アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WE ARE THE NIGHTMARE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「栄光は水面の輪のようなものだ。輪は広がりすぎて消えてしまうまで、どんどん大きくなり続けるからである」
By ウィリアム・シェイクスピア

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*キモはタイヤ
 今回初めて筑波2000で試す【機械式LSD(以後デフ)】であるが、既に前回の筑波1000コースで試していて、プロの同乗時にもアドバイスを貰っていて、その結果を組んだショップに持っていって、今回はどうするかの相談もしてあるのである。色々考えた結果導き出されたのが「タイヤ圧が高過ぎたのでは」という事である。タイヤ圧が高いからデフが作動した時にタイヤが粘ってくれず、結果アクセルを開け過ぎると滑ってオーバーステア気味になるのではという事である。というワケで今回は今まで冷間1.9で合わせてたタイヤ圧を1.8まで落として、その結果デフの効きがどうなるのかを試したのである。

 幸い今回はドライコンディションなので、この手の検証にはうってつけの時期である。因みにもう何回も出てる&筑波2000は全国的に有名なので貼るまでもないと思うが、コース図を一応貼っておく次第である:

今までは第2ヘアピン出口と最終コーナー出口でアクセル入れると純正デフじゃ弱過ぎてタイヤが空転してトラクションが抜けてたので、その空転を防ぐために社外デフを投入したのである。さて、その結果どうなったかと言うと、こんな感じである:


2019-3-24 K-1スポーツ走行会in筑波2000・1本目
狙いは見事に的中して、冷間1.8にタイヤ圧を落とした結果、前回あったような滑りが解消されたのである(^-^)タイムは1分12秒547、前回のベストタイムを0.35秒ほど短縮できた次第である( v ̄▽ ̄)懸念されてたデフの過熱も、走った限りでは特に感じなかったのである。

*下げ過ぎに要注意
 たかが0.1気圧、されど0.1気圧である。たったソレだけで走りは全然変わるのだから、コレがクルマの面白さであり、同時に難しさでもあるのである。ワタクシのNDはもう大きく弄るトコは殆ど存在しないので、今後はこういうセッティング中心のチューニングになっていく事であろう。大きく弄るとしたらあとはブレーキロータークラッチぐらいだろうけど、こちらは交換したからといって劇的に速くなるモンでもないので、例外としていいであろう。さて、先ほど1本走って冷間1.8だったのが温間2.3に上がっていたので、試しに2.2まで落としてみたのである。

 よく「サーキット走行って同じトコをグルグル回ってるだけだけど、飽きないの?」って言われるが、上記が正に飽きない理由である。より速くなる為のセッティングの煮詰めに終わりがないのもだけど、ゴルフ同様に同じコースでも日によってコンディションが変わるのである。全く同じ条件で走れる事はまず無いから、何回グルグル回っても飽きないのである:

2019-3-24 K-1スポーツ走行会in筑波2000・2本目
2本目で更なる記録更新・・・と行きたかったのであるが、2本目は途中で赤旗中断を挟んでしまった→途中で混んでしまい、クリアラップ取れたのが1回しか無かったので、その1回を上手く活かせ切れなかった次第である(^_^;)モタスポ的にも政治的にも、やっぱ赤旗は忌むべきシロモノである(笑)

 通常だったら赤旗中断が出るようなのは滑り易いウェット時に多いのであるが、ココ筑波2000はちょっと特殊なのである。全国的に有名なコースであるが故に「筑波2000で何分何秒」って言うと箔が付くため、ドライコンディションの方が気合入れ過ぎて事故るヤツが増えるのである。現にワタクシも気合入れてタイム削りに行ってるんだから、人の事は言えないのである(笑)

2019-3-24 K-1スポーツ走行会in筑波2000・3本目
気合入れ過ぎてVDCが作動しちゃった→エンジン回転数が思った以上に落ちてタイムロスしたのもだけど、どうやらタイヤ圧を少し下げ過ぎたようなのである(´・ω・`)タイヤ圧を下げると確かにタイヤが粘る様になるのであるが、その反面タイヤが撓んでトラクションが吸収されちゃう事もあるので、加減が結構難しいのである(^_^;)残念ながら更なるベスト更新はならなかった次第である。

*家に帰るまでが走行会
 というワケで、2018~2019シーズン最後の筑波2000は終了である。次走るとしたら恐らく次シーズン、つまり年末頃だと思うのである。ゴールデンウィークを過ぎた辺りでシーズンも終わって、シーズンオフの夏にはブレーキなりタイヤなりの整備を済ませて、秋を過ぎたらまた再開って感じである。さて走行会と言えば、勿論恒例のアレもあるのである:


今回は冬の戻りとかやらで気温が低かった上に風も強かったから、恒例のジャンケン大会は室内で行われたのである。


今回ゲットできた景品がコレである。流石に独りモンのこの量は多過ぎる気がしないでもないが、まぁ震災用の蓄えとして持っておいても損じゃないであろう。


パッドとタイヤは街乗り用途なら何とかなると思うが、流石にまたサーキットを走るにはちょっと心配なのである(^_^;)特にブレーキはパッドだけでなくローターもあるので、合わせてシーズンオフに準備しておこうと思うのである。

 というワケで、今回もクルマを壊す事無く無事走り終えてきた次第である。やっぱ走行会で一番重要なのは「ちゃんと自走して家まで帰れる事」だと思うのである。ガチ勢でナンバー切ってあるサーキット専用車を積載車で持ってきたのなら兎も角、大多数は家から自走してきたのであるから、帰るためには自走できる必要があるのである:

取り敢えず今後の課題はタイヤとブレーキである。タイヤは左右ローテーションの出来る【ヨコハマA052】みたいな左右非対称タイヤを試したいってのがあるし、ブレーキはローターが要交換なら次は何にしようかって話である。でもまぁソレはシーズンオフになってから悩めばいいので、ひとまず休もうと思う今日この頃であった。

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