アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

EXTINCTION(S)

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「マニュアルはバカをつくるものではなく、最低限の基礎づくりとして必要なものだ。クルーがより高いレベルに達するためにマスターしておくべき必須科目である」
By 原田泳幸

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*我、反マニュアルに非ず
 新型スープラが発表された時、未だ「MTじゃなきゃダメだ」なんて言うヤツが居たりするのであるが、ワタクシはソレが全く理解できんのである┐(´-`)┌こう言うと「運転の楽しさガー」「自分でクルマを操ってる実感ガー」って言葉が返ってくるのであるが、抑々スポーツカーがMTだったのはソレが目的じゃないからである。昔のスポーツカーの多くがMTだったのは、ソレが速く走るにおいて最も効率の高いトランスミッションだったからである。でもって今は、MTよりもDCTだとかロックアップ付き多段ATの方が効率が良いのであり、現に今時の欧州車のニュル北タイムアタックは全てDCT搭載車種で行われてるのだから、MTでなけりゃダメなんて理由はおかしいのである。


Dual Clutch vs Manual Transmission (DCT vs MT) BMW M4 & M3

 とは言っても、ワタクシはMTを全否定する気は無いのである。ちゅーのもMTにはまだ「軽い」「伝達効率が高い」「信頼性やメンテ性が高い」って利点が残っていて、その利点は軽くて小さなクルマにおいては非常に有用だからである。現に車重1トン前後しかないクルマにおいては、ATよりもMTの方が燃費も良いし、走行性能も高いし、その上安いのである。でもって車体が小さくて軽いとMTのデメリット(クラッチの重さ、発進のし難さ等)も最小限になるから、MTでも然程苦にはならないのである。ワタクシがNDでMTを選んだのも、そっちの方があらゆる面でATよりも優れてたからであり、MT操作が楽しいと思った事は未だに無いのである(笑)

*走り初め2019
 だからMTのNDでサーキットを走ってるとは言っても、MTテクニックを極めようという気はあんま無かったりするのである(笑)ちゅーのもセミMTとかの技術が進化しまくれば消える運命にある技術なんだから、極めてもしゃーないって希ガスのである(爆)だから今乗ってるNDがワタクシが乗る最後のMT車になるかも知れない事を思い、1回1回の走りを大事にしていこうと思うのである:

というワケで(?)早速筑波サーキット1000コース(以後筑波1000)にて、今年最初のサーキット走行へ向かったワケである。去年末の筑波2000での走り納めはウェットコンディションで不完全燃焼だっただけに、今回は気合を入れてきた次第である(`・ω・´)


天気はご覧の通りであり、路面コンディションはこの上なくドライである。今度こそ新しく導入した【機械式LSD】の実践投入効果を確かめる事が出来るのである。


やはり同じ様に走り初めなのか、参加者も続々と集まってきたのである。






筑波1000という名前が示すように、このコースは全長1000m程の小さいコースなのである。その為参加車両も小回りの利く86の様な小排気量の小型車が多いのである。




「小回りの利く小排気量の小型車」の代名詞と言えばやはりロードスターであり、今回も結構な数のロドスタが参加してたのである。





筑波1000で最も速いクルマは?」と問われたら、ワタクシは「国産限定ならばWRX-STIランエボ」と答える次第である。1000コースにもギリギリ合うサイズと、必要十分にあるパワーと、4WDがもたらすトラクションは、こういう小コースでもその実力を万遍無く発揮するのである。


ピット近くに固まってる人達の多くは常連のガチ勢であり、ゼッケンナンバー1桁台は一番速いグループのソレなのである。


中にはこういう人達も居たりするのである。デカい、重い、大排気量とコースのセオリーから悉く外れているアメ車勢であるが、楽しけりゃソレでおkである(笑)ガチでタイムを削りに行くのも楽しいが、タイムを考えずにエンジョイして走るのも走行会の楽しみ方の一つなのである。


そしてココに一台、ガチだのエンジョイだのといった枠を飛び越えた一台があるのである(笑)もう見ただけで分かると思うが、ガチとエンジョイの完全なる融合がココにあるのである(爆)もしもロンマニアの皆様がこのクルマに出会ったのならば、片目ずつ開けて見る事をオススメする次第である。両目で一気に見たら、眩しさで目が一気にやられてしまうからである(核爆)

*機械式デフの威力
 さて今回の目玉は何と言っても、新投入した機械式LSDの効果を試す為である。コレを入れた事によって走りがどう変わるのか、タイムはどれぐらい縮められるのか、有効活用するにはどうしたら良いか、ソレを今回は試しに来たのである:

コレが筑波1000コースのコース図である。デフを装着する前は第2コーナーと最終コーナーで立ち上がる時、純正デフが弱くて内輪が空転して、折角のトラクションが逃げてしまってたのである。その空転をトラクションに変えるためのアイテムが、他ならぬ機械式LSDなのである。

 でもって今回はスケジュールの都合上、ワタクシが実際走るよりも、プロによる同乗走行が先に来てしまったのである。というワケでプロには予め新たに機械式LSDを導入した事と、機械式LSDの仕様を簡易的に伝え、ソレを上手く活かすにはどうすれば良いかという質問をしてみたのである:

2019-1-20 プロアイズ筑波1000走行会・同乗走行
同乗走行の何が有意義って、ちゃんとした目的意識があれば、こうして有意義な回答が得られる事にあるのである。この時のタイムが43秒8で、前の同乗走行のタイムが44秒3だったから、一気に0.5秒ほど短縮できてしまったのである。分かってはいたが、やっぱデフは効果覿面だったのである(^-^)というワケで、早速ワタクシ自身の走りで試してみたのである:


2019-1-20 プロアイズ筑波1000走行会・1本目
まだ1本目で本気出して走ってはいないが、ソレでも44秒8とアッサリ自己ベストを0.15秒ほど更新できてしまったのである( v ̄▽ ̄)前に筑波2000で走った時から分かってたけど、やっぱコーナーの立ち上がりでトラクションが抜けないのである。ちゃんと踏めば踏んだだけ、タイヤが応えてくれるようになったのである。懸念されてた効き過ぎや効き足りなさも然程感じられなかったので、導入は成功だと言って過言ではないのである(^-^)では2本目を・・・と言いたいトコだがネタは大事にしたいので(笑)もうお暇しようと思う今日この頃であった。

f:id:LiongHMD:20190121234815j:plain