アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GHOSTS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「私たちは年々老いていくのではなく、日々新しくなっていく」
By エミリー・ディキンソン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*約束された2021年超絶ヒット商品
 ロンマニアの皆様、あけおめことよろであるm(_ _)m毎年の事であるが、今日がブログの書き初めである。さてサブタイの商品は一体何かと問われたら、勿論答えは「新コロワクチン」である。もうファイザーのソレがアメリカで出回り始めて、続いてモデルナとかアストラゼネカからも出荷されて、ニッポンでもシオノギとかタケダとかが治験真っ最中→終わり次第国内生産ってトコであろう。無論、初回分は各国政府が無償で全国民に提供するであろうが、問題は「この一回分で一生分の免疫が得られるのか?」である。ニッポン脳炎やBCGや風疹麻疹なら一回でほぼ終わりだが、残念ながら新コロはRNAウィルスである。そう、効果を持続させるためには定期的に打つ必要があるのである。

 多分だけど、今後はインフルエンザと並んで、新コロワクチンも同時に接種するようになるんじゃないかとワタクシは推測してるのである。バラバラに打つぐらいだったら一緒にまとめて、名付けて「インコロワクチン」である(笑)二回目以降は政府からの補助が付くとはいえ、基本的に有料になるであろう、でもって当然だけど、製薬会社は超絶ガッポリ儲かるワケである:

ワクチン接種本格開始 イタリアなどEU各国
でもってニッポンにも新コロワクチン作ってる製薬会社は多数あるので、治験に成功したら当然ウハウハであろう。ワクチンの何が一番重要かって、実際効くか効かないか、副作用が云々ではなく、何と言っても「安心感を与えられる」って事である。

 先日も述べたが、新コロの何が一番怖いって、人々に不安を与えてる事である。ただ単純に「治療法もワクチンも無い」って言われるだけで、必要以上に怯えてしまうのである。という事は逆に言えば「治療法やワクチンさえあれば、実際減るかどうかは別として、少なくとも安心はする」って事である。新コロが一番深刻なダメージを与えるのは経済であり、そして経済は人間の感情に左右されるのであるから、安心を与えられれば経済は復活するのである。新コロに対し有効なのはアビガンでもイベルメクチンでもデキサメタゾンでもなく、実は安心感なのである。人間は今尚、理論よりも感情で強く動くナマモノなのである。

*2021年が終わりの始まり
 ソレと同時に、終わりが見え始めた産業があるのである。ソレはズバリ「チューニング業界」である。ワタクシの見立てでは、新型フェアレディZとGRヤリスと新型86/BRZを最後の輝きとして、ソレ以降は急激に衰退していくと予想してるのである。何故そうなるって、恐らく上記車種が最後の純粋な内燃機関(ICE)車になるだろうからである。もう世界各国で2030年ぐらいを目安にICE車の発売を禁止する方向に向かってるし、早いトコだと2025年なんてトコもある。でもってニッポン車メーカーが最も得意とするのはハイブリッド(HV)車であり、F1もWECもWRC(22年から)もHVが主流になるのだから、スポーツカーの電動化は最早避けられない運命にあるのである。

 でもってスポーツカーというシロモノは大概6~8年は継続販売されるモンであり、上記車種のフルモデルチェンジは2026~2028年ぐらいって事である。フツーに考えれば、将来を見越してHV化されるであろう。でもってチューニング業界がHVを弄れるかと問われたら、答えはノーである。技術が高度になり過ぎて、メーカー以外では手を出す事が出来ないからである:

ランボルギーニ、ハイブリッドスポーツカー発表
エンジンだけならまだしも、今後はサスペンションもブレーキも何もかも電子制御が入って来るのである。2021年11月以降のクルマは自動ブレーキが義務化→足回りやブレーキやタイヤが純正である事を前提にして自動ブレーキシステムが作られるだろうから、安易に手を加えるワケにはいかなくなる事が予想されるのである。

 エンジンをパワーアップできない&車高も下げられない&ホイール交換が迂闊にできないとなれば、もうこの時点でチューニングの意義が9割ぐらい失われてしまうのである。2021年以前に発売されたクルマのチューニングで今は食っていけるだろうけど、今後はどうなるんだって話である。でもって上記の新型Zやヤリスや新86/BRZがS15やFD3SBNR32ほど売れるかと問われたら、答えはノーである。90年代のクルマの良好個体が尽きたら業界の崩壊第一波が襲ってきて、新型Zやヤリスや新86/BRZの良好個体が尽きたら業界崩壊第二波が襲ってくるのである。その後は極僅かなHVも弄れるハイレベルなショップか、一部のクラシックカー専門店しか生き残れないであろうとワタクシは思うのである。

*2021年は原発の年?
 でもって肝心なそのICE禁止&HVやEVへの移行であるが、ワタクシはソコまで上手く行かないと思うのである。技術的な云々、インフラ的な云々もそうだけど、問題はやはり「EVやHVって実は環境に優しくないから」である。バッテリーやモーターの製造過程において相当な環境汚染が起こるのに加え、EVやHVを動かすための電気を起こすのも環境負荷がデカいからである:

環境対策の採算見込めず 石炭火力発電計画断念へ(19/02/01)
クルマそのものが環境を汚染しなくても、製造工場や発電所が汚染を広めてたら意味が無いのである。でもって今後EVやHVが増えたら消費電力が格段に上がるのであるが、その電力を何処で補うんだって話である。

 が、実は環境を殆ど汚さずにガッツリ発電できる方法が一つだけあるのである。サブタイにもあるように、原発である。確かに原発放射能漏れを起こしたら色々とヤバいのであるが、逆を言えば「放射能漏れさえ起こさなければ攻守最強の発電方法である」って事でもあるのである:

火力発電は煙が酷い

水力発電は自然破壊がある

風力発電は発電量が弱い

太陽光発電は効率が悪い

( ゚Д゚)マズー

その点、原子力は漏れさえしなければ攻守最強

漏れを防ぐためにはコストがかかるけど、自然環境の為にはしゃーない

世界中で原発がガンガン建てられまくる

(゚д゚)ウマー?

という具合に、2021年を皮切りに原発ブームが巻き起こるんじゃないかと思うのである(笑)そう、原発が何故漏れるかって、コストを掛けてないからである。アメリカの原子力空母や原子力潜水艦レベルにコストかけて安全性を高めれば、漏れる可能性は大幅に減らせるのである。そう、自然環境をマジのガチで考えてるのならば、コストを惜しんではならないのである。犠牲を払わずに行われる善行は偽善、改めてそう思う今日この頃であった。

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