アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

HOW I SPENT MY SUMMER VACATION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


共産主義とは、ソビエト権力プラス全国の電化である」

By ウラジーミル・レーニン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*電気自動車街乗り最強理論

 ワタクシは電気自動車(以後EV)を以前から高く評価してるのである。エコだから?新しいモンだから?答えは「純粋にクルマとして優れてるから」である。何故鉄道やラジコンやエアガンの主流が電動になったかって、パワーソースとしてモーターが最も優れてるからである。安定した電力供給さえ受けられれば、ありとあらゆるモンは電動へと移行するモンであり、ソレはクルマも例外ではないのである。具体的に言うとこんな感じである:

  • モーターはエンジンと違い、停止状態から最大トルクを出す事が出来る→低速からの加速力に非常に優れている
  • モーターは振動も騒音も殆ど出さないから、静粛性及びNVH性能が段違い
  • 重量物が中央床下に集中するから、前後重量バランスが良く重心も低い→走りが良くなる
  • 油圧回路が存在しないからデフ以外のオイル交換が必要無く、メンテナンス性も高い

そう、街乗りだけに限定すれば&電力供給さえ何とかなれば、EVは非常に有用なのである。実際ワタクシもEVには何回か乗ったが、その静かさと加速の凄まじさには感動したモンである。サーキットなら兎も角、街乗りだと最高で時速120km+α出れば十分なのであり、重要なのはその速度まで気持ち良く加速できる事、つまり低速トルクである。でもってモーターには、ガソリンエンジンが逆立ちしても敵わない低速トルク特性があるのである。


 だから「何時かはEVを所有してみたいッ!」とは思ってるのであるが、中々その機会に恵まれないのである(^_^;)ところが今回、R35を42ヶ月点検に出す際、代車としてこんなモンが来ちゃったのである:

そう、噂の【新型リーフ】である。試乗はした事あるが決まったコースで短時間のみであったので、こうやって期間限定とはいえ乗り回せるチャンスに恵まれたのである(笑)


内装はこんな感じである。確かに初代よりもカッコ良くなったのであるが、何ちゅーかまだまだ安っぽさが窺い知れるのである(^_^;)まぁコレは基本的に大衆車なので、質感を求め過ぎるのは酷ってモンであろうが。あとナビは特別仕様になっていて、充電ポイントがマップに現れるようになっているのである。


最初はこの形のシフトには戸惑ったモンであるが、慣れれば簡単に操れるようになるのである。あと何故だか知らんが、パーキングブレーキだけは未だに足踏み式なのである( ̄〜 ̄)先代の初期は電動式だったのであるが、何か問題でもあるのであろうか。


e-Pedal】は確かに面白いけど、やっぱワタクシの好みではないのである。ちゅーのもアクセル離した時のブレーキの効きが強過ぎて、フツーに乗ってると前後にガクガクってなるからである。あとアクセルペダルがオルガン式ではなく吊り下げ式→踵が落ち着かなくて疲れるので、やっぱブレーキペダル踏んでる方が落ち着くのである。


当たり前の様にBluetooth対応なので、スマホから音源を飛ばして音楽を聴く事も出来るのである。因みに曲題に対しての野暮なツッコミは原則受け付けていないので、ソコんトコ悪しからずである(笑)


取り敢えず、コレが最初に代車を受け取った時のバッテリーの状態である。単純計算でバッテリー100%&エアコン諸々の電気を喰うモンをオフにして、実質的な燃p・・・ぢゃなくて電費は最大280kmといったトコであろうか。先代が実質150kmぐらいだったから、コレは大きな進化である。関東県内だけで使うのならば、こんだけあれば十分足りるからである。


