アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更にはGT-R&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

OUTLAW GENTLEMEN & SHADY LADIES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「やはり戦争は、腹いっぱいめし食っているやつには勝てない。というのは、銃も重いしその弾も重い。軽機関銃なんか更に重い。そんな重いものをもって動くのは、めしを食わないことには重くて動けない。」
By 水木しげる

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*パンチはワクチン
 抗体、つまり病気に対する免疫を身に着けるためには、最低でも一回はその病原体に感染しなきゃならんのである。ワクチンってのはコレを応用した予防法であり、超弱めた病原体を身体に入れる→病原体が超弱くても身体は免疫を作れる→今後同じ病原体に感染しても免疫が出来てるから無問題ってなるのである。コレは肉体だけでなく、精神や思考においても同じだとワタクシは考えているのである。良いモンの価値を知ろうと思ったら、少しでも良いから悪いモンを体験するか、或いは知識としてシッカリ知っておく必要があるのである。悪いヤツが普段どういう時間帯にどういうトコに居るのかが分かってなければ、安心して表を歩けんのと一緒である。

 最近話題になってる【アンパンマンのアンパンチは暴力なのか云々】に対するワタクシの見解が、上記のソレである。分かり易く言うと、子供にとってのアンパンチってのは、暴力に対するワクチンなのである(笑)幼い頃から可能な限り健全で安全な方法で暴力ってシロモノを知っておけば、大人になった時に暴力に対する免疫がソレなりに出来るのだから、暴力的ではあるが悪いモンではないのである:

アンパンチは暴力的!?記事編集長と議論! 2019年8月12日
ワタクシが言うまでもなく、古今東西世の中は暴力に満ち溢れているのである。武器や腕力による物理的な暴力は言うまでもなく、経済的なモンや政治的なモンや文化的なモンや官能的なモンに至るまで(笑)色んな形の暴力が世の中にはあるのである。確かに暴力がNGなのは間違いないが、じゃあ今日明日で暴力をこの世から無くせるのかと言われたら、答えはノーである。だからこそ「暴力は何か」をシッカリ知る必要があるのである。加担するにせよ避けるにせよ無くすにせよ、暴力をちゃんと分かってなきゃ話にならんのである。

*74年目の終戦記念(?)日
 何だかSNS上でサヨクが「戦争責任ガー」って五月蠅いなと思ったら、今年もまたこの日が来たのである。まぁこの戦争についての意見は色々あって、ワタクシもあの時代の事を物凄く知ってるのかと言われたらそうではないので、あまり突っ込んだ事は言わない次第である。だが「あの当時の大ニッポン帝国は愚かだったのか?」という問いに対するワタクシの答えは「間違いなくイエス」である。何が愚かだったって、1つは戦争に負けた事が、もう1つは戦争の負け方がヘタだった事がである。上記にもあるように、ワタクシは「戦争絶対にダメ」って単純に考えるナイーブなヤツではないのである。


終戦放送

 まず「戦争に負けた事」であるが、相手から仕掛けられた自衛戦争なら兎も角、自分から仕掛けていく戦争ってのは絶対に負けちゃダメなのである。今が正にそうなってるけど、自分で仕掛けた戦争に負けたら、負けた後にアホほど賠償を要求されるだけでなく、未来永劫その事をネチネチ責められるからである。だから勝てる見込みが無いのならば、絶対にこっちから仕掛けちゃいけないのである。ソコんトコ日露戦争から連戦連勝だった大ニッポン帝国はチョーシこき過ぎて、テメェを過大評価&相手を過小評価し過ぎてしまったのである。あの当時はハルノート突き付けられて「アメリカと戦争or内戦で国が分裂する」だったとはいえ、勇み足だったとしか言い様が無いのである。


THE LAST WAR|完全版・カラーでみる太平洋戦争

 もう1つの「戦争の負け方がヘタだった事」は、コレはまぁ経験の差だとしか言い様が無いのである。開国してからまだ3/4世紀ぐらいしか経ってなく、国際社会じゃ新参者だった大ニッポン帝国とは違い、欧米列強の連中は1000年以上も前から互いに戦争をし合ってて、只管勝ったの負けたのを繰り返しているから、戦争に勝つ方法だけでなく、負ける方法も熟知してるのである。チェスや将棋だってトッププロ同士の対局は駒が沢山残ってるのに投了する事があるが、ソレと一緒である。繰り返し言うが、大ニッポン帝国は悪ではないのである。ただ単に経験不足であり知識不足であり、にも関わらずビギナーズラックでチョーシこいて戦争を仕掛けてしまったバカなヤツなのである。

*戦争を知ろう
 こう書くと「ロンは戦争狂の反平和主義者」とか言われかねないので、弁明しとくとしようジャマイカ(笑)言うまでもなく、ワタクシも戦争には反対である。そりゃ戦争はしない方が自国にも他国にもメリットがデカいし、戦争は勝っても負けてもバリバリ遺恨が残るんだから、戦争しなくて済むならしない方が良いに決まってるのである。ワタクシはただ単に「だからと言って戦争や暴力や目の前にある現実問題から目を逸らして、声高々に理想主義を連呼したトコで、平和なんかやってこない」って思ってて、具体的かつ現実的なビジョンを今のニッポン国のニッポン人達に望んでるというだけの事である。


田母神俊雄「日本国防論」

【鍛冶俊樹】国防の常識~日本がめざすべき5つの防衛とは?[桜H24/8/8]

 そう、戦争をしないためにはどうすれば良いって、大ニッポン帝国の時みたいに矢鱈滅多に富国強兵にする事でもなく、かと言ってサヨクが言ってるみたいに非武装中立にして戦争や暴力から徹底的に距離を置く事ではないのである。一番大事なのは「客観的かつ具体的に正しく戦争を知る」って事である。クルマや飛行機は一歩間違えば簡単に人の命を奪える危険な乗り物だけど、ルールを守って正しい知識の下で使えば安全なのと同じである。戦争を正しく知り、感情論やイデオロギーに流される事無く、ホントに必要なモンをシッカリ揃え、ホントに必要な努力をシッカリする。ソレが平和を守るという事だと思う今日この頃であった。

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