくなるのである(笑)

これが今回の得物である。トレポン?ンな尾釜向けの鉄砲なんぞ持ってきてないのである(笑)漢になりたいのであれば後にも先にもショットガン一択である(爆)コレはショットガン使いの間では知らぬ者は居ない、非常に有名な訓示である:

〜今日もショットガン学校に朝が来た〜


「お早うクソッタレ共!ところでジョナスン訓練生、貴様は昨夜ケンカ騒ぎを起こしたそうだな?言い訳を聞こうか?」
「ハッ!報告致します!加齢臭いトレポン使い共が3本インナーバレルを指して『三段銃』と抜かしやがったため
 3銃身パンチを叩きこんだ次第であります!!」
「よろしい。貴様の度胸は褒めておこう。いいか、至近距離で撃ち合うには1にも2にもクソ度胸だ。
 ハイサイクル掃射を子守歌程度に感じなければ一人前とは言えん。今回のジョナスン訓練生の件は不問に処そう。
 だが3本インナーバレルを知らない尾釜の錦糸町住人でも士官は士官だ。訓練生の貴様はそこを忘れないように。
 ではショットガン訓、詠唱始めッ!!!!」


何のために生まれた!?
――ショットガンを撃つためだ!!
何のためにショットガンを撃つんだ!?
――ゾンビを痛めつけるためだ!!
ショットガンは何故携行されるんだ!?
――3本インナーバレルを運ぶためだ!!
お前が敵にすべき事は何だ!?
――アウターバレルと同軸3本インナーバレル!!!
3本インナーバレルは何故3発同時発射なんだ!?
――ボルトアクションライフルの尾釜野郎が単発だからだ!!
3本インナーバレルとは何だ!?
――撃つまで撃たれ、撃った後は撃たれない!!
ショットガンとは何だ!?
――次世代電ガンより強く!ボルトアクションライフルより強く!ガスブロマシンガンより強く!どれよりも安い!!
ショットガン使いが食うものは!?
――ステーキとウィスキー!!
ロブスターとワインを食うのは誰だ!?
――後方早漏ボルトアクションライフル!!スナイピングし終わればおケツをまくるッ!!
お前の親父は誰だ!?
――KHCマーベリックM88!!電動ガンとは気合いが違うッ!!


我等エアーコッキングショットガン使い!フルオート上等!グレネード上等!顔面被弾が怖くてサバゲーできるか!!(×3回)

・・・というのは勿論冗談である(笑)実際にコレをゲームで使うとどうなるかって、こうなるのである:

相手がフルオート掃射してるトコに飛び込むと間違いなく火力で撃ち負けてしまうので、勝つためには策略や技術を駆使しなきゃならんのである、そしてソレが難しいからこそ、決まった時の快感が凄いのである。因みにチーム分けは「赤&青→一般参加者」「青→フィールドの常連達」「白→業者及びその関係者」の計4チームである。でもって青チームに集まったワタクシ含む常連達は挙ってショットガンを持ってきやがったため、一日を通して慢性的な火力不足に悩まされたりしたのである(笑)


*フルオート掃射の魅力

 とまぁこんな感じに、ショットガンならではの戦い方を楽しんだワケである。因みにワタクシが所有してるエアコキショットガンは上記写真の2本であり、メインは短い方のソレである。取り回しが良いショートアウターバレルと、CQB的に使い易いピストルグリップの伸縮ストックに、交換し易い位置にあるシェルキーパーに、滅多に使わないアイアンサイトは簡略化して、初速も0.25gで82m/sの、サバゲーに最適化した仕様である。長い方はワタクシの趣味とロマンを最優先したサブの一本で、実用性を無視したロングアウターバレルにライフルストック、使わないけどあった方がカッコ良いアイアンサイト、何となくワタクシ好みなストックのシェルキーパー、初速も0.25gで76m/sのコッキングし易い仕様と、完全に趣味性を優先したソレである:

確かに長くて取り回しが悪い&シェル交換に多少時間がかかるのであるが、何ちゅーかカッコ良いから許容できてしまうのである(笑)トレポンもそうしてるけど、ワタクシはメインで使う鉄砲は常にスペアを持つ事にしてるのである。万が一の時用ってのもあるけど、大体1本目にやり残した事が出てくるからである(爆)