*電気自動車deツーリング

 こんな美味しいネタが目の前にあるのに、コレのインプレをしないのはブロガーの名折れである(笑)というワケで県外への用事には何時ものNDではなく、このクルマで行ってみたのである。往復で約140km、先代ならムリだったこの遠征も、新型になったら理論上行けるので、試してみるの限るのである。先ず相変わらず驚かされるのは、予想以上の走行性能の良さである。重量物(EVの場合はバッテリー)が床下中央部に敷き詰められてるから前後バランスが非常に良く、その上低重心なのである。スポーツカーでもない&フニャフニャの足なのにコーナリングで殆どヨレヨレせず、FFらしいイヤなアンダーステアも出て来ない。でもって加速力も素晴らしいから、運転してて楽しいのである。


 先代は高速道路を走ると分かり易いぐらいに電費が落ちていたが、新型にはソレが殆ど無いのである。メーターの”eco”ってゲージに合わせてアクセルを調整すれば、EVが本来苦手とする高速域での走行も至って無問題なのである:

以前からやってみたかった高速道路PAでのクイック充電であるが、ものの見事に失敗してしまったのである(笑)ちゅーのも所謂”EVカード”みたいなモンを使わないと充電できない&キャッシュでは払えないっぽいのである。でもってコレは代車なので、当然ワタクシはその様なシロモノは持ち合わせてないって話である(^_^;)まぁバッテリーにはまだ余裕がある&万が一ガスけt・・・ぢゃなくて電欠しそうな場合は日産ディーラーに飛び込めば急速充電器があるので、ソレで何とかするつもりだったのである。


 あと当たり前と言っちゃ当たり前であるが、エアコンは切った方が電費が、しかも1割も良くなるのである。だからガソリn・・・ぢゃなくてバッテリーが少ない場合とかは、エアコンを切る事で距離を稼ぐ事が出来るのである:

140kmを走破して、バッテリーの残りはこんな感じである。まぁ流石にメーター通りの数字とはならなかったが、ソレでも先代と比べれば十分過ぎるほどのバッテリー容量である。先代は越県どころか県内の移動も怪しかったのだが、コレならば隣県ぐらいならば余裕で何とかなるのである。まぁただ使い過ぎると充電に時間がかかるので、遠距離移動に使うにしても毎日は厳しいと思うのである。やっぱ先代同様、基本は短〜中距離の移動で使うのがメインであり。遠距離移動が多いのならば従来のガソリンエンジンを積んだクルマを利用するのが吉である。


*求ム全固体電池

 確かに良いクルマではあったが、買うかと問われたら「ノー」である。以前にも言ったと思うけど、EVを買うならば200Vの通常充電器の増設が必須だと言っても過言じゃないからであり、ワタクシの住んでるトコにはソレを付けられないからである。あともう一つはドラポジであり、やっぱワタクシの身体にはあんま合わないのである(^_^;)座ってシックリ来るモンを感じないのであれば、ソコからどんなに弄っても変わらずシックリこない。だから百歩譲って200V通常充電器を確保できたとしても、ドラポジの合わないクルマはやっぱ買えないのである(^_^;)少しぐらいなら我慢できても、その少しの不満の蓄積が何ヶ月、何年と経つ内にボディーブローの様にジワジワと効いてきて、ある日突然爆発するのである。


 あと敢えて言うならばであるが、やっぱ街乗り専用の非スポーツグレードという事もあって、シートのホールド感と足回りの腰の無さがどうしても気になってしまうのである(^_^;)だからもし上記2条件をクリアーしたとして、ワタクシが購入を検討するのならば、間違いなく【リーフNISMO】を選ぶ次第である:

だからワタクシがEVを買うとしたら、最近話題の全固体電池が実用化されて、なおかつ今時のインターネット回線みたく各家庭やマンションにEV充電器がデフォ装備になった時じゃないかと思うのである。バッテリーで重要なのは容量以上に充電時間と充電場所であり、全固体電池ならば全てのニーズに答えられる可能性があるからである。まぁでも【トヨタが全固体電池搭載のEVを2020年前半に出す】って事なので、その日が来るのは案外早いんじゃないかと思う今日この頃であった。