アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

METAL HEART

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「政治がてきぱきと仕事をこなしていたら、それは独裁政治だ」

By ハリー・トルーマン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*冬のオープンカー

 昔読んだ本に「欧米が南国に比べて発展してるのは、欧米は寒いから」って書いてあったのである。分り易く言うと、寒くても厚着すれば仕事はできるけど、暑かったらそうはいかない→南国の人々が暑さを避けて昼寝してる時にも欧米の人々は働いてたから、その差が積み重なって欧米のが発展したって理論である。同じ事がオープンカーにも言えるのであり(笑)実は冬の方が夏よりも屋根を開けてられるのである。今時のオープンカーってのは屋根開けた時の走行風の流れもちゃんと風洞実験で研究し尽くしていて、屋根を開けても窓を全閉にしていれば走行風はコクピット内に余り入ってこないのである。そりゃ屋根開けてる時に走行風がコクピット内にバンバン入ってきたら埃が目に入ってしまうんだから、当然っちゃ当然である。



 だから窓を全閉にしてエアコンを強めにすると、走行風に余り冷やされずコクピット内だけを温める事が出来るのである。流石に完全に走行風を防ぐことは出来ない&どうしても上半身は冷えてしまうので、厚着と手袋とニットをしとくとモアベターである。因みにワタクシが色々試した結論は「晴天時限定で8℃までなら屋根開けてられる」といったトコである(笑)ソレ以下だと暖房をガンガン効かせてもしんどくなるし、何より取説に「幌が傷むから5℃以下では開け閉めするな」って書いてあるので、我慢できたとしてもソコら辺が限度なのである(^_^;)思った以上に快適なので、オープンカー属性のあるロンマニアの皆様は恥ずかしがらずにガンガン屋根を開けていこうジャマイカ(爆)


*政治を上手く語る方法

 何が正しいかなんてのは国籍や民族や家族レベルどころか個人レベルでも多少なりと違うのに、ソレを信じるヤツはソレこそが絶対普遍の真理だと信じて疑わない。巷で「政治と野球と宗教の話はするな」って言われる理由が正にソレであり、自らを「和の民族」と称するニッポン人が(政治家や評論家以外で)公の場で政治の話をしない理由もソレである。正反対の主張を持つヤツとは揉める可能性が高い事と、絶対的な正解が無いが故に揉めると限が無くなる事を分かっていれば、必要も無いのに政治の話をするのは時間と労力のムダ以外の何でもない事が賢い人間ならば分かる筈である。だから辺り構わず政治の話をするヤツの相場は決まっている。ソレが分からないバカなヤツである。


 コレが最近世間を騒がせている【某モデルが政治的発言をしてどうのこうの】ってのに対するワタクシの回答である。政治的発言はタブーなのではなく、政治的発言をするTPOがシビアだという事なのであり、このタレントはそのTPOを思いっきり間違えている事が問題なのである。政治的発言ってのは上記の危険性があるが故に、言うタイミングを間違うとこうなってしまうのである:

巷では「ビートたけし松本人志つるの剛士は政治的発言をしても叩かれないのに、何故?」って声もあるが、何故叩かれないかって、TPOを弁えた上で発言してるからである。あと更に付け加えれば「その発言に至るまで、どれぐらいの経験の積み重ねと熟考が成されたか」も政治発言をする上で重要なのである。このモデルや村本某の何がダメかって、この経験の積み重ねと熟考が殆ど全く感じられないからである。


 そういう他人や社会に対する忖度が、政治的発言のTPOを弁えるって事なのである。でもソレが分からんバカが「タブーを破った私カッコ良い」とか「皆が政治に無関心な中、若い子が政治的発言をするのは素晴らしい」とか「政治的発言が叩かれるのは、彼/彼女の勇気に皆が嫉妬したから」とかいう勘違いをして、底の浅い政治的発言をアホみたいに歓迎するのである┐(´д`)┌断言しても良いが、そういう連中は正反対の主張を持つヤツとの果て無き論争を戦う覚悟なんて全く無い。自分が絶対的に正しいと信じて疑わないから相反する人等を「お前らは悪だッ!悪に人権など無いッ!」容赦なく攻撃するし、やり返されたら「言論弾圧だッ!表現の自由を尊重しろッ!」ってなるだろうから、やっぱ実害が無い限りスルーするのが吉なのである。


*したい事をするのではなく、しちゃいけない事をしない

 こう書くと「ソレがどうしたッ!誰が何を考えてどう喋ろうが勝手だろッ!言論の自由だッ!」っと言われるかも知れないが、ワタクシはソレに対し「じゃあ貴方の自由の行使をボロクソ扱き下ろして嘲笑したとしても、ソレもワタクシの言論の自由ですよね」って答える次第である。でもってこう答えると、大概の場合エンドレスな口論が始まるのである(笑)でもって本題の議論を堂々巡りするか、揚げ足取りや人格攻撃に移行するか、話題が逸れに逸れまくって何の話をしてたのかを忘れてしまうかになってしまい、結局時間のムダに終わってしまうのである。古人曰く「雨降って地固まる」との事であるが、ソレは賢者同士の場合に限るのであり、圧倒的大多数は「雨降って土砂崩れ」なのである(爆)


 だからワタクシは基本的に議論はしないし、政治や宗教が絡むなら尚更したくないのである。こういうのはモヤモヤしたまま終わってしまうか、リアルファイトに展開してしまうかの2通りの結末しかないのである。上記のサブタイはワタクシが自由について思うソレであるが、言論の自由にも同じ事が言えるのである。つまり「言論の自由とは、言いたい事を言うことではなく、言っちゃいけない事を言わないこと」がワタクシの言論の自由に関する見解である。言いたい事を何でも言って良いのなら、相手に対する侮辱や暴言もソレに含まれるのであり、ソレはどちらか片方の滅亡を以てしか終わり得ないのである。完全な自由など存在せず、あるのは最大公約数の自由だけ。改めてそう思う今日この頃であった。