さて先日皆様が首を傾げたであろうコレの正体であるが・・・


昼食時のトークショー用の舞台なのである。フィールドマスターと共に壇上に上がったのはこの道30年以上の老舗ショップのオーナーであり、トークのテーマは「サバゲーの歴史」についてである。昔はチームに所属しなければサバゲー出来なかった、頬を貫通するほどの威力を持った鉄砲が合法だった、BB弾じゃなくツヅミ弾を使ってた等々、若い人からすれば信じられない話が次々と飛び出してきたのである。


 ワタクシがトレポン使いになって以来、フルオート掃射なる事を殆どしなくなってしまったのである。ちゅーのも、ばら撒く必要が無いからである。何故ばら撒いてしまうかって、レスポンスが遅くて命中精度が悪いからである、だから相手が反応して回避行動を取った後でも当てられるように、広範囲にばら撒く必要があるのである。つまり回避が間に合わない程のレスポンスの速さで初弾を確実に当てられるのならフルオートで撒く必要は無くなるって事であり、トレポンやショットガンの魅力が正にソレなのである。このレスポンスと命中精度があるからこそ、ショットガンが他の鉄砲と対等に渡り合えるのである。でも時々、何も考えずバカみたいに弾をばら撒きたくなる時だってあるのである。だから・・・

一緒にゲームをしていたロンマニアのA氏を拝み倒して、コイツを使わせてもらう事に成功したのである(笑)知らない人の為に解説すると、コレはマルイの電動ショットガンである【AA-12】というシロモノであり、3発同時発射ができる電動ガンなのである。ソレがどれほどのモンか、動画を観ていただいた方が手っ取り早いと思うのである:

何つーか、年甲斐もなくはしゃいでしまった次第である(笑)今までずっと単発のソレでやってきたから、そのノウハウをフルオートで活かせば気持ち良いぐらいにヒットが取れてしまうのである。確かに楽しいけど何回もやると大味過ぎて飽きてしまうだろうから、今回限りで終わりにする次第である。でも電動ショットガンの威力と今後の可能性、ワタクシも身を以って体験してしまったのである。幾つかのフィールドでコレが使用禁止になってるのも、今となっては実に納得いく次第である。


*最後の祭

 とまぁこんな感じに、今回も祭りを堪能してきたのである(^-^)だが残念な事に、このお祭りは今年で終了との事である(´・ω・`)フィールドマスター曰く「来年以降は全く新しいタイプの催しモンを企画してる」との事であるから、今後はソレに期待する次第である。でもって一通りのゲームが終了したら、この類の祭りのお約束とも言えるコレである:

そう、ジャンケン大会である。ワタクシはこのジャンケン大会ってヤツが大の苦手であり、今まで一度もロクなモンを貰った事が無いのである( ̄〜 ̄)何も当たらないか、当たっても粗品って感じにである。だから今回も大した期待はせず、流れに身を任すままにジャンケンに参加したのである・・・・


流れに身を任せていたら、何故だかこんなモンをゲットしてしまったのである(笑)後にも先にも、ジャンケン大会で豪華賞品をゲットできたのはコレが初めてである( v ̄▽ ̄)S&Tとかいう中華メーカーの鉄砲なのであるが、何せワタクシは中華電ガンを扱った経験が皆無なのである(^_^;)コレをどう弄れば真っ当にゲームで使えるようになるのか、ワタクシにも全く想像が付かないのである(;´Д`)


最後は自らもサバゲーの達人であるフィールドマスターの締めの挨拶で、この祭りも終了である。こう書くと「どのぐらい達人なの?」と問われるだろうけど、ソレに対しワタクシは「バキの範馬勇次郎や男塾の江田島平八を想像してくれ」と答える次第である(笑)


 まぁ何ちゅーか、サバゲーブームもそろそろ峠を過ぎる頃である。何処のフィールドでも参加者数は頭打ち状態になってきてるし、閉業するフィールドもぼちぼち現れてきてるのである。でもサバゲー文化が完全に根付いたかと問われると、ワタクシの答えは「ノー」である。確かにサバゲーそのものに対する偏見や無知は大幅に減ったけど、ソレでも全般的には「サバゲー楽しいよ」のレベルから先へは未だ辿り着けていないのである。ただばら撒けば楽しいってレベルから、皆が挙ってタクティカルな観点を以ってゲームに臨むようになる。そんな日がやってくるまで、ワタクシ等サバゲーマーの普及啓蒙活動は終わらない。次のブームは何時かは分からんが、その時まで細々とでもやっていこうと思う今日この頃であった